秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

熊野深層崩壊の真相

2014-05-03 | 世情雑感
4月20日雨降りしきる中を熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社の3社参りしました。
車窓からでイマイチ分かりにくいかもしれませんが、
2011年9月台風12号に爪あとから被害の凄まじかったことが見て取れます。





山が崩れてたり、熊野川のあちこちに土砂が流れ込んで残っています。
工事中で片側通行だったり、慰霊碑があったり、…


鯉のぼりが並んでますが、おそらく何かの建物が無くなった跡地のようでした。


あの当時、降り始めからの雨量が田辺市本宮町では1100mmを越えたとか。
山間部に津波が来たかのようで深層崩壊という言葉を初めて聞きました。

深層崩壊という言葉で納得し自然の脅威だと思ってました。

ところが、今頃になって、人災でもあるというサイト見つけました。


「崩壊箇所は、人工林の斜面が圧倒的に多く、誰の目にもその原因は明らかだが、報道は記録的豪雨と「深層崩壊」という言葉でこれを片付け、森林情況と人工林の手入れ不足という誘因にはまったくといっていいほど触れない。つまり責任の所在を宙ぶらりんにし、後は土木工事で幕引き・・・というまたしても実に都合の良い収め方である。」










「奈良・和歌山・三重の3県で土石流等58件、地すべり13件、崖崩れ50件となり、紀伊半島において最も土砂災害が多発。死者78名行方不明者16名という近年の台風では最大級の被害となった。」


ただいま再建中の熊野地域、確かに土木工事は活発に行なわれていました。
しかし付け焼刃なのか、今後の災害防止に繋がる工事なのかどうか素人目にはわからない。

日本各地で、こうしたことは起こりえます。

戦後、桜や杉の植樹には積極的だったことでしょう。
ソメイヨシノはクーロン種ゆえ60年程度で一斉に枯れるんだそうですね。

あちこちで間伐されない森は多いし、手の入ってない竹やぶのひどいところよく見かけます。

林業や農業が崩壊してしまって、この先日本国土は大丈夫なんだろうか。


詳しくは → 2011紀伊半島の台風12号被害は人災


2 コメント

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山の問題は大きなことです (N)
2014-05-05 11:48:21
植林された針葉樹林は根の張りが弱いようですね。
10年近く前、このあたりを通過した台風により、播磨地区の山の多くのスギやヒノキの林がなぎ倒されました。
そのあとは禿山になっているところも多く見られます。

従来の広葉樹の自然林が我々の生まれる前の戦争の頃、薪炭用に多く伐採され、その後に「有用樹」のスギやヒノキを植林されたようです。

手入れをして「有用樹」に育てられた針葉樹はいいのですが、その後の高度成長期に忘れ去られた植林地にはモヤシ状態のスギやヒノキが多く育ってしまったようです。
そのような森は保水能力もなく、最近の豪雨や強風に耐えられなくなってしまったようですね。

近隣諸国の大きな事故を人災だ、官災だと騒ぐことより、それも参考として、別の形の人災、官災がわが国に起こりうる事を考えておいたほうがいいでしょうね。
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Nさんへ (ulala)
2014-05-06 16:30:32
北山へ研修に行かれたとのことでしたね。
昨日のニュースで木材を運搬する筏に乗せて川下りがあるようで、とてもエキサイティングでした。
乗ってみた~い。

さて、この熊野の線香林、本宮大社や那智大社あちこちで被害でたところらしいです。
なんか悲しくなりますね。
大木を見るのが好きなもので。
兵庫県の山間部は、かつらの古木大木たくさん残ってますね。
四方八方の水を集めるかつらの木、去夏見に行って感激しました。
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