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今代司(イマヨツカサ)酒造(新潟市)の酒蔵見学はとてもオススメ!

2022年01月13日 01時00分00秒 | イベント・外出

 JR新潟駅から徒歩10分ほどの所にある今代司(イマヨツカサ)酒造で無料で約30分~40分の酒蔵見学やテイスティングができると、ホテルにあったチラシ等にあったので、当日朝にネットで予約して平日の13時からの回に一人で参加しました♪

 入口はとても新しく綺麗で、そして店内のお酒などの商品展示等も明るく美しく素晴らしい酒蔵でした♪

↑店構え

 店に入ってまっすぐ酒蔵見学案内の方へ進み、スリッパに履き替えて時間まで待ちます♪
学案内

 その周りには日本酒作りや新潟の説明、無料テイスティングの説明などがありましたね♪

↑日本酒作り

↑新潟の説明

 新潟は江戸時代から明治初期には、京都や江戸と合わせて日本三大花街と呼ばれたようで、当時は江戸より人口が多かったとは驚きましたね。
 米どころですし北前船で繁栄していたようです。
 そのため酒造業も栄えたようです。

↑テイスティングの説明

 テイスティングは甘酒含めて3種類無料ででき、LINEの新規友達登録で今代一が無料でテイスティングできるとのことでしたね♪
 色んな種類の日本酒をテイスティングするには1,000円支払えば良いとのことでした♪
これは酒好きには色んな味を楽しめ嬉しいと思います♪
 そして時間となり説明を伺います♪
 今回は10人ほどの参加でしたね♪
 先代から優しく懇切丁寧にわかりやすく説明して頂きました♪

↑先代の説明

 大きなタンクがありますが、4月まで仕込んだ新酒を保管していて、10月から出荷待ちで、6月までには全部売りたいとのことでしたね♪

↑大きな緑色のタンク

 今はコロナ禍で売れないことから、生産を減らし、ただ契約栽培で米はきちんと買わないといけないから、余った麹で贅沢な梅酒を作ったりもしているようです。
今、梅酒を買うのは良いかもしれません。

 そのお酒の原材料であるお米ですが、この今代司では山田錦ではなく
500万石の米を使っているようです。
 その方がこの土地や水に合っているようでしたね。

その米の袋が置かれていました♪

↑五百万石の米

 その五百万石の袋の表面には60%と書かれていましたが、これは40%削っている吟醸用のお米とのことでしたね。

50%削ると大吟醸となるようです。

 この今代司は、醸造アルコールを入れない純米酒だけ作っている珍しい酒蔵とのことで、新潟県で88ある酒蔵のうち純米酒だけを作っているのはまだ3つだけとのことでしたね。

 今代司は新潟県内では戦後初めて平成16年から純米酒だけ製造となり、新潟県でその他に純米酒だけの蔵元は、現在は上善如水の白瀧酒造、加茂市の雪椿酒造だけとのことでした。
貴重ですね。

 江戸時代は当然全量純米酒でしたが、戦争中に満州では厳冬であることから日本酒が凍ってしまうため、凍らないように醸造アルコールを入れ始めたのが現在につながっていると読んだことがあります。
 そういう意味では純米酒に酒蔵が絞るというのは原点回帰なのかもしれません。

 ちなみに酒造りには一日1トン米を蒸すとはさすがの量でしたね。

 なお削った糠は、鶏や豚のエサとなるようで、その中でも白い良質のものは、せんべい屋に原料として売るようです。
なるほどエコですね!

 それから酒蔵はお酒造りには雑菌の影響を受けやすいことから掃除が大切で、半分の仕事は掃除とはさすがでしたね。

 そして奥の方に歩くとタンクがいくつもあり、それぞれのタンクの大きさは素人目では同じ大きさのように見えますが、たとえば以下の写真の通り11,295リットルだったり、11,265リットルと実際は微妙に違うようで、それは酒税を正確に支払うため厳密に計測されているようです。
 ほんの少しの大きさの違いで容量が微妙に変わるとはなるほどです。

↑タンク

↑タンク

 それから今度は白いタンクの方へ行きます♪
 これはお酒が仕込まれているタンクとのことでした。

↑白いタンク

 ちなみにタンクは昔の製造はホウロウとのことで確かに緑色のタンクは金属で固く、逆に現在はプラスチックのFRPが材質とのことで、確かに白いタンクを触ると弾力がありプラスチックでしたね♪

