しましまのドレミ・カフェ

家のしつらい、音楽、おいしいもの、庭遊び
日々のくらしを綴ります
よろしければお立ち寄り下さい

自分を守るための選択ーひきこもりは甘えでも怠けでもない

2024-05-10 20:37:00 | 地域のこと



気温が上がり、肥料もやっているので花が盛り盛りしてきた。
うれしいな。





今日は一日民生委員の日。

午前中は地区での会議。
午後は市全体での講演会と会議だった。 


講演会は、ひきこもりの家族を持つ当事者の方の話だった。

30代の娘さんは子どもの頃から苦しみ続け、20代には「死にたいから食べたくない」と摂食障害に。そして数度の自殺未遂も。

・ひきこもる人は、(内閣府の調査によると)人口のほぼ50人に一人。すごく多い!

・女性のひきこもり、専業主婦も多い。

・ひきこもりは甘え、なまけではない。

・外の世界では生きていけない。
 社会参加の難しさ。

・ひきこもりは自分を守るための選択である。

・一番苦しんでいるのは本人。

・20代後半からは「ひきこもっても元気に」と、親として思えてきた。

・社会参加以外の場面では、彼女は大きく成長している。

・ひきこもりつつ成長する。



最後には家族会の紹介もされた。

地域でも、学校でも、わりと身近に思い浮かぶ人はいる。
とはいえ、50人に一人というのは驚いた。


甘え、なまけ、親の過保護と決めつけるのではなく、本人と家族への理解を深めていきたい。

「社会の無理解が社会参加の一番大きな障害」というのは、斉藤環氏(精神医学の第一人者)の言葉だそうだ。

良い講演を聞けて、とても勉強になった。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする