「人間ぎらいのマーケティング 人と会わずに稼ぐ方法」という本は、人と会うととても疲れてしまう著者「林 直人さん」が、「人と会わずに」「毎年100人以上の生徒を集める」ネット家庭教師業を運営している中で、いかに「人と会わずに」「社会に貢献しながら」「しっかり稼ぐ」かについてそれらノウハウを分かりやすくまとめたものとなります♪
その本書の主な構成は以下となっています♪
(1)人間ぎらいとは何か?
・人間ぎらいの一日のスケジュール
・人間ぎらいの売る商品の選び方
・人間ぎらいのお客様の集め方
・人間ぎらいの仕事仲間を手に入れる方法
(2)マーケティングとは何か?
・始めにくい商売が良い
・マーケティングとは、お客様の不安不満を汲み取り、適切な価格・品質の解決策を提供すること
・役所が提供しているサービスに商機がある
・ものすごく丁寧に限界を超えて作ったモノだけが初めて売れる
(3)集客方法
・集客は広告、YouTube動画、書籍、SEO、SNS、広報(テレビ・ネットテレビ・ラジオ・雑誌)、紹介
・広告で無駄金を使ってしまう失敗一覧
・動画は最も購入率が高い絶対やるべき方法
・書籍は専門書、一般書の二刀流で出版することが不可欠
・紹介を実現するには+αのサプライズプレゼントの上にきっちり結果を出し切ること
(4)人と会わずに稼げるビジネスの思いつき方
・できっこないビジネスを考える
・どんなに小さくても1位を確保する
(5)人と会わずに稼げるビジネスの実験
・徹底的に相手の欲望にささるようにトップページ作成
・お客様の真の欲望は何かを徹底的に考える
・すぐ結果に結びつくのはYOUTube
(6)人と会わずに稼げるビジネスの拡大方法
・拡大しにくい商売に限る
・〆切り通りに納品し高いクオリティの成果物を出す人の見抜き方
・変化がなければ倒産・事業撤退・退職だけ
(7)「YouTube」「Amazon」「SNS」「Google広告」の実際
・宣伝・広告の費用対効果はリアリティに比例
・YouTubeの強みは圧倒的なリアリティ感じ
・Amazonの強みは衝動買いを生みやすい
・Google検索は3番以内に入らなければ無も同然
(8)具体的なYouTube活用法
・大切なのはチャンネル登録者数ではなく買う気のある視聴者数
・お金か手間をかけるならサムネと字幕
・チャンネル紹介動画は美人と一緒が良く本能には勝てない
(9)具体的なAmazon活用法
・本からお客様が来るような商売が良い
・レビューで☆5がつきやすい本、つきにくい本
(10)具体的なGoogle活用法
・儲かるキーワードの見抜き方
・検索上位になっても売上・利益が上がらないWebサイト
(11)Google広告活用法
・Google広告にはムダにお金を使わせるためのワナが100個以上
・大喜びしたお客様の体験記より素晴らしい広告は書けない
「人間ぎらいのマーケティング 人と会わずに稼ぐ方法」という本は、人間ぎらいの人向けに、どういう商売を思いつき、どうやって始め・拡大・宣伝・広告・稼ぐか等について分かりやすく説明されていてとてもオススメです!