 それから冬場で3℃位の気温でも、お酒が仕込まれていると、その麹の発酵により冬場でも20℃にまで気温が上がるようです。

 麹が分解されてお酒になりますが、温度があまり高いと雑味となるので、そのため温度を下げることが重要なようです。

 特に大吟醸は酵母が死ぬか生きるかの温度にするのが大切とのことでしたね。
 そのためタンクの下には自動温度調整器があり、一定の温度に保たれていました。

↑温度調整器

 ただ毎年同じ温度にすれば良いというわけではなく、例えば米の出来等でも温度の調節をするようです。
 具体的には稲が成長している時に日照りや大雨があったかなどで温度を変え、その他いろんな要因による仮説を立てて、温度を何度にするのが良いのかを考えて実行するのが酒蔵の腕の見せどころのようです。
 失敗するとお酒が駄目になってしまうので一発勝負のようです。
その辺りがかなり難しいようでした。
 そのため何度に設定するかは門外不出のようでした。
 ただ新潟県の酒蔵同士は、良い酒を造るために仲が良くて意見交換したり、イベントを仲良くするようで素晴らしいと思いましたね♪

 ちなみに、酒はマイナス20℃位で凍るようです。

 そして酒造りは最後に活性炭素の中に入れて濾過して透明なお酒にするとのことでした。

 白濁のもろみは、0℃の寒いろ過器がある部屋までホースで通すとのこtでした。

↑ろ過器がある部屋

 そのろ過器のフィルターを外すと酒粕が取れるようで、12月上旬に酒粕ができるので、その時期は酒粕の販売もしているようでした。

↑酒粕が付いたフィルター

 それから奥の酒蔵は、大正時代の蔵を移設したもので、釘を使わない工法とは素晴らしかったですね♪

↑奥の酒蔵の階段や天井

 そして違う道を通って元の入口に戻ります♪

↑元に入口に向かう

 その途中には酒蔵らしいハッピや焼印のものなどがありましたね♪

↑ハッピ等

 そして美しい酒瓶が飾られていました♪
 東京のデザイナーによるデザインとのことで、最近はセンスがある格好良い商品が多いですね♪
これは部屋を飾ることにもなり、買いたくなります♪

↑美しい酒瓶たち

 それから改めて今代司は、醸造アルコールの添加を行わない全国的にも珍しい全量純米酒製造の酒蔵で、仕込み水は、新潟のブランド名水「菅名岳」の天然水を100%使用し、酒造好適米を100%使用しているという説明がありました。

↑今代司の説明

 また創業は1767年とは、江戸時代からの老舗ですね!
 ただ創業当時は酒の卸しや旅館業などをしていたようで、酒蔵に本格参入したのは明治時代中期のようです。
 繁栄のためには時代に応じて適宜変化することが大切なようです。

 この沼垂(ぬったり)では、きれいな伏流水が出て、栗ノ木川を利用した運搬が便利だったため酒造りを始めたとはなるほどです。

↑創業1767年

 また当時は金魚が泳げるほど水で薄める「金魚酒」と呼ばれる悪質なお酒も出回っていたようですが、今代司は一切水で薄めなかったので、そのため大繁盛していたようです。
 新潟市内の大半のお店で当時は今代司が取り扱われていたとはさすがですね。

↑金魚酒等

 それから純米吟醸や純米大吟醸の違いの説明が実物であり、分かりやすくて良かったです♪

↑純米吟醸や純米大吟醸の違い

 そして精米の説明がありました♪
 お米の外側には酒造りの妨げとなるタンパク質や脂肪などが含まれており、そのためそれらを取り除くためお米は磨かれるようです。
 ちなみに酒米は、米作り全体の15%とのことでしたね。
残りの85%は食用ということです。

↑精米と酒米

 それからこの今代司は、JR東日本のキャンペーンポスターのロケ地としても使われ、各地の電車内に掲載されたようです♪
さすがポスターは綺麗です♪

↑JR東日本のキャンペーンポスター

↑JR東日本のキャンペーンポスター

 以上で酒蔵見学は終わり、実際にテイスティングができ、買い物を楽しみました♪
 確か11,000円以上購入で送料無料となっていましたね♪
冷蔵でも送れました。

↑無料テイスティング

↑LINEお友達で無料テイスティング

↑有料テイスティング

 店内はかなり明るく綺麗で買いやすく素晴らしかったですね♪

↑店内

↑店内

 牡蠣に合った日本酒もあり、牡蠣缶と一緒に購入しました♪

↑牡蠣に合う日本酒

↑牡蠣缶

 その他にセットものや、今代司の銚子やお猪口も記念に買ってみましたね♪

 それからコンテスト金賞の賞状等も海外含めて貼られていて改めて今代司は素晴らしいと思います♪

↑コンテスト金賞賞状等

↑賞状

↑賞状

 今代司の無料酒蔵見学は、先代により分かりやすく懇切丁寧に説明が和気あいあいとして楽しくあり、またかなり明るく綺麗な店内でテイスティングやお買い物を楽しめとてもオススメです!


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