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夫のトリセツ(黒川伊保子)という本はとてもオススメ!

2019年12月20日 01時00分00秒 | 
夫のトリセツ (講談社+α新書)
黒川 伊保子
講談社
 
 「夫のトリセツ」という本は、このブログで以前「妻のトリセツ」を紹介しましたが、今回は逆で、女性のための夫の取扱説明書です♪
 
 目からウロコの男性脳の生態を書き尽くしたもので、これで夫について理解が深まり、「思いやりがない」「話が通じない」「わかってくれない」「とにかく苛立つ」「一緒にいる意味がない」などの夫に対する不満の理由がよく分かる内容となっています♪
 
具体的には主に以下について書かれていましたね♪
 
・夫の対話力が低いのは夫の母親のせいだが、心掛けて用事のない会話をするのがコツ
・こういう時にはこう言ってとルール化するのが良い
・男性脳は定番が気持ちいい
・男は、安寧な沈黙でぼうっとしたときストレスから解放される
・男性脳は戦いに勝ち、問題解決を急がなければならないので共感は二の次
・男は30秒以内に問題解決のテーマが見つからない話は妻の話がモスキート音に聞こえ出す
・男の子はぼんやりしている間に空間認知力(理系、アートの基礎力)を研ぎ澄ましている
・頭に浮かんだことを浮かんだ順にべらべらしゃべり続ける女性は男性の好感度が低い
・男性に話しかける時はまず視界に入る場所まで行って名前を呼び、2~3秒待って本題に入る
・男性と話すときは結論から言う
・夫には朝からやったことを列挙すると妻の所作をようやく理解してくれる
・姑は敵ではない。その懐に飛び込むのも手
・夫に自分の不安をぶちまけるな
・自分にできないことを明確に夫に丸投げして、あなたがいなきゃ生きていけないと表現することも大事
 
夫のトリセツという本は、夫について理解を深め、より良い夫婦生活のためにとてもオススメです! 
 
以下はこの本のポイント等です♪
 
・女性脳の生殖戦略は意外に残酷だ。生殖(生存と繁殖)のために、動物の脳は動いている。繁殖するためには、できるだけ免疫力の高い相手をゲットして(実は見た目の魅力は免疫力の高さに比例している)、かつ、できるだけたくさんの遺伝子の組み合わせを残す必要がある。このため、動物としての本能は、一人の異性に人生を捧げる気はまったくないのである。哺乳類のメスは、妊娠・授乳・子育て期に守ってもらわなければならないので、一定期間、一個体のオスにロックオンするのだが、子育てが一段落すると、脳は「もっと免疫力の高い男を探そうよ、この目の前の男はダメだよ」とささやくようになる。こうなると、目の前の男が癪にさわるようになる。惚れたときには美点だったところまで、すべて欠点に見えてくるのである。人として誠実であるということは、この女性脳のワナを乗り越えていくということだ。繁殖録の高い女性ほど本能が強く働く。そういう女性ほど美しく、魅力的だ。当然モテる。脳の機能性から言えば、多様な遺伝子の組み合わせを作ろうとするほうが自然だと私は思う。
 
・我が家の夫は私の話を優しく聞いてくれる。なぜなら、私が、最初に言ってあげるからだ。「今日、私に起こった悲しい出来事を話してあげるね。あなたがするのは、優しい共感。わかった?」何度かこれをしたら定着し、今は、暗黙の了解で、共感とねぎらいで話を聞いてくれている。
 
・夫の対話力が低いのは、夫の母親のせいだが、だからと言って、放ってもおけない。妻の方が、夫と長く生きるのだから。息子も夫も、コツは一緒。心がけて用事のない会話をすることだ。「今日の空みたいな、ふんわりした青が好きだな。あなたは?」とか、「ガラスの風鈴と鉄の風鈴、どっちが好き?」とか、「ブカレストってどこにあるの?」とか、「一番好きなマーベルヒーローは誰?」とか。なんでも。
 