以下は本書のポイント等です♪
・引きこもりは素晴らしい。何せ常時家にいますから、ネット家庭教師の仕事で遅刻するということがありません。
・引きこもりが素晴らしいもう一つの理由は人の心の痛みが分かることです。受験生は様々な精神的な悩みを抱えています。引きこもりの講師であれば、そういう悩みを当事者として理解することができます。また突然体調が悪くなってシフトに穴が空いてしまっても、3分以内にはシフトの穴が埋まります。みんなで思いやっているからです。
・多くの経営者の本を読んでいると、社員と毎日会い、飯を食べ、情をかけることが大事だという話が書いてあります。ただ、こういうことを書いている経営者の会社に限って、案外離職率が高かったりするものです。私が個人的に保っている仮説としては、そもそも人とはそんなに深く付き合うべきではないのだという考え方があります。
・会社だけでなく、友達付き合いや親戚付き合いにも同じことがいえると思います。なんにせよ距離が近すぎるのは良くない。適切な距離を保って付き合っていれば良い友人でいられるのに、距離が近すぎたばかりに自分の嫌な面、相手の嫌な面が露呈して二度と口も利かない仲になるというのはよくあることです。いずれにしても人間関係で最も大切なのは距離感なのです。
・マーケティングについて考える時に大前提にしなければならないのは、無名のあなたからモノやサービスを買う人はほとんどいないという考え方です。この考え方が非情に大切です。このことを強く認識していなければ商売はうまくいきません。
・多くの人は商売を始める時に、モノやサービスを売る人の立場から物事を考えます。しかし、これが救いようがないほどの間違いなのです。大切なのは、モノやサービスを買う人の立場から物事を考えることです。
・始めやすい商売とは以下となります。
(1)多数の売り手と買い手が存在する
(2)販売されている財・サービスはすべて同じモノである
(3)個々の需要者と供給者は、市場価格や財の性質について完全な情報を持っている
・始めにくい商売とは以下となり、私が参入しているネット家庭教師業と作家業はこの3つすべてに当てはまっています。
(1)少数の売り手と買い手しかいない(独占、もしくは寡占産業にしやすい)
(2)販売されている財・サービスが他とは違うものである
(3)個々の需要者と供給者は、市場価格や財の性質について情報をあまり持っていない
・始めやすい商売をしない方が良いのと同じように、周りの人がやっているからという理由だけで商売をやるのは絶対やめたほうが良いです。周りの人がやっているからという理由で商売をやるのは共倒れするのがオチです。これは就職でも同じことです。
・商売では基本的に雑に作ったものはまったく売れません。自分としてはかなり丁寧に作ったつもりでも売れません。圧倒的に良いものを作らないと売れないのです。お客さまは厳しい。ですから、商売は丁寧にやらなければいけません。自分ができる限り丁寧に作った作品を売り、それでも至らないところがあったことに反省し、さらに丁寧に作って出すことが大切なのです。
・商品やサービスを売るときに大切なのは、
(1)お客様の不安不満を汲み取り
(2)適切な価格で
(3)適切な品質の
(4)解決策
を売ることです。
・基本的に公務員がいるところには商機があると考えてほぼ間違いありません。競争がないところに顧客満足が生まれるわけがないからです。警察に対しての警備会社、学校に対しての塾、刑務所に対しての薬物治療施設・更生施設など、お役所が行っている仕事には必ずその周辺領域に大きな商機があります。商売のネタに困ったらまず「お役所」の仕事内容を確認しろというのは商売の鉄則中の鉄則です。
・基本的には適切な価格というのは、すでに売られている商品の半額以下と考えれば良いでしょう。値決めは経営だから値下げは良くないという経営本も多いですが、値下げしなければ新規参入者の商品は売れません。ですから、すでに売られている商品の半額以下なのに、営業利益率は50%以上になるような商売を考えるべきです。
・ライバル業者のお客様は、どのような部分をじっくり見ているのか、逆にどのような部分をさほど気にしていないのか、それをじっくり見るのです。また、この場合のライバル業者は必ずしも同業他社ばかりではありません。異業種も見た方が良いです。たとえば、私が経営している学習塾であれば、学習塾のライバルは必ずしも学習塾ではないのです。勉強時間の競争相手は、同業他社の学習塾よりもオンラインゲームやSNSであることが多いのです。もしそうであれば、生徒さんたちはオンラインゲームやSNSのどこに魅力を感じているのか、そして学習塾としてオンラインゲームやSNSの代わりになるものを提供できないかを考えるべきです。
・効果がある商品を作ることにおいて重要なのは、とにかく検品は命がけでやるべきということです。日々の仕事で忙しい中で、検品をする深夜、眠くて辛くてもうとりあえずOKを出したくなる気持ちはわかります。しかし一瞬の怠惰、一生の後悔です。私も何度もそれで失敗しました。
