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神戸こども将棋教室ブログ

岐阜県神戸町(ごうどちょう)の子供将棋教室です。
受講生随時募集中!無料体験入学できます(神戸町在住以外の子も可)。

「天下分け目の関ヶ原」東西人間将棋・百面指し 2018

2018年05月27日 | イベント
昨日および今日の2日間、岐阜県関ケ原町にて
・「天下分け目の関ヶ原」東西人間将棋
・将棋百面指し
の両イベントが開催されました。

私は昨日は赴かなかったのですが、今日行ってまいりました。

これら催しは昨秋にも同町にて行なわれており
その時はあいにくの雨でしたが、
今回は天候にも恵まれました(風はやや強かったですが…)。

今日のファーストプログラムは女流棋士対決。
山口女流二段と里見女流初段の対局です。

エキシビションマッチならではの
おもしろい序盤の出だしとなりましたが、
中盤あたりでは里見女流初段が良くなったようにも見えましたが
山口女流二段が舌戦に持ち込んだ作戦が奏功したのか(笑)、
最後は勝利を収めました。

午後からは渡辺棋王と都成五段による対局。

(東軍・渡辺棋王)


(西軍・都成五段)

午前の女流対局では”人間駒”はありませんでしたが、
この対局では甲冑を纏った人間駒を用いて行なわれました。


西軍・都成五段が、関ヶ原合戦で西軍を率いた石田三成にあやかって
「石田流三間飛車」の作戦を用いたのには、なるほどその手があったか!です(笑)

一方、東軍・渡辺棋王は、鶴翼の陣をイメージしての陣形を組まれたそうで
堅い玉を好む渡辺棋王らしからぬバランス重視の形で応戦されていました。
これは人間将棋ならではの作戦で、すべての駒を1回以上は
動かそうという配慮があってのことだと思います。

渡辺棋王は、ご当地サイダーや、ご当地扇子を自ら購入されて
対局中にさりげなく持ち出すことで宣伝マンとして
PRされていた(?)ことは流石の応対でした(^^)

そんな対局の結果の方は、史実を覆し、西軍が勝利を挙げました。
東軍・渡辺棋王は、史実に基づいて西軍の竜が寝返ることを待っていたようですが(^^)、
最後まで寝返らなかったことが史実を覆した原因のようです(笑)。

そして、今回も、不自然な手を指すことなく全40人の人間駒がすべて
1回以上動いたことはさすがプロの技でした。

ところで、この対局には教室の子のお父さまが
西軍の角行としてご出演されておりました。

さすが角行。鎧や兜の装いが豪華です。
西軍駒でしたので勝ち鬨をあげて格好良かったです!

おまけの1枚。

その場に居合わせた教室の子たちと。
ベストショットでしたので、お母さまからいただきました(^^)

人間将棋の後には、将棋百面指しが行われました。
アマチュア愛好家100名がロの字型に配置された机に着席し、
プロ棋士7名がその中をぐるぐる回りながら順繰りに1手ずつ
指して行ってくれるというスタイルの指導対局です。
通称「ぐるぐる将棋」と呼ばれております。

事前応募制で当選した人100名が参加することができ、
当教室からも今日は8名の子が挑戦しました(昨日は5名)。
【今日参加した子たち】
 
 
 
 

感想戦で渡辺棋王に「最後よく詰みを読み切っていたね」等と
褒められて喜んでいた子もいたり、勝った子も負けた子も
とてもモチベーションが上がったようです。

最後に対局証明書をいただいて将棋百面指しは終了です。

今日は朝から夕方までまる一日将棋を楽しめました。
また来年も行なわれるのか分かりませんが、
神戸こども将棋教室からこんな近く(同じ西濃圏域)で行なわれる
トップ棋士もやって来る将棋イベントが
今後も続いていくことを願っております。
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「広報ごうど」2018年3月号に掲載されました

2018年03月05日 | イベント
2月12日(月・祝)に開催いたしました伊藤博文七段指導対局会について
神戸町の広報紙「広報ごうど」2018年3月号に掲載されました。


※画像をクリックしていただくと大きな画面でご覧いただけます。

広報ごうど2018年3月号
6面 「まちのできごとあれこれ」面

神戸町オフィシャルサイトでも「広報ごうど」がご覧いただけます。
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岐阜新聞に掲載されました

2018年02月14日 | イベント
2月12日に開催しました伊藤博文七段指導対局会に関する記事が
岐阜新聞に掲載されました。


※画像をクリックしていただくと大きな画像で見られます。

2018年2月14日(水)付
岐阜新聞朝刊 23面(「西濃地域」面)
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伊藤博文七段指導対局会

2018年02月12日 | イベント
今日は平成29年度プロ棋士指導対局会を開催いたしました。

神戸こども将棋教室でプロ棋士指導対局会を開催するのは
今年で3回目です。今年は伊藤博文七段をお招きし、
本日出席した教室の子たち28名に指導対局をしていただきました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

みんな教室で学習した定跡どおりしっかり指せたようです(^^)
勝った子、負けた子さまざまですが、
ほとんどの子が定跡どおりしっかり指していたことを褒めてくださいました。

定跡を学習して頑張って来た子は、見る人が見れば分かります。
そのことを先生は褒めてくださったのだと私は解釈しております…。

最後にみんなで記念撮影。

みんな良い顔しています!