・「こういうときには、こう言って」をルール化してしまうのもいい。妻がテンパったら、とるものもとりあえず「大丈夫?かわいそうに」と言うこと。これは我が家の鉄則にしてある。先日なんて、夫の言ったことで私が「きーっ」となったのに、慌てて飛んできて、「大丈夫?かわいそうに」となぐさめてくれた。「いやいや、あんたのせいだよ~」と心の中で叫んだけれど、なんだか笑えて許せてしまった。こんな失敗もたまにはあるけど、男性脳は規則にすると遵守しやすい。「気を利かせて、察して優しくしてね」というのが、うんと難しいのだ。
 
・幼かった息子が、ある日、原稿が書けないで頭を抱えていた私を抱きしめて、背中をとんとんしてくれた。頭が痛くて苦しんでいると思ったのだろう。自分が体調の悪いときにしてもらうことをしてくれたのである。そうしたら、不思議なことに、するすると原稿が書けたのだ。その日から、「書けない・・・うぐぐ」「大丈夫?(とんとん)」が、私たちの定番になった。
 
・男性脳は「定番」が気持ちいい。古代から狩りを担当してきた男性たちの脳は、遠くから飛んでくるものに瞬時に照準が合うように、そして、その距離感が即座に測れるように、脳と眼球を制御している。遠くに集中するためには、身の回りが定番で固められていることが望ましい。安心して遠くに意識を集中できるからだ。時速350kmを超えるバイクにまたがる世界トップクラスのレーサーは、キャビンの中のものの配置、たとえば、ヘルメットやグローブの置き方にミリ単位でこだわるのだそうだ。そして、毎回、同じ所作でコースに出ていく。右、左、前、後ろの順番を決して変えない。ライディングスーツのゆがみを直す順番もいつも一緒。この定番がちょっとでも壊れると、事故につながりかねないのだそうだ。
 
・男たちは、「毎日、家に帰る」とか「毎日働き、毎月給料を入れる」とか、そんな「定番の繰り返し」を愛の証として頑張っているのである。そんなこと、妻にとっては当たり前に過ぎない。「定番」を差し出す夫に、「非定番」しか評価しない妻。これじゃ永遠に愛は見えやしない。そんなことで愛を測っていたら女は自滅するだけだ。
 
・「記念日」と「具合が悪いとき」には、特に気をつけたほうがいい。日頃、何もしてくれない夫に、妻が期待を一心に寄せてしまいがちな日だからだ。「せめてこの日「記念日」だけは」とか、「せめてこんなとき(具合が悪いとき)だけは」、言わなくてもやってくれることを夫の愛の踏み絵にしてしまうと、確実に絶望する。記念日を祝いたければ、行きたいレストランの電話番号を夫に渡して、予約と支払いだけやってもらえばいい。具合が悪いときは「あれとこれを買ってきて」と具体的に頼もう。
 
・欧米のレディファーストはよくできていると思う。男性脳には「紳士のマナー」としてルール化し、女性脳には「気を利かして、優しくしてくれた」と思い込ませるアイテムでできている。ドアを開けて待ってあげたり、席を譲ってあげたり、イスを立つときに、さりげなく手を差しのべてあげたり。ちなみにこういうマナーも母親が息子に教えるものだ。
 
・女は、おしゃべりと共感で生存可能性が上がるので、おしゃべりをすればするほど、ストレスから解放される。男は、沈黙と問題解決で生存可能性が上がるので、安寧な沈黙でぼうっとしたとき、ストレスから解放される。ひたすらしゃべる妻と、ぼうっとして話を聞いていない夫。これは、ある意味、最善の方法なのである。互いに、脳の緊張を解いている状態だからだ。妻が、話を聞いていない夫に、腹を立てさえしなければ。そして、夫が、妻の話を聞かなきゃ、と努力さえしなければ。
 
・男性脳は、戦いに勝ち、問題解決を急がなければならないので、共感は二の次。とっさには、その必要性を感じない。このため、女性の「共感がなければ生きていけない」という気持ちを理解することはできないのである。夫に共感してもらおうと思ったら、明確にそうお願いするしかない。「今から私が話すことには、共感だけしてくれればいい。問題解決は要らないから」と。
 
