押井守の「イノセンス」を観た。
び、微妙、、、。一体、何考えてるんでしょうか、あのモジャ公は。少なくとも、ジブリの鈴木プロデューサーが宣伝していた「大衆的な作品に仕上がった」ってのは大ウソ。上映途中で席を立つ人もいたし、帰り際に「始まって10分でヤバイと思った」とか「意味わかんな~ゐ」という声も聞こえた。
印象に残ったシーンといえば、セクサロイド(エロボット)が襲ってくるときの気持ち悪い動きと、中国語(?)で展開されるファイアーウォールがカッコイイと思えたことくらい。
あとは、難解なことわざや、聖書や神話からの引用、哲学的モノローグといった、最近の押井映画のダメな部分(涸れた作家のエクスキューズ)が延々とつづく。そこへさらに、日本古来のリミテッドアニメーションと欧米のフルアニメーションの間のような、いかにもプロダクションIG的な快感と縁遠いセル動画と、存在意義の希薄なCGが追い討ちをかける。美しさと、閉塞感に。
「甲殻機動隊」で世界を魅了したテクノオリエンタリズムもなければ、劇場版「うる星やつら2」の革新的アイデアもない。「御先祖様万々歳!」の職人的掛け合いもなければ、エロ同人のネタになるような萌えキャラもいない。ないないづくしのオンパレード。俺のあくび涙とがまん汁もオンパレード(が、がまん汁?)。
帰りの電車のなかで、この映画は一体誰をターゲットに作ったんだろう、という疑問符で頭がいっぱいになった。たぶん、
・哲学好きな人
・デジハリの勘違い学生
・「押井さんといっしょに成長してきました」とか言っちゃえる中年小金持ちオタ
・ウォシャウスキー兄弟
・「ムー」読者
あたりの総勢2万とんで3人くらいがコアターゲットだったに違いない、と勝手に納得。
セクサロイド(エロボット)といえば、ジャンプで先週から始まった新連載「無敵鉄姫スピンちゃん」の方が要チェックだ。これは、自分の男としての欲望を叶えるために、セクサロイド(エロボット)の研究にすべてを
賭ける科学者を装った変態じじいの物語。ジャンプの厳しい自主規制基準に果敢に挑みつつ、「中学生の妄想」という大衆性をとても大事にした、感動的な意欲作だ。
押井守には、まずこの「無敵鉄姫スピンちゃん」を読んで、己のあるべき姿を見つめなおすべし、と本ブログからXserveしておこう。
・追記
おもろかったイノセンスブログ。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040402
http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/archive2004b.html#innocence
び、微妙、、、。一体、何考えてるんでしょうか、あのモジャ公は。少なくとも、ジブリの鈴木プロデューサーが宣伝していた「大衆的な作品に仕上がった」ってのは大ウソ。上映途中で席を立つ人もいたし、帰り際に「始まって10分でヤバイと思った」とか「意味わかんな~ゐ」という声も聞こえた。
印象に残ったシーンといえば、セクサロイド(エロボット)が襲ってくるときの気持ち悪い動きと、中国語(?)で展開されるファイアーウォールがカッコイイと思えたことくらい。
あとは、難解なことわざや、聖書や神話からの引用、哲学的モノローグといった、最近の押井映画のダメな部分(涸れた作家のエクスキューズ)が延々とつづく。そこへさらに、日本古来のリミテッドアニメーションと欧米のフルアニメーションの間のような、いかにもプロダクションIG的な快感と縁遠いセル動画と、存在意義の希薄なCGが追い討ちをかける。美しさと、閉塞感に。
「甲殻機動隊」で世界を魅了したテクノオリエンタリズムもなければ、劇場版「うる星やつら2」の革新的アイデアもない。「御先祖様万々歳!」の職人的掛け合いもなければ、エロ同人のネタになるような萌えキャラもいない。ないないづくしのオンパレード。俺のあくび涙とがまん汁もオンパレード(が、がまん汁?)。
帰りの電車のなかで、この映画は一体誰をターゲットに作ったんだろう、という疑問符で頭がいっぱいになった。たぶん、
・哲学好きな人
・デジハリの勘違い学生
・「押井さんといっしょに成長してきました」とか言っちゃえる中年小金持ちオタ
・ウォシャウスキー兄弟
・「ムー」読者
あたりの総勢2万とんで3人くらいがコアターゲットだったに違いない、と勝手に納得。
セクサロイド(エロボット)といえば、ジャンプで先週から始まった新連載「無敵鉄姫スピンちゃん」の方が要チェックだ。これは、自分の男としての欲望を叶えるために、セクサロイド(エロボット)の研究にすべてを
賭ける科学者を装った変態じじいの物語。ジャンプの厳しい自主規制基準に果敢に挑みつつ、「中学生の妄想」という大衆性をとても大事にした、感動的な意欲作だ。
押井守には、まずこの「無敵鉄姫スピンちゃん」を読んで、己のあるべき姿を見つめなおすべし、と本ブログからXserveしておこう。
・追記
おもろかったイノセンスブログ。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040402
http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/archive2004b.html#innocence
一方アップルシードは、すごいいいとの評判。
こちらにきたいっすね。
みたら感想きかせてねん。
ぼくは「花とアリス」に夢中です。
花とアリスは見に行く予定。
「花とアリス」に萌え~
蒼井優に萌え萌え~
こういうときに使うの、「萌え~」って??
きもいね、おれ。。