・広告を配信する時のページ作りにも同じことがいえますし、広告でリンクさせるページの選択にもいえることですが、基本的には広告は1テーマ・1イシュー・1ゴールであるべきです。
・DRM広告で稼ぐために最も必要なことは何か。それは広告掲載メディアのいうことを聞かないことです。広告掲載メディアとあなたとでは、利害がまったく異なります。広告掲載メディアの利益は広告費をより使わせることです。一方で、あなたの利益は広告費をなるべく使わずに集客することです。この2つの対立をまず認識する必要があります。ですから、たとえ親切心のような案内でも広告掲載めでぃあのいうことはすべて無視した方が良いです。費用対効果の測定さえも自分で行うことが大事です。
・YouTubeから得られる収入なんて微々たるものですし、不安定なのです。ですから、YouTubeチャンネルを運営する上でYouTubeから収入を得ることはほとんど考えなくて良いのです。チャンネル登録者数も視聴回数も無視しましょう。100万人の買う気がない人が見るより、100人の買う気がある人が見ているチャンネルの方が儲かる。それがYouTubeの世界です。
・動画ほどではないですが書籍もおすすめのメディアです。書籍の良いところは買う気のある人が買ってくれる点です。いいですか?重要なことですからもう一度いいますよ。書籍の良いところは書籍は買う気のある人が買ってくれる商品だと言う点です。再度復唱しました。もう一度ご一緒に。書籍の良いところは、書籍は買う気のある人が買ってくれる商品だという点です。さて3回いったのでもう十分かと思いますが、この原則は3回言うだけの価値がある非情に大切な原則です。まず書籍が他の動画やSEOやSNSやその他広報と比べて圧倒的に優れているのは、書籍は買う気のある人が買う商品だということです。基本的に本を1冊も読まない人よりも、本を毎月何冊も読んでいる人のほうが買う気のある可能性は高い。少なくとも毎月それだけの本を買うお金があるということですし、現状を変えたいという本気度が違います。商売で大切なことは、買う気がある人に見つけてもらうことです。
・書籍の出し方としては、基本的には「専門書」と「一般書」の二刀流で攻めるのが良いです。まずは専門書を執筆する。これは私の場合だと、小論文に関しての学習参考書だったり、AO入試についての学習参考書だったりします。こうしたものは、学習参考書専門の出版社や自分の塾の出版部門から出しています。これはこれで私の職業人としての威信を高め、新しい仕事を呼び込む大切なツールになっています。そして、もう1つの「一般書」を同時に出すことで、あなたの威信はより高まります。一般書とはまさにあなたが今呼んでいるような一般向けのターゲットを広く取った文章のことです。こうした文章を集めてターゲットを広く取った本を出す琴で、多くの有名雑誌に紹介されたり、場合によってはテレビやラジオへの出演を求められたり、講演会の機会なども得られたりするようになるかもしれません。それらのことが、あなたのこれからの躍進を支えてくれることは間違いありません。
・私自身も使い、非情に満足しているのは出版エージェントです。私の場合は友人の起業家でもありYouTuberでもある矢内東紀(えらいてんちょう)がベストセラー作家として本を出していたので、彼の紹介で本を出せる大手出版社を見つけてもらえたのが非常に大きかったです。これまで日本を代表する大手ビジネス誌にいくつも記事を出すことができたのも、彼と前作の担当編集者の力による部分が大きいです。何せ、いきなり素人が記事を出してくれと大手ビジネス誌に乗り込んでも、たいていの場合は警察を呼ばれるだけでそれ以上のことは起きませんから。
・有名ビジネス誌やテレビ、ラジオといった大手メディア、講演などを通じた広報も大切です。広報の中でも特に大切なのが贈与戦術です。それは通常であれば金銭のやり取りが生じるような取引であっても、最初はすべて無料で引き受けるということです。これはある程度本業で稼いででいるからこそ可能な戦術ではありますが、これから大手メディアに打って出たいと考えるありとあらゆる方におすすめできる戦術です。こういったことを続けることで信用を獲得し、最終的には個別に出版の相談ができる立場を得るのです。そしてこれが書籍の出版、さらにはその書籍から大手メディアへの寄稿という流れにつながっていきます。
・これからの時代に必要な心構えとしては、タダ働きの覚悟だけではありません。それは「契約書に書いていない+αのサプライズプレゼントをすること」そして「きっちり結果を出し切ること」の2点です。タダ働きの覚悟と合わせて、この3点を達成できることが、人に紹介される仕事人になるための条件です。この3拍子が揃っていれば、つまり期待を圧倒的に超えた利益をお客様にもたらすことができれば、他のお客様の紹介は必ず生まれます。