・男は空間認知の信号を最大限に使うためには、言語解析の信号をふりむけるしかない。このため、言語の入力を止めてしまう。音声認識エンジンを切ってしまうのである。つまり、妻の話がモスキート音に聞こえだす。ほえほえほーひーぷー、っていう感じかしら。これは男性脳という装置の正体だ。話し始めて30秒以内に目的(問題解決のテーマ)が見つからない話は、3分ももたない。彼に誠意がないわけでも、愛がないわけでも、ボケッとしているわけでもない。それどころか、妻を危険から守るための空間認知能力を最大限に働かせ始めたのである。
 
・男の子や、後に理系やアートの領域で活躍する女の子は、日常、かなりぼんやりして見える。ぼんやりしている間に、空間認知力(理系、アートの基礎力)を研ぎ澄ましているからだ。空間認知を司る小脳の発達臨海期(機能が取りそろってしまう時期)の8歳までに、どれだけぼんやりできたかで、後の理系の力が決まると言えるかもしれない。ぼんやりしがちな子どもを持ったら、せっついて習い事なんかさせずに、やりたいことをやらせておいたほうが、才能が開花する可能性が高い。ちなみに、うちの息子のぼんやりぶりは群を抜いていた。1歩あるいてはぼうっ、2歩あるいてはぼうっ、という感じ。小学1年生の2学期、ある日学校から帰ってきた息子が、「ママ、今日、学校で不思議なことがあったんだ」と言ったことがあった。「学校についたら、2時間目だったの」ここまでぼんやりされると、もう笑うしかない。私は「こりゃ、筋金入りの理系脳で、戦略家かもしれないだといいなと思って、できる限り放っておいた。彼は習い事もせず、塾にも行かず、物理学の大学院を出た。自動車の設計を経て、今は会社経営に携わっている。週末は狩人でもあり、森を手に入れて開拓もしている。そう考えると、かなりコスパのいい子育てだったと思う。
 
・おしゃべりにストレスを感じる男性脳相手に、「頭に浮かんだことを、浮かんだ順にべらべらしゃべり続ける女性」は、気をつけが方がいい。思いのほか、男性の好感度が低い。声をかけてくれる男性がいないわけじゃないのに、プロポーズされにくい。ビジネスシーンでは、能力が低いと勘違いされてしまう。
 
・私は若い女性や、子育て中の女性たちが、延々とネガティブなことを言い、自分中心に振る舞うことに、嫌な感情はいっさい抱かない。「あー、危機回避能力を上げてるな。よしよし」という感じ。それで言えば、ぼんやりする男子にも、「あー、空間認知力を上げてるな。よしよし」という感じだ。脳が分かると、周囲にかなり寛大になれる。脳には「欠点だけ」の機能なんてないからだ。愚痴の垂れ流しも危機回避能力のため、ぼんやりも空間認知力のため。失敗だって、勘やセンスを養うための脳のエクササイズだ。男性は「懲りずに失敗を重ねながら、日々ぼんやりしている男」が最も優秀だし、女性は「失敗に動揺しながら、べらべらしゃべる女」が最も優秀なのだ。
 
・男性に話しかける時は、
①まず、視界に入る場所まで行って名前を呼ぶ
②2~3秒間待って本題に入る
この2段階制御を忘れずに。とにかく、話し始めはゆっくりと。音声認識のスイッチさえ入れば、後は早口でも大丈夫だ。これだけで、家庭内の「何それ!?」が格段に減る。職場では男子部下の信頼度が上がる。本当です。
 
・男性と話すときは、結論(結論を出すための会話なら目的)から言おう。法事の相談ならこんな感じ。「お母様の三回忌について話があるの。ポイントは3つ。いつやるか、どこでやるか、誰を呼ぶか」最初にこう言ってあげれば、妻の話も、そうおすモスキート音に変わらない。なんなら、リビングにホワイトボードがあって、議題として書いておけば、さらに集中力は途切れない。息子への説教も同じだ。「あなたの部屋が片付いていない点について話があるの。ポイントは3つ。枕元、机の下、廊下にはみ出した衣類」
 
・私自身はコンサルタント時代にボスに指摘された。「君は、経緯から長々としゃべるだろ。あれはバカに見えるからやめなさい。クライアントに質問をされたら、先に、結論を言ってやれ。詳細説明するときは、ポイントの数を言うこと」これをするようになってから、ほどなく「黒川さんは頭がいい」と言われるようになり、コンサルティング依頼が増えた。私自身が「ウソでしょ」と思うくらいに、男性たちの反応は大きかったのである。後に男性脳が「ゴール指向」であることを知り、このアドバイスの的確さに舌を巻いた。
 
