トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

Sensory Overload もうひとつの見方

2006-10-27 | Weblog
違う目(違う先生)からの報告です。
トニーはどうしてオーケストラの時間の終始ベルだけに特に反応するのか?
他の授業の時間帯と違ってオーケストラの前は休み時間だそうです。休み時間中の騒がしい中庭を通り抜けて音楽室へ向かう途中、トニーはふざけている子に誤ってぶつかったそうでその子は即「ごめん!」と言ったそうですがその後音楽室へたどり着くまでジャケットのHoodをかぶっていたそうです。今日の授業はまともに受けられたようですが、その先生いわく「音楽室へたどりつくまでの環境がトニーにとって刺激的すぎる」。そんなことから担任が選択科目である音楽をスケジュール的にも教室の位置的にもセンサリーの影響の少ない美術に一時的に変えてみようか?と提案してきた。「ヤダー!絶対ダメ!!No Music! No Life!よくトニーと話し合ってみる!」と支離滅裂なことを言ってとりみだしてしまいました。私もかなりこだわりの強いわがままな親です。

Peer Mediator

2006-10-27 | Weblog
ケニーが学校で筆記、面接をクリアしてPeer Mediator(調停者)に選ばれました。学校でおきた学生同士の争い事や問題を解決するための仲介人みたいな係りです。昨日は第一回目のミーティングで、一日授業を休んでトレーニングを受けてきました。飲み物や食べ物が支給されてまるで大人のジョブトレーニング並みです。トレーニングをしてくれる先生はスクールカウンセラー。調停人は誰の味方もせず、いつもニュートラルで感情的にならず、冷静でいること、などを習ったようです。いくつかの問題提議の中からひとつ”老人 vs 犬”の例を話してくれました。”老人をかかえている家のとなりに犬を連れた家族が引越してきました。その犬があまりにもうるさく吠えるので老人宅がこれじゃあうちのおばあさんが寝られないと文句を言いました。犬宅は私達家族は前の家で泥棒にあい家財道具すべて失ったので番犬を飼うことにしたんです。うちの犬は私達の家を守るだけでなくあなたの家も守ってくれるはずですよ。”この問題をあなたはどう解決しますか?というのが質問だったそうです。いろんな意見が出たそうで「犬の飼い主は老人が寝る時間を把握し、犬がなるべく吠えないように努める」など真面目な答えから「Shock Collar(電動首輪)を犬と老人につけて犬が吠えたら犬に電気ショックを与えてだまらせ、老人が眠れないと言ったら老人にショックを与えて気を失わせる」なんてすごいのもあったそう。ケニーにとって思考能力を高めるいいチャンスだと思いますが口ばかり達者な生意気小僧にはならないでと願います。

虫さされ

2006-10-27 | Weblog
昨日は仕事場にトニーの担任から電話があり、虫さされのような赤い斑点が上半身一面にあって気が狂ったようにかゆがっているので授業にならないとのこと。仕方なく私のクラスの午後の授業を全部キャンセルしてトニーを迎えに行きました。子供達は今は別々の部屋で寝ていますが、以前一緒の部屋で寝ていたときもトニーだけがいつも虫さされみたいな赤い点々ができてドクターに見せても虫さされと言われるだけで具体的に何の虫なのかわかっていません。とにかくいろんな人に聞いて一番効くというぬり薬を買いかゆみだけは治まりました。トニーはこの薬をすっかり気に入って昨夜はそのチューブ入りの軟膏とベッドで添い寝し、今朝はしっかりかばんの中に入れて学校へ行きました。そして今日のマリンバレッスンの時もレッスン中にもしかゆくなると困るからとポケットに入れて持参、だんだん強迫的になってきてイヤな予感がしてます。