現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「団塊」が「やっかい」に、「祝い」が「呪い」に

2012-01-01 18:41:10 | 社会問題
「2012年問題」。何か?と思ったら、「団塊の世代」が
順次65歳を迎え、年金を受給する。「支えてきた側」から
「支えられる側」になる。つまり「団塊(だんかい)の世代」が
段階的に「やっかい者」になるということ。

「団塊の世代」が 650万人。一方、昨年生まれた子供は
105万人で、戦後最少。1990年には現役世代 5.8人で
高齢者1人を支えていたのが、2015年には 2.3人で
1人を支えることになると。

暮れに「母の米寿の祝い」で 私の妹や娘が集い、
出た会話は、まさに“年金”と“わが一族の消滅”だ。

母は今、独りで生活するには十分すぎる年金をもらって
いる。せっせと孫娘たちに いろいろなモノを買って
やって、気を ひこうとしているが・・・・・。

孫娘たちは 嫁げば姓が変わるから、父親の私や まして
祖父母の墓を 守り継ぐことはできない。

墓どころか、仏壇も無いから、位牌も写真も“やっかいもの”に
なるという。だから、葬式に位牌も写真も要らない。
「なら、葬式も要らないね」という話しになって、母は、
ますます 落ち込んで 弱ってしまった。

「米寿」の“祝い”が“呪(のろ)い”になってしまった。

怒涛の2012年元旦

2012-01-01 17:17:03 | 虚無僧日記
午前0時、「除夜の鐘」を突きに西区の○○寺に
駆けつけたら、年末に前住職が亡くなられ、
「喪中に付き、除夜の鐘は中止」との張り紙。
のっけからつまづいた。

急ぎ、中村の「妙行寺」へ。ここは「加藤清正
誕生の地」とされ「清正公」を祀る。

そして「豊国神社」。鳥居の外まで長蛇の列。
以前、ヤ~さんのお参りで1時間以上もストップ
させられたが、今年は「暴対法」で、神社の
参拝も禁止されたか、来てない。

さて午前4時。紋付・袴に威儀を正して「朝起会
元朝式」へ。開始前に4時45分から尺八吹奏。
本年の初仕事。

帰宅して ひと眠りし、11時から「真如苑・元旦会」。
そのあと 熱田神宮へ。正月三が日で 260万人が
参拝する。これは名古屋市の人口より多い数だ。
とにかくものすごい人。鳥居から全然進まない。
あきらめて、鳥居の横の「知我麻(ちかま)神社」
だけ参拝して帰る。近間(ちかま)で済ませました。

それから大須観音へ。こちらもすごい人。若者が
多い。名古屋の人は信心深い。

ようよう帰宅してみれば、隣に住む大家さんの
おばあさんが亡くなられた模様で「忌中」の張り紙。
今晩が「通夜」で明日「告別式」とか。正月でも
葬儀をするとは驚き。年賀が「おくやみ」に。