・最初から利用する気があるお客様を集めることは大事です。最初から利用する気があるお客様を集める上で大切なのは、第一には課金に抵抗がないお客様を集めることです。そういう意味では、Webサイトを見て集まったお客様よりは本を買ってくださったお客様の方が継続受講に至る可能性は高いです。またWebサイトのような過去問解説を見ることができるという機能に惹かれたお客様よりも、YouTube動画で見ることができる人格に惹かれたお客様のほうが成約率は高いです。そういう意味においては、Webサイトが検索エンジンで上位表示されることに心を配るよりは、本が売れるように工夫したり、YouTube動画を見る人を増やしたりしたほうが、お客様は増えるかもしれません。少なくとも課金率を上げたいのであればそうしたほうが良いでしょう。
・お客様の真の欲望がなんなのか、それをよく考えなければいけません。欲望の種類は千差万別です。少しでも反応率の高いWebサイトを作ろうと思ったらなるべく多くの欲求に刺さるようにする必要があります。たとえば、私の場合、早慶上智向けのネット家庭教師業、学習塾を運営していますが、その場合だとまず美人・イケメンのスタッフの写真をYouTube動画でもWebサイトでもとにかくふんだんに取り入れます。これで受験生は大学合格後の素晴らしい生活をイメージすることができます。また、卒業生のインタビューを盛り込んでも良い。そうすれば卒業後にも素晴らしいキャリアと収入が約束されていることが理解できるでしょう。
・他にも本当に勉強が好きで、少しでも高い学力、知識、教養を身につけたいという受験生もいるかもしれません。そのために教材は、その時々でできる限り丁寧に作らなければいけません。そして毎年惜しみなく資金を投下して、年ごとに教材を新しく作り変えていくのです。これは誰でもできるようでいて、なかなかできることではありません。しかし、そのように丁寧に丁寧に、毎年教材を作り変えることによってしか、検索エンジンで一番上に表示される圧倒的なWebサイトを作ることはできないのです。
・事業の良い点が一つしかない場合には、その1つを競争相手にパクられたらすべてが終わりますが、事業全体に100の工夫があり、またそれぞれの商品にも100の工夫があれば、それらをすべて把握してパクることはそうそうできないものです。圧倒的な一つの優位性よりも、細々とした1万個の優位性のほうが実はパクるのが難しく、長期的に競合に対しての優位性を発揮することができるのです。
・手っ取り早く事業の黒字化を果たしたいのであれば、YouTubeに全力を注ぐべきだと考えます。やるのはYouTubeだけで良い。YouTubeも狙っている検索キーワードによってはなかなか上位表示が難しいですが、そのYouTubeで比較的簡単に視聴者を集める方法があります。それはYouTube Liveを乱発することです。YouTube動画を見ているのは暇で孤独な層が多いのと、YouTube自体がYouTube Liveに力を入れていることもあって、どんなにマイナーなYouTube Liveでも配信をしているだけでびっくりするぐらいお客様がやってきます。ライブコマースでも即席授業でも政局解説でもなんでも良いのですが、とにかくYouTube Liveは絶対にやるべきです。
・YouTube Liveさえやっていれば、たとえばライブ動画を分割してサムネと字幕とBGMを入れれば、それをそのままYouTubeで配信することもできますし、クラウドワークスで安く人を雇って文字起こしをしてもらい、Webサイトのコンテンツにすることもできます。またそのようなテキストコンテンツをまとめてAmazonで出版することもできれば、書店流通される本として刊行することもできます。YouTube Liveはすべての道に通じるのです。
・拡大しにくい商売を選ぶことのメリットしては、拡大しにくいがゆえに大資本が入ってきにくい、競争がゆるくなりがちという点があります。これも人間ぎらいの起業家にとっては見逃せない点です。
・不特定多数、多種多様な人物とやっていかないといけないのが、拡大しやすい商売です。その世界で人間ぎらいという性質は完全に不利に働きます。拡大しにくい商売を選択し、最小のコミュニケーションで回る商売を手掛けていくことをおすすめします。
・YouTubeのいきおいが盛り上がってきてから、詐欺的な手法で事業を継続してきたネット家庭教師の同業が、あれよあれよという間に広告すら出せなくなり潰れていきました。なぜこのような変化が起きたのでしょうか。それはYouTubeがまさにリアリティのメディアだからです。こうした競争相手も目ざといですから、YouTubeを始めたわけですが、1動画の再生回数は1回とか2回とか、つまりほとんどの人がこの業者のYouTube動画をみなかったわけです。なぜでしょうか?それはテキストよりも動画の方が詐欺師の腐臭が伝わるからです。話の中にかなりのごまかしがあっても、実はテキストではその「ごまかしの腐臭」が伝わりません。ある程度文章力がある人であれば、人の誤読を誘うような詐欺ギリギリの表現でお客様を騙し、生きながらえることができます。しかしYouTube動画ではそれはできません。詐欺師のYouTube動画がほとんど誰からも顧みられることなく沈んでいく理由としては、やはりYouTubeなどの動画媒体はテキストよりも多くの情報を伝えるからでしょう。字面でいくら良いことをいっていても、目が泳いでいたり、自信がなかったり、か細い話し方だったり、声がかすれていたり、字幕すら付けず明らかに編集の手を抜いていたり、謎のぬいぐるみなどが出てきてなんとなく異様な雰囲気があったりすると、ユーザーはその人のことを信用できなくなります。ゆえに、詐欺師のYouTubeはすさまじいスピードでその影響力を失っていくのです。
