現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

初夢は「蝶々」

2012-01-04 22:08:33 | 虚無僧日記
「初夢」は「蝶」を見た。「紋白蝶」のようだが、
5cmほどもある大きな蝶が家の中にはいってき、
ガラス戸に遮られてパタパタしていた。逆光で、
白い部分の真ん中は 黄色く玉虫色に輝いて見えた。

「夢占い」を見てみると、次のような回答が得られた。

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「蝶は成長が著しく、成長とともに姿を変える生き物。
そんな蝶は華々しい変化や、前進、成長を現す事が多い。
蝶があなたの体にまとわりつくような夢は、運気が
上昇していることを現している。
蝶はとても良い夢で、見ただけでも 近々に何らかの
転機が訪れる事を現している。
蝶が優雅であればあるほどあなたの日常もプラスに
なると考えて良い。

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「運気上昇」とか「転機が訪れる」とか、幸先良い。

1/5 は早朝4時に家を出て、伊勢に行ってきます。
朝熊山 奥の院 の「八大竜王」の社で献笛するのが
毎年の行事。その後、伊勢神宮に詣で、おかげ横丁で
虚無僧してまいります。

阿字(あじ)・薩字(さじ)

2012-01-04 11:29:13 | 虚無僧日記
虚無僧が吹いたとされる曲に『阿字観』という曲がある。
『阿字観』は、元は『サシ』で、宮川如山が変曲し命名
したもの」という。大正昭和期に作られた比較的 新しい
曲だ。

楽曲解説などでは、「『阿字観』とは、弘法大師空海が
伝えた真言密教の精神集中法の一種で、「あ」の梵字に
向かって ひたすら集中・瞑想するものである」などと
書かれている。

では「梵字」とは何か。本来はインドで創造された文字
だが、日本では、一字一字に仏教的な意味を込めて伝え
られるようになった。

たとえば、「あ」の梵字は、「すべての物事の大元。
スタート。あらゆる諸仏諸尊の代行となることができる」と。

「さ」の梵字は「変遷を意味し、聖観音の種字」。

というわけで、尺八の曲に『薩字、薩慈、些志、差之、
左司、サシ、ねりざし、新七ザシ』などなど「サシ」という
曲が多いが、すべて漢字は当て字で、梵字の「さ」を
意味していると考えられる。

勝手にいろんな漢字を当てるから、意味が判らなくなって
いるのだ。さすが「薩摩路」というのは まだ無い。

「アジサシ」と言えば、カモメに似た海鳥で、空中から
水中めがけて一気に突っ込み、魚の鯵(あじ)を刺して
捕らえるので「アジサシ」というのだそうだ。

尺八と関係ないか。

「漢字様」って “感じ”悪い?

2012-01-04 05:09:15 | 虚無僧日記
教えて!ウォッチャー…「お名前様」「漢字様」って変じゃない?(教えて!ウォッチャー) - goo ニュース


「社長様」「会長様」の「様」は不要というのは常識に
なっていると思うが、それでも付ける人がいる。

病院で「患者様~」と呼ばれるのに違和感を覚えるのは
私だけか?そう思っていたら、最近はどんどんエスカレート
して「“お名前様”お伺いしてよろしいですか」、
「漢字様は?」と 訊かれることがあるそうな。

そこで、薀蓄(うんちく)を たれよう。

『徒然草』の115段に「宿河原で二人の“ぼろぼろ”が
相争って死んだ」という話がある。その“ぼろ”について、
「梵字、漢字などいひける者、その初めなりけるとかや」
と書かれているのだ。

「暮露(ぼろ)」は虚無僧の原型と考えられている。
その前身は「梵字、漢字」など呼ばれていたというのだ。

つまり、「漢字」とは「虚無僧」の元祖のこと。
虚無僧を敬って「漢字様」。「漢字様」とは オレ様の
ことか。オッホン。