秋麗(あきうらら)

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百聞は一見にしかず★醍醐の花見

2012-04-08 | 西国33箇所
醍醐味って、最上級の味のことで元は涅槃経に説かれる仏教用語です。
それだけに醍醐寺は、なんとなくすごいお寺という感じを持っていました。
もちろん世界遺産です。

西国33箇所の11番目のお寺でもあります。
同じお参り行って朱印もらうのなら桜の花見を兼ねてと思っていました。

太閤秀吉が行なった歴史上有名な花見といえば、慶長3年(1598)醍醐の花見
蕾をつけたサクラを新たに700本植えさせ贅を尽くした宴が開かれました。
その故事にならい、毎年4月第2日曜日には秀吉や北政所、淀君、数々の武将に扮した歴史行列が再現されます。

今年は4月8日花まつりの日で、お天気は上々。
朝9時過ぎの急行に乗り、中書島で宇治線に乗り替え六地蔵まで。
ここから醍醐寺まで臨時バスが出ていて、10時半ごろには醍醐寺に到着しました。


想像以上に大きなお寺です。

毎年2月23日の五大力さんにお参りされてるAさんに、霊宝館のしだれ桜みごとよと聞いていました。
しかし人の流れに押されて三宝院前へ。
今日は特別に超満員で入場切符を買うだけでも並びました。

三宝院、霊宝館の拝観料、そして入山料(伽藍:金堂内部の拝観含む・五重塔)それぞれが600円。
2箇所で1,000円、3箇所なら1,500円。
駐車場は約100台収容で普通車が700円、それ以外の私設駐車場は2,000円!



三宝院館内は撮影禁止でした。
襖絵とかはフラッシュたくとまずいかもしれないけれど、
庭はなぜ撮影できないのか疑問、許してくれてもいいのにね。



三宝館の唐門前には歴代太閤さんや来賓の席が用意されてました。

仁王門



ここで入山料のチケットを渡します。

醍醐寺の総鎮守清瀧権現を祀る鎮守社


醍醐天皇の御願により延長4年(926)に創建された建物で、当時は釈迦堂といわれていた金堂。


現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州湯浅から移築が計画され、
秀頼の時代、慶長5年(1600)に完成。
薬師如来坐像が醍醐寺の本尊です。

西国第11番札所の本尊准胝観音は、上醍醐の准胝堂(創建貞観18年)で祀られていました。
しかし2008年8月24日未明の落雷による火災により焼失。
納経朱印は、現在は金堂右手のプレハブで賜ります。



ものすごい行列できてて、一度並んでたのをやめて先に金堂内へお参りに行きました。

太閤行列は午後1時スタートで、まだ2時間近くあるけれど、
上醍醐まで山道を登るとたぶん間に合わず見逃してしまう。

やっぱり今日、この行列に並んで朱印を賜ることにしました。
1時間ほど並んで、あと30分はぶらぶら時間つぶし。

ディズニーランドのパレード見物のように席とりされてる方が増えて境内は満員になってきた。

午後1時に三宝院を出発し、桜の馬場を仁王門をくぐりやってきました。





御輿に乗った秀吉と、秀頼・北政所・淀君・醍醐寺の座主らに扮した5人が清瀧宮本殿を参拝。

その後、国宝・金堂の特設舞台へ。


人ごみで見えなかったし、もうすでに待ちくたびれ疲れたのでここで帰ることにした。
このあと舞楽や狂言などが催され、午後3時過ぎに行列は三宝院へ帰着したようです。



なんか醍醐寺って、世界遺産観光地でした。
お寺としての偉大なパワーはあまりにも多くの人ごみで感じられなかったです。
下醍醐は俗世間でした。

醍醐寺は、聖宝理源大師が貞観16年(874)に上醍醐山上で地主横尾明神の示現により、醍醐水の霊泉を得、小堂宇を建立して、准胝、如意輪の両観音像を安置したのに始まります。

今後もしまたお参り行くことあるとすれば、
上まで登り、理源大師が山上に立てた隠遁場所で醍醐水を賜りたいです。


帰りの電車の中から門真市西三荘のパナソニックの桜を撮影。

とてもきれいでした。
近くに十分きれいな桜があるけれど、
全国津々浦々の有名な桜はやっぱりこの目で見てみたい。

百聞は一見にしかず …。