神戸こども将棋教室ブログ

岐阜県神戸町(ごうどちょう)の子供将棋教室です。
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清々しい感想戦

2022年05月04日 | 教室
今日はGW後半3連休の中日です。
お休みの子もありましたが、
当教室はGWも暦どおりの通常運行です(^^)



暦どおりの通常運行ですが、
厳密にいえば通常の水曜教室(夕方)から
祝日バージョンの特別教室(昼間)への
時間変更を行なっての教室開催です。

今日の教室で印象的だったのは、
入門して間もない初級者の子の
礼儀正しさについてです。

格上相手の子との駒落ちで対局でのこと。
その棋力差からいっても「指導対局」のような構図です。
手合いが付いて対局が始まり
しばらくすると下手(したて)の子の
「負けました」との声。

感想戦が始まり、上手(うわて)の子が
丁寧に教えてくれています。
当たり前のことではありますが、
当教室は棋力差に関係なく
対局が終われば真摯に感想戦に向き合います。

ややもすると、上手(うわて)は
下手(したて)と感想戦をしても得るものはない
というような傲慢な考え方に陥りがちですが、
当教室にそのような考え方はありません。

将棋に限らずですが
他人に教えることができて初めて
”真に理解している”とよくいわれます。

また、他人に教えることによって
自らも頭の中が整理されて(整理を迫られて)、
さらに理解が進むということも
よくいわれることです。

ですから、教えることは専ら他人のためもの…ではなく
自らにとっても有益なものである…と考えます。

そんな考え方を根底に据えて
当教室では棋力に関係なく感想戦は全力で臨みます。

そして、先述の対局に話を戻すと、
上手(うわて)の子が懇切丁寧に
一手一手を教えてくれていて
下手(したて)の子はすべてを吸収しようと
耳を傾ける…。

そして、感想戦が終了すると
大きな声で「ありがとうございました」と
下手(したて)の子があいさつをしていました。

これは、形式的な儀礼のあいさつを越えた
心からの感謝の気持ちが込められていることが
とてもよく伝わって来る大きな声のあいさつでした…。
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