神戸こども将棋教室ブログ

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将棋即ち考えること

2022年05月08日 | 教室


今日の教室で、ある子に注意したのは、
”じっくり考えて一手一手を指しましょう”
ということ。

一手一手に時間をかけずに
パッ、パッと指すことを早指しといいますが
早指しを繰り返していると
それがクセになってしまい、
考えることやじっくり読むことが
面倒くさく感じるように
なってしまう恐れがあります。

「試合や大事な対局の時は
じっくり考えるから大丈夫!」
なんてことは無理です。
表面的にはできるかもしれませんが、
一度染みついた脳のクセは
なかなか戻しにくいものです。

厳密に脳科学的なことはわかりませんが、
私自身や教室の子たちを見ていての肌感覚です。

対局の結果・勝敗はどうであれ、
対局の中で考え抜くこと、読みまくることが
自らの血となり肉となるわけです。

そういうこともあって、
当教室での対局では基本的には
対局時計を入れず時間にとらわれず
じっくり考えてもらうスタイルで行なっております。
(長引いている対局は秒読みを投入しますが)

件の子は最近やや早指しクセが
つきかけているように見受けられ
実際に調子もかなり落としていたので
大きなクセとして凝り固まってしまう前に
指摘をしました…。

調子を落としている時に耳の痛い話をされて
”泣きっ面に蜂”の心境だったかもしれませんが、
成長のきっかけとなってくれることを願っています(^^)
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