今日は通常教室の前の時間では
月に一度の初段コースの日でした。
初段コースでは、昨秋から
「囲い崩し」の基本問題に取り組んでいます。
囲い崩しというのは、
ある程度パターン化されているため、
”暗記科目”の要素があります。
ですので勉強量がモノをいうといいますか、
たくさんの問題を解いた者勝ちの面があります。
もちろん、実戦では、
教科書に出て来るそっくりそのままの形で
出現することも少ないので、
覚えた基本パターンをベースに
具体的に読みを入れて指し進めることになります。
初段コースの子たちは上級の子たちが多く、
試合などでも結果を残している子も多いですが、
今日の授業で、こども達の理解度を見ていると
意外と理解が及んでおりません(^^;
実戦を指せば、そこそこ勝てるのに
囲い崩しというセオリーが確立されている分野で
正解手を導き出せないということは
スポーツに喩えると
正しいフォームで動いているのではなく
我流のフォームで動いているようなものです。
何事もそうでしょうが、我流には限界があります。
やはり、正しい形とされている型を身につけることが
万事上達の基本です。
とはいえ、こども達の棋風や個性を
全て消してしまう指導は指導とはいえません。
こども達の棋風や個性は尊重すべく
許容できる範囲の我流はそのまま生かしてあげて、
習得すべき絶対領域については
適切に指導していけたらと考えております。