しましまのドレミ・カフェ

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電車(TRENITALIA)に乗ってオルヴィエートへーイタリア紀行ー

2018-06-28 22:53:02 | 旅行

駅で切符を買うのも一苦労だけど、それも旅の楽しみ。
ゲートができたので、ロマの人々がうろうろできなくなり、治安が良くなったというテルミニ駅だが、自販機で時間をかけていると、すぐに、怪しい人が寄ってくる。

なので自販機はやめて、銀行みたいに番号札を取って、「みどりの窓口」的なところで順番を待つ、という方法を選び、あらかじめ適当なイタリア語でノートに書いておいたものを見せながら買う、というところまでは、前日にやっておいた(^。^)

それもかなり、がんばった。
でもそんなのも、達成感があり、結構楽しいのだ。


テルミニ駅から北へ、各駅停車で1時間。千円ほどで着く、オルヴィエートという丘の上にある城塞都市へ行った。



今は小さくて可愛らしい街だが、なんとローマ人が占領する以前、エトルリア人の時代には既にできていたという。


列車を降りると、目の前がフニコラーレ(ケーブルカー)の駅。上ると緑あふれる道が現れた。私の好きな感じ^_^



家のベランダや店先には、美しい花々が植えられていて、気持ちが和む。



美しく立派な教会もある。勉強中なのか、アジア人の若いシスターたちにも出会った。


この街のトイレには「おトイレおばさん」がいた。そういうところはなるべく避けていたので、今回の旅行では始めてだった。みんないくら入れてるんだろう、とカゴを覗いて適当に入れる。なのに整備してない感じでちょっとな、と思う。



ベッリーニというオペラの作曲家と同じ名前の工芸家の工房に偶然入った。テラコッタで作ったロウソク立てを旅の記念に一つ買った。



ランチは「二度目のローマ」でやっていた店。
テーブルに皿を置いてから、「ちゃっちゃっちゃ」と豪快にトリュフを削ってかけてくれるトラットリアだ。

レストランの予約って、難しい。電話で話すほど、イタリア語の自信はない。電車で行くので、時間に間に合うかも分からなかった。

なので開店少し前に店の前をうろうろして、今日の昼、空いてますか?と声をかけてみた。
TVであなたを見たよ!というと喜んでくれた。


これがテーブルでトリュフを削っているところ!
すごいよね(^^)
日本なら、ざる蕎麦に生わさびが付いてきて、自分で下ろす感じ?!
もっと豪華だよね。トリュフだよ。ほんとびっくりだよ!

トリュフって名前は知ってるけど、そんなに食べたことない。普通の日本人なら、そんなもんだと思う。
目の前で削るとこんな香りがするって、初めて知りました。
どんな香りかというとネ。きのこの匂いを香ばしくした感じが近いかな(^。^)

パスタは卵の入っていない太麺。お客さんがどんどん入って来ていた。


メインに頼んだイノシシの煮込みは、生姜か八丁味噌が隠し味ではないか、と思えるほど、コクがあって上手に作ってあった。



二人で適当に頼んで、ワインも飲んで、デザートやコーヒーも入れて€49。お値打ちだったのではないか。



丘の上に立つ街を実感する場所。


夕方の電車の時間に間に合えばいいので、地下洞窟にあるエルトリア人の遺跡も見学してみた。


エルトリア人はワインも作っていた(^^)






緑の多い街並み。歩いて通るのにちょうどいい道幅。そこに身を置くだけで、癒されていく。

飛行機とホテルだけ予約して、あとは自分たちでぷらぷらする、私のいつもの旅のスタイル。
こんなところを歩くのは、本当に楽しい。


駅のスーパーでフルーツなど買い、ホテルの部屋でローマ最後の夕食にする。夫はカップラーメン。一口もらったら、温かくておいしかった(^^)




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