・Webサイトを作る上では「建て売り住宅を1万円で買うこと」が大切だということです。つまり、売れているWebサイトで使われているWebサイトのWordPressテンプレートを業者からそのまま買って、自分流に改造すれば良いということです。売れているWebサイトのHTMLコードを見れば、誰が作ったテンプレートを使っているかはソースコードに書いてありますから、それをそのまま買って自分流にアレンジするのです。大切なのはテンプレート代は1万円ポッキリで一向に構わないのですが、写真撮影代はケチらないほうが良いということです。写真撮影にお金をかけるだけでWebサイトの見栄えは相当変わるからです。
・体験記には本当に値千金の価値があります。たとえば通常1文字1円で外注さんにライティングを頼んでいるのであれば、体験記にはその10倍払っても良い。まったく問題なくペイします。ただ体験記だけではいくらでも偽装の余地があるとも考えられることからユーザーインタビューを撮影して動画にするのも良いでしょう。喜びに満ちあふれたお客様の姿はどんな文章よりも雄弁です。
・Googleは広告主に無駄なコストを使わせることに関してはプロです。世界最高レベルの頭脳が集まり、少しでも広告主に無駄な広告費を使わせようと日夜悪戦苦闘しているわけです。ですから私達は自分達の身銭を切る者つぃてGoogleと対決しなければなりません。Googleは私達にお金を使わせようとする仕組みに満ちあふれています。たとえば競争相手の広告のようがよく出稿されていますよ、あなたは負けていますよ、というようなメッセージが昼夜しつこく表示されています。こういう表示を見ても「知ったことか」と思える心の強さが広告主には大切です。広告で大切なのはライバルに勝つことではありません。広告で大切なのは儲かることなのです。この言葉を深く胸に刻んでください。
・無料プレゼントでお客様を釣るのは極力やめたほうが良いでしょう。その結果、プレゼント目的で来るお問い合わせが減り、体験授業などに関する成約を前提としてのお問い合わせが増え成果が上がっています。
・一方でお問い合わせ頂いたお客様の成約率を上げたい時はバンバンプレゼントを送ったほうが良いです。特に私達のようなネット家庭教師業の場合は、いくら教材を差し上げてもコピー代はかかりませんから、プレゼントはどんどん差し上げるべきです。プレゼントのコツですが、お客様の期待を上回ることが大切です。お客様の予想通りや予想以下のプレゼントではダメです。こんなに至れり尽くせりやってもらえるのかと感動させるぐらいやり切りましょう。これができるか否かが勝負を決します。
・できる人に仕事を頼むには「玉露のカス」より「番茶の上等」が良いということです。たとえば、有名進学校からちょっと格下の大学に入った人よりも名前の知られていない高校からそれなりの大学に入った人の方が仕事はできます。弊社の実例でいうと、開成や灘から慶應(医学部以外)に入った人はまず採用しません。開成や灘という集団の中では勉強ができなかった可能性が高いからです。一方で名前の知られていないカルト宗教の高校から慶應に入っていれば一発採用です。その集団の中では勉強ができた可能性が高いからです。「玉露のカス」より「番茶の上等」が良いというのが、人材を採用する上で大切な基準の一つです。
・経済学の教科書を読むのは、ビジネスにおける優位性を確保する上で案外穴場なのではないかと思います。個人的におすすめなのは「ハバード経済学」(日本経済新聞出版社)です。アメリカを代表する経済学者であるグレン・ハバードの著作で、日本では竹中平蔵先生や真鍋雅史先生が翻訳を担当されています。経済学が経営の役に立つ場面はたくさんあります。そもそも小さい商売をする時に直面するありとあらゆる行動について網羅的に分析しているので、使える部分は多々あるのです。たとえばこの本で紹介した「完全競争市場を避け、そうではない市場を自分達の手で作ろう」という発想はこの経済学の教科書を読んだ経験から出てきたものです。その「ハバード経済学」ですが、今まで私も多くの合格者に個人的にプレゼントしてきました。
・商売で最も大切なことは、既成の固定観念を疑うことなのです。引きこもりは本当に仕事ができないのか、自分で(一次資料を)調べ、自分でやってみて、自分の体で覚えたことだけが商売の役に立ちます。そもそも商売というのは、世の中で価値が認められていない、よって安く仕入れられるものを安く仕入れて、それを自分なりに加工して高くうることなのです。
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