相性

今日は教室日です。



教室の子たちの対局を見ていると、
将棋という競技は「相性」というものが
存在するなあとつくづく感じます。

力的には決して劣っているわけではないのに
この子はあの子になかなか勝てない…とか
あの子に勝てるのになんで
この子に勝てないんだろう…といった具合に、
「相性」という言葉を持ち出さざるを
得ないような不思議な関係が存在します。

プロの世界であっても
そういう「相性」は存在するようで
トップ棋士同士でも
対戦成績が偏る場合もあるようです。

今日の教室でのこと、
ある子が連勝を重ねて
そろそろ昇級がチラつき始めたころに
次の対戦相手が苦手としている子と
なってしまいました。

今回も、というべきか
結果は負け…。

手合いが付いた瞬間に
「イヤな相手に当たっちゃったなあ」
みないな雰囲気がにじみ出ており、
戦う前からもう決着が
ついていたように感じました。

自分が指す得意戦法とか
攻め将棋、受け将棋といった棋風とか
そういう物理的要因により
確かに相性というものも
存在するのだと思いますが、
それだけでなく、メンタルの要因も
少なからずあるような気がします。

大人でも難しいメンタルコントロールを
こどもに求めるのは酷なことかもしれませんが、
格上だろうが苦手な相手だろうが、
強い気持ちをもって対局に臨むことも
技術の上達と同等に重要なことだと思います。

次回の教室は、11月10日（日）です。
場所は、神戸町立図書館となりますので
ご注意ください。