神戸こども将棋教室ブログ

岐阜県神戸町(ごうどちょう)の子供将棋教室です。
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将棋即ち考えること

2022年05月08日 | 教室


今日の教室で、ある子に注意したのは、
”じっくり考えて一手一手を指しましょう”
ということ。

一手一手に時間をかけずに
パッ、パッと指すことを早指しといいますが
早指しを繰り返していると
それがクセになってしまい、
考えることやじっくり読むことが
面倒くさく感じるように
なってしまう恐れがあります。

「試合や大事な対局の時は
じっくり考えるから大丈夫!」
なんてことは無理です。
表面的にはできるかもしれませんが、
一度染みついた脳のクセは
なかなか戻しにくいものです。

厳密に脳科学的なことはわかりませんが、
私自身や教室の子たちを見ていての肌感覚です。

対局の結果・勝敗はどうであれ、
対局の中で考え抜くこと、読みまくることが
自らの血となり肉となるわけです。

そういうこともあって、
当教室での対局では基本的には
対局時計を入れず時間にとらわれず
じっくり考えてもらうスタイルで行なっております。
(長引いている対局は秒読みを投入しますが)

件の子は最近やや早指しクセが
つきかけているように見受けられ
実際に調子もかなり落としていたので
大きなクセとして凝り固まってしまう前に
指摘をしました…。

調子を落としている時に耳の痛い話をされて
”泣きっ面に蜂”の心境だったかもしれませんが、
成長のきっかけとなってくれることを願っています(^^)
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タイムラグ

2022年05月07日 | 教室
今日の教室は満員御礼でした。
まん延防止等重点措置、年度末、新学期、GW…
これまでのバタバタが過ぎ去り、
久しぶりにみんながそろった教室という感じでした(^^)

手合い係にてんてこ舞いで
今日は教室の写真を撮影するのを忘れてしまいました…。
申し訳ありませんm(_ _)m

今年のGWは将棋をがんばった子も多く、
教室でも自由参加の特訓会を開催しました。

GWに将棋に打ち込むことを
強要するものではありませんが、
まとまった時間が取れる休暇を
将棋の時間に充てたいという子は応援したいですし、
私自身もそんな子たちとともに
将棋を学べることは幸せなことです(^^)

日々の取り組みもそうですが
がんばった分の上積みはいずれ成果として表れます。
しかし、がんばった時点と
成果が表れる時点にはタイムラグがあり、
すぐに成果が表れないところに人間力が試されます(^^;

つまり、すぐに強くなれるわけではないのに、
地道な努力を継続できるか…というのは
言葉で言うほど簡単なことではありません。

しかし、三か月後、半年後、一年後…
の成長・上達を獲得するために
今あらかじめ準備をしているんだ…という考え方で
取り組めばポジティブに臨めるかもしれません。

GW特訓会に出席した子たちも
今回の上積みは必ずありますので
将来の成長・上達を楽しみにして、
今後も将棋に真摯に向き合い続けて
行ってくれることを期待しております(^^)


GW特訓会の最終日に参加した子たち
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清々しい感想戦

2022年05月04日 | 教室
今日はGW後半3連休の中日です。
お休みの子もありましたが、
当教室はGWも暦どおりの通常運行です(^^)



暦どおりの通常運行ですが、
厳密にいえば通常の水曜教室(夕方)から
祝日バージョンの特別教室(昼間)への
時間変更を行なっての教室開催です。

今日の教室で印象的だったのは、
入門して間もない初級者の子の
礼儀正しさについてです。

格上相手の子との駒落ちで対局でのこと。
その棋力差からいっても「指導対局」のような構図です。
手合いが付いて対局が始まり
しばらくすると下手(したて)の子の
「負けました」との声。

感想戦が始まり、上手(うわて)の子が
丁寧に教えてくれています。
当たり前のことではありますが、
当教室は棋力差に関係なく
対局が終われば真摯に感想戦に向き合います。

ややもすると、上手(うわて)は
下手(したて)と感想戦をしても得るものはない
というような傲慢な考え方に陥りがちですが、
当教室にそのような考え方はありません。

将棋に限らずですが
他人に教えることができて初めて
”真に理解している”とよくいわれます。

また、他人に教えることによって
自らも頭の中が整理されて(整理を迫られて)、
さらに理解が進むということも
よくいわれることです。

ですから、教えることは専ら他人のためもの…ではなく
自らにとっても有益なものである…と考えます。

そんな考え方を根底に据えて
当教室では棋力に関係なく感想戦は全力で臨みます。

そして、先述の対局に話を戻すと、
上手(うわて)の子が懇切丁寧に
一手一手を教えてくれていて
下手(したて)の子はすべてを吸収しようと
耳を傾ける…。

そして、感想戦が終了すると
大きな声で「ありがとうございました」と
下手(したて)の子があいさつをしていました。

これは、形式的な儀礼のあいさつを越えた
心からの感謝の気持ちが込められていることが
とてもよく伝わって来る大きな声のあいさつでした…。
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礎を築いた者たち…

2022年05月01日 | 教室
今日から5月です。
5月といえば夏に向かって
気温も高くなりつつある季節ですが
雨が降り、肌寒さを感じる一日からの
スタートとなりました。



今日の教室は、中学生の子たちの
出席率が高い日でした(^^)

考えてみれば中学生の子たちとは
5年以上の付き合いになるわけで
心身ともに大人になっていく姿を
リアルタイムで見られていることに
とても感慨深いものがあります(^^)

今の中学生の子たちは
当教室を創設した際の1期生や2期生であり
その当時はまだまだ
生徒数も教室の骨組みも未成熟でした。
そこから一歩ずつ
この子たちとともに教室が成長してきた…
という思いがあります。

ゼロから始めた教室でこの子たちが
将棋に励んでいってくれたことによって
徐々に仲間が増えて
教室の内容や仕組みも拡充されていきました。

さらにその先には
公式大会で入賞を果たすなどの実績を上げ、
その背中を見て後輩たちが
後に続くようになりました。

当教室は今もなお、
まだまだ発展途上であり、
未完成の教室でありますが、
ここまでの教室規模にまでできるとは
創設当初は思っていませんでした。

そういったことからも
当教室の礎を築き上げてくれた
創設当初のメンバーたちには
感謝の気持ちでおります(^^)
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