トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

自閉症を理解してくれる社会-Autism Awareness-

2007-09-03 | Weblog
知り合いの自閉症児がお店で泣き叫んで、人の目地獄にさらされ、お店のマネージャーから注意を受けたと聞いた。

まだまだ浸透してないな。
社会での自閉症認識度

ちょっとしたことが原因でかんしゃくやパニックをおこすのは、自閉症の定番といえます。

たとえば、”卵を買いにスーパーへ行ったけど卵がなかった”、これだけで時にはこの世の終わりに近いかんしゃくを起こします。

だから親は、卵を買いに行く前に、”もし、卵がなかったら、、、、、”と説明して万が一に備えます。

それでも、もちろん世の中は思うように動いてくれません。
そんなとき、私はいつもの何倍も疲れます。

「静かにさせてください」「コントロールしてください」、、、、こちらの動揺をよそに、厳しいコメントが耳に入ってきます。

「障害があるので」と言うと、「そうは見えない」と対外は言われてしまいます。

私達の世界を人々に理解していただけるための橋渡しとして、我が家ではこんなことをトライしています。

T-シャツやリストバンドなどAwarenessグッズを使って、障害を知ってもらう。
流行のシンプソン漫画に”I have an issue"(私、問題ありです)と書かれているT-シャツはピッタリだと思います(笑)。

「この子は自閉症。で、あなたは?」とか「この子、自閉症なの。自閉症。えっ!?まさか!!知らないの!?」と逆に突っ込む。

”見た目ではわかりづらいけど、障害のために自己コントロールができない”ということを説明する。

150人に1人が自閉症スペクトラムと言われている今、アメリカではたくさんの有名人がキャンペーンやコンサートなどを通じてAutism Awarenessを名乗り出ています。

Awarenessは、気づく、知る、認識、などという意味。

より多くの人々が自閉症を正しく理解してくれる社会であるように、いい意味でのAutism Awarenessを目指したいものです。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりで~す (momo)
2007-09-03 21:19:56
以前、私が勤めていた上司・・といっても
お寿司屋さんなんですが
そこの板前さんに、偶然町で出会って
「子供はでかくなったか?」
と聞かれ
私は
「実は・・障害があってね~」と
話したら、その上司が
「今の世の中、そーんなことたいしたこと
ないじゃねーか、みーんな
そこらへん歩いてる奴ら~みんな
なんか背負っていて、障害者だらけだべ~」

↑この、上司、映画の「寅さん」みたいな
喋り方するんですよ>笑

もー、おかしくて、笑えて
そうだねー・・と納得してしまった。。(^^ゞ
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Awareness (トニママ)
2007-09-04 14:07:16
「実は・・障害があってね~」

↑このノリは大切ですよね

こちら側がオープンにならなければ、Awarenessは成り立ちませんものね。

彼はきっとしゃべり方だけでなく、心も寅さんのようにあったかい人なのでしょうね
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うーん、判ってるんだけどね (jshiozawa)
2007-09-04 16:06:01
そう、娘が障害を持っていることわかっているんだけど、私身体がつかれっちゃって、ついていけなくて、、今、毎日の歯磨き戦争が終わって、くたくたになったところです。

そんな時、トニママさんのブログ役立ちました。

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がんばろ~! (トルコ石)
2007-09-07 22:25:02
いや、ほんと!
「自閉症を理解してくれる社会」になってほしいですよね。
それに、生半可な知識で理解している顔をして、まったく理解してくれていない人に、困惑させられることも多くないですか?
自閉症児に対する、その親の言動に「理解」をいただけたら嬉しいですよね。
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Awareness (トニママ)
2007-09-09 00:59:40
同感です。
”正しく理解”して欲しいです。

先日、本屋さんでひっくり返ってかんしゃくをおこしている子を見てまわりの人から「自閉症」とヒソヒソ小声で言われたという記事を読みました。
その子は自閉症ではなく、定型発達児でした。

自閉症という名だけが、先走りしてしまうのも考えものです。
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