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う○こに酢を塗りたくった様なパフュームでXserve

2004-06-30 | ヌルヌルアーカイブ
朝から地獄を見た。

時間帯的には「おそよう」な小田急線の登り電車。俺の隣りに、ぱっと見――クラーク・ケントとチーマーがフュージョンしたかのような――ナイスガイがあらわれた。というか、座ったんだ。

ここまでは、何の不思議も不満もない。だが、ここを起点として、俺の今日の“ヒップでホップな”はずの一日の始まりが、音を立てて瓦解したんだ。

ある、懐かしいパフュームが、車内換気扇と線路の歪みが生み出す「1/fゆらぎ」のリズムとともに、俺の鼻腔を第11使徒ばりに侵食する。

――ワキガ。

それと気づいた瞬間、懐かしさは即刻「遠い日の花火」と散り、別の形容詞が「碧天の入道雲」のごとくセーコートーテーの気圧配置となりて、我を襲う。そう、まったくもって、生半可ではない、激烈なパフュームだ。

――うんこに酢を塗りたくった様な。

まさしく、この刹那だ。イラクの政治情勢や、FRBの追加利上げの是非を瞬考したのは。なぜなら、そうせざるを得なかったから……。そして私は、「ヘルシーリセッタ」のCMに込められた、真の意味を理解したのだった。

「たまんないだろう!?」
「たまんない!」
「たまらんだろう!?」
「たまらん!」

さらに、俺を窮地に落とし入れたのは、キャツの咳だ。お前はエヘン虫か!……とまではいかないまでも、1分間に約3回のペースで「ゴホ...」とやりやがる。せっかく、命をかけて座れるスペースをゲットした俺――慢性睡眠不足(&欲求不満)――の存在そのものを、根本から否定されたかのようだ。まるで、眠れやしない。そして、こんな俺のささやかな想いとは裏腹に、それは――小田急独特の「1/fゆらぎ」とともに――いつまでも、いつまでも続くかに思われた。

でも、止まない雨はないんだね。

今日、そのあと、一筋の光明が、ワキガとうんこと酢と咳を吸い取って、さらに浄化し洗い流したかのように、俺の前に燦然と輝き、そして降臨した。

詳細は次号で!

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