日本を代表する名園の一つ、兼六園に、
ちょっと違和感というか、、、
何が立ってるんだろうと思いました。
明治紀念之標
明治7年の西南戦争で戦死した400名の郷土軍人の霊を慰めるために建立。
仏像以外で日本最古の銅像
高さ5.5mの日本武尊銅像
1880(明治13)年建造。
1888(明治21)靖国神社の大村益次郎像
1897(明治30)上野の山の西郷隆盛像
崩れない三すくみの台座
大きな石を、大蛇・ナメクジ・ガマに見立て、互いににらみ合う
「三すくみ」の状態にあるので崩れないと言われている。
今になって知り見なかった。
なぜヤマトタケル像なのか?
古代日本の内乱を制圧して日本国家の基礎を確立した日本武尊(ヤマトタケル)に因んだ、ということで。
しかしお顔や体型がアレレ、西郷隆盛っぽい、らしいです。
この銅像の表向きの目的は、西南の役で西郷率いる薩摩軍と戦って戦死した加賀藩の兵士たちを慰霊することですが、
実際は郷土の戦死者たちと共に敵将西郷隆盛をも弔う意図があったのではないか、
と書かれたブログ⤵︎
鳥が寄り付かないから鳥のフンがない
この銅像にはヒ素が15%も含有されているが、上野の西郷像などのヒ素含有率は3%程度。
銅を溶かすに十分な高温を発生させることができない時代ゆえ、
銅の融点を下げるため、以後の銅像よりも大量のヒ素が混ぜられた。
銅とヒ素が混じり合った結果、
銅とヒ素が混じり合った結果、
互いの原子の電位差から銅像周囲に磁場が発生。
それを察知した鳥は嫌がり近づかない。
試しに同じ比率で銅とヒ素を混ぜた合金の板を餌場に置くと鳥は寄って来ないそう。
>金沢大学の廣瀬幸雄氏、2003年のイグノーベル賞を受賞
難逃れた運のいい銅像
金沢鋳物師から横取りしたような形で、高岡鋳物師が鋳造を請け負ったので、悪評紛紛。
「顔がでかすぎてバランスが悪い」
「前田文化の象徴、兼六園に合っていない」
「草薙の剣の形や日本武尊の装束が歴史考証に合わない」
しかし、
日本武尊が天皇の血を引く人物であったためか、戦時中の金属供出を免れ、
戦後は進駐軍に「軍国主義的だ」と撤去の指示を受けましたが、
金仏様は仏であると言って食い止め今日に至っています。
誠に運のいい銅像といわねばなりません。
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