こうして改めて見ると、教室の仲間たちが大きく増えました…。
2年前(創設1年目)の指導対局会の参加者は9名でした(^^)
その後2年でここまで大きくなりました。感慨深いです…。

これもひとえに将棋を頑張る教室の子たち、
将棋にご理解ご協力をいただき
お子さまを教室へ通わせてくださっている保護者のみなさま、
場所をお借りしている神戸町中央公民館のスタッフのみなさま…
神戸こども将棋教室に関わるすべてのみなさまのおかげです。
あらためて御礼申し上げます。

指導対局会の後は伊藤先生を囲んでの懇親会を開催いたしました。
こども達から伊藤先生への質問の時間や
ビンゴ大会を行い、あっという間に時間が過ぎて行きました…。

ビンゴで3位以内に入った子は
伊藤先生に揮毫していただいた扇子を獲得しました!
  
正直いって、これは私も羨ましいです(笑)。
ゲットできた子はラッキーですね!
これを持ちながら将棋を指していれば
それだけで強そうに見えますね(^^)

懇親会も終了し、本日のすべてのプログラム終了です。
今年も総じて好評をいただけたようですので(?)、
来年もまた開催できればいいなと思っております。

最後になりましたが、
本日の指導対局会および懇親会の開催にあたっては
保護者のみなさまに会場設営・後片付けなどに
お力を貸していただきました。みなさまのご協力があって
本日の催しをすべて無事に執り行うことができました。
誠にありがとうございました。
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「天下分け目の関ヶ原」東西人間将棋・百面指し

2017年10月15日 | イベント
今日は、岐阜県関ヶ原町にて関ヶ原合戦祭りが行われ、
その中の1つの催しとして、
「天下分け目の関ヶ原」東西人間将棋および将棋百面指しが行われました。

人間将棋とは、文字どおり人間が将棋の駒に扮して行なわれる将棋です。
フィールドに大きな将棋盤が置かれて、そのマス目に人間駒が配置されます。

対局者が「7六歩」等の動かしたい符号をマイクを通じて伝えて
それに従い、人間駒が動くという流れです。

人間将棋といえば、山形県天童市で毎春行われているものが有名ですが、
今回は岐阜県で初めて(?)行なわれました。

天気はあいにくの雨でしたが、
佐藤名人(東軍)VS山崎八段(西軍)という好カードで対局が行われました。



ひな壇の観覧席も用意されていましたが、
私が到着した時には既に満席であったため、グラウンドレベルで観戦。

やはりグラウンドレベルでは、分かりづらいです…(苦笑)
隣りに設置されているステージには大盤もあり、
そちらで戦況は分かるのですが、やはり”人間将棋”を味わいたい…。

教室の子と同じところで一緒に見ていたのですが、
その子が言った妙案。
「ドローンを飛ばして、映像をスクリーンに映したらどうでしょう。」

なるほど!その手があったか!
企画運営者の方、もしも次回以降があれば、
この演出はいかがでしょう?(笑)

人間将棋の結果の方は、
東軍(佐藤名人)が西軍(山崎八段)に勝利し、
史実どおりの結果となりました。

人間将棋でのご法度は不動駒(一度も動かずに終わってしまう駒)。
人間駒になった人も一度も動かずに
将棋が終わってしまうのは寂し過ぎますもんね。

不自然な手を指すことなく不動駒を作らずに
一局の将棋を築き上げる技は、さすがプロ。
”魅せる将棋”です。

人間将棋が終われれば、
午後からは、将棋百面指しが行われます。
当初は、人間将棋を同じく屋外で行われる予定でしたが、
雨が降っていたため、屋内施設に場所を変更して開催。

100名のアマチュア棋士が「ロの字型」一堂に座り、
プロ棋士6名が順番にぐるぐると回り指し継いで対局を進めます。
通称「ぐるぐる将棋」とも呼ばれるスタイルの指導対局です。

当教室からは9名の子が参加しました。
 
 
 
 


一度に6名のプロ棋士と盤をはさめるなんて
とてもうらやましいです!
しかも、現役の名人を盤をはさめる機会なんて滅多にありません。
私も現役の名人と盤をはさんだ経験はありません。

みんな、とても良い経験・財産になりましたね!

今日は、大会・試合とはちょっと違ったテイストで、
将棋を一日満喫できました。
勝った・負けたをあまり意識することなく、将棋を純粋に楽しむ、
こういうイベントも良いものだなと感じた一日でした…。
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