いつものように
早朝3時半に出発をして妙高にやってきた
森全体が霧に包まれ
幻想の世界がたたずむ
音もなく舞い降りる霧雨
このまま濡れていてもいい
そう思わせる優しさがある
今回の目的は「芝刈り」
しかし今日は何も出来ない
天が与えたもうた休息日
霧雨が止んだら外に出よう
カメラを抱えて
しっぽりとした風景を撮りたい
可愛いピンクの空木がまだ咲いていた
雫をいっぱいにまとって揺れる様は
見つめるこちらの心も揺れる
白樺の葉がひらひらと風に揺れる
杉の木はいつものように凛として見守る
そして何より心が安らぐのは
川の水音かもしれない
山荘を巻き込むように流れる川は
雪解けと雨との両方を支える
眠る時は子守歌に
朝起きる時は目覚めの音に
自然に包まれた暮らしは
気持ちまで豊かにしてくれる
雨が止むのを待ちながら
こうしてパソコンをたたく時
私にとっての至福の時となる
自然の音以外何も聞こえない
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