・私なら「朝から、保育園の支度をして、ご飯作って、ぐずるあの子をなだめながら保育園に連れて行って、会社に行って、お昼も食べずに働いて、保育園に迎えに行って、スーパー寄って、ご飯作って、その間に洗濯機を回して、あ、その前に、あなたのワイシャツの襟汚れにスプレーもして、子どもにご飯食べさせて、お風呂に入れて、絵本を読んで・・・。本当は家族のためにもっともっとしてあげたいの。お部屋もきれいに片づけたい。どうしたら24時間でそれができるの?え~ん」と泣く。この「朝からやったことを列挙する」は、結構効く。男性は女性の所作を認知していないので、妻がどんなに身を粉にしているか、わかっていないのである。
 
・姑は敵じゃない。その懐に飛び込んでしまうというのも一つの手だ。「お義母さん、一緒に保育園を見に行ってくれない?私だけじゃ見落としがあるかもしれないから」と、最初から巻きこんじゃえばいい。夢と不安も、姑に聞いてもらったらいい。姑は夫よりずっと腹がすわっているからね。
 
・夫に自分の不安をぶちまけるな。妻が何かを始めようと思ったら、夫は、不安の増幅器であると心得よ。
 
・「今日はご飯作りたくない。ただ、だらだらしたい」なんてことは、真面目な主婦は言いにくいよね。私は言いにくいことにはキャッチフレーズをつける。「家族みんなの幸せのために、今日、お母さん、ご飯作らない」と宣言してしまう。「どういうこと?」と聞かれたら「今日はとにかく疲れていて、今、ご飯作ったら、きっとイライラしてキレちゃうと思うのよ」と告白する。夫と息子は、爆発物でも発見したかのように、そうっと後ずさって何とかしてくれる。愚痴や文句の形にすると、「大変なのは、君だけじゃない」「俺だって忙しいんだよ」なんて言い返されて心が望んだところには着地しない。
 
・私は男性にはよく「ウルトラマンの妻になったところを想像してみて」と言う。ウルトラマンである。何万光年のかなたの、知らない星の子どもの命を救いに、命がけででかけちゃうんだ。この夫は。妻としてはわけがわからないが、それが、男の使命だというのなら、行ってらっしゃい、である。地球に3ヶ月の単身赴任。そんなことで妻は絶望したりしない。妻がウルトラマンに絶望するのはウルトラマンが弱みを見せないから。たまに帰ってきて、黙ってご飯を食べて、また出かける。それでは、自分がここにいる理由がない。彼の人生から締め出されたような気持ちになってしまうだろう。ウルトラマンは、妻に弱音を吐かなくちゃ。「今日、ゼットンにここ蹴られて、痛かったの」くらい言って甘えればいいのだ。「大丈夫?うるちゃん、ふぅふぅしてあげるね」「ありがとう。君のおかげで、僕はまた戦えるよ」そんな風に心を通わすことができれば、妻にとって、夫はかけがえのないものになっていく。ほらね、愛は、してくれることよりも、してあげることで強まるのである。子どもがかけがえがないのは、命を与え、食べさせ、世話をし続けるからだ。猫がかわいいのは、手がかかるからだ。だから、夫の愛は、してもらうことでも稼がなきゃ。
 
・自分にできないことを明確に夫に丸投げして、「あなたがいなきゃ、生きていけない」を表現することも大事である。蕎麦がうまくゆでられない、テレビの予約録画ができない、縦列駐車ができない。そんな些細なことでいい。
 
・レストランで、壁際の二人席に座るときは、絶対に女性を壁際に座らせなければならない。男性が壁際に座ると、カップルはうまくいかない。理由は、壁を背にして座ると、店全体を眺めることになるからだ。男性の目線は、店全体を泳ぎ、扉を開けて入ってきた女性や、テーブル間を動くウェイトレスにけっこうしっかりと照準を合わせてしまう。これは、狩りをしながら進化してきた男性脳の自然な所作なのだが、ロマンティックモードの女性脳には、「自分に集中してくれない。気のない男」に見えてしまうのである。
 

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