表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

葉月の裏通り

2017-07-31 20:05:14 | 焙煎珈琲裏通り
気がつけば今年も残り5ヶ月...未だ梅雨も明けず、宮城だけ甲子園出場校も決まらずのうちに葉月8月になってしまいますね。夏が来ないうちに立秋が近づいてくるなんて。

今年最大のお祭りが終わってしまった8月は静かなものです。あくまでも予定ですが、明日以降の裏通りはこんな感じです。突発的な予定の情報はFacebookのページで随時更新しますので、たまにチェックしてみてください。



※翌月の9月は出張が多くなりますのでご了承ください。

祝!!来日!! Southside Johnny & The Asbury Jukes

2017-07-20 17:49:56 | ブルース・スプリングスティーン
今更ですが...サウスサイド・ジョニーの来日が決定しました!!もちろんチケットは購入済み(そのためにわざわざビルボードの会員になりました)です。

初期の名盤がリマスターされ発売された5月に、奇しくも当ブログでサウスサイドへの想いを書き連ねたばかりでした。今やあまりにもマイナーなミュージシャンになってしまったので、まさか本当に日本に来る日がくるなんて夢にも思いませんでした。招聘元に心から敬意を表します。
昨年のブルースのリバー・ツアーでゲスト出演を期待していたのに見事に裏切られたし、今は"ナマ・サウスサイド"が観れる(会える)という幸せで胸がいっぱいです。
もし彼とお話できる(英語は喋れませんがw)機会があったら、ブルースに日本に来てくれるよう口添えを頼むつもりです(笑)


しかしこんなにカッコ良いサウスサイド・ジョニーなのに、どの辺りから日本盤が出されなくなったんでしょう?ブルースやジョン・ボン・ジョヴィが参加した91年の大名盤『ベター・デイズ』までは日本盤が出ていました。
その後の作品に関しては多分出ていないですよね?昔エピック・ソニーから出ていた作品ももう廃盤だろうし。最新作SOULTIME!だって、仙台のタワレコ辺りじゃ取り扱いがないのでブルースのファン・サイトで購入しました。発売元はLeroy Recordsというマイナー・レーベルです。自主制作?
でもこの新作、タイトルの通りソウルフルで結構カッコ良いので、もしまだ未聴の方は是非どうぞ。簡単には手に入りませんが、アマゾンなんかだったら買えるのかな?


そして現在(というかサウスサイドはいつもツアーと言う名のドサ回りしています)行われているツアーのセットリストを見ると...

7/14/2017
The Tin Pan
Richmond, VA
List via Miss October

Everyday Will Be Like a Holiday
All I Needed Was You
Love on the Wrong Side of Town
Forever
Gin Soaked Boy
Cadillac Jack
Strange Strange Feeling
Talk to Me
Without Love
Spinning
Trapped Again
Walk away Renée
I’m not that Lonely
Broke Down Piece of Man*/Walk on the Wild Side
All I Can Do
This Time It’s for Real
The Fever
Sherry Darling
I Don’t Want to Go Home

Encore:
We’re Having a Party

と、カッコ良い新作からはたった2曲(太字)のみ。知らない曲もありますが、基本初期のヒット?曲を中心としたステージ構成のようです。それにしても短かそうなステージ。一時間ちょっとでしょうか?日本公演もこんな感じかな。

でもまあ、大好きな「ウィズアウト・ラヴ」も入っているし、押さえるべき曲はしっかり押さえてあるし、この日はブルースの「愛しのシェリー」も演奏しています。
さらに今年のレコードストア・デイに出たミニ・ライヴアルバム『ライヴ・フロム・Eストリート』には...

Side One
Jack of All Trades
Cover Me

Side Two
Murder Incorporated
Tenth Avenue Freeze-out

と、4曲のブルースのカバー入り。この辺りもセットリストに入ってくる可能性アリです。


とにかくメチャクチャ楽しみなサウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークスの日本公演。ビルボード・ライブ・トーキョーに行くのはドキドキしますけど。
皆さんもしっかり予習して本番に挑みましょうね(^^)


※リンクしたのは現在廃盤となってしまった(VHSはまだ持っています)ストーン・ポニーでのライヴです。キレっキレのサウスサイドがカッコ良いです。
Southside Johnny & The Asbury Jukes, Stone Pony show September 26, 1991

皆さんは信じられますか?

2017-07-03 13:38:06 | 本と雑誌


奥野修司さんの「魂でもいいから、そばにいて 3.11後の霊体験を聞く」を読みながら涙が止まりませんでした。

著者ご本人はあとがきで"事実かどうか検証できない。再現性もないし、客観的な検証もできない。"ので、この本がノンフィクションとして成り立つのか?と自問しています。
しかし僕はそのまま全て(体験者にとっては)100%事実だと受け入れながら読ませて頂きました。立派な震災の記録であり、生々しいノンフィクションだと思います。だからこそ読みながら号泣してしまったのです。

幸いにも僕の親類縁者の中には被災して亡くなった方はいません。母親の故郷、旧河北町の釜谷地区にも近い親戚は残っていませんでした。なので作中に出てくる体験は殆どしていません。
でもあの震災をリアルに体験(僕は多賀城にいました)して、あの惨状を目の当たりにしたら、この本に書かれている体験者の話を真っ向から否定することはできません。むしろ当然起こり得ることであり、もっともっとこのような体験をされた方はいらっしゃると思います。

僕は子供の頃から不思議な体験を数多くしてきました。小学生の頃はオカルト・ブームでもあったし、心霊関連の本も読み漁り、心霊特集のテレビを心待ちにしてきました。ウチにいらっしゃるお客様も、時折「そういえばこの前不思議なことがあったの...」という感じで、何の脈絡もなく不思議な体験談を話してくれたりします。
そのようなことから、以前出版された震災における霊体験の書籍も、最初は「興味本位」で手に取り、不純な気持ちで読んでいました。今思えばこれはいけませんね。あまりにも失礼なことをしてしまいましたね。この場を借りてお詫び致します。

今回はこの反省を生かして、先に書いたように何の先入観も持たずに読みました。当時の状況を思い出しながら...。

もし自分が同じ状況下に置かれたら?大切な家族と死に別れてしまったら?自分だけが残って(あるいは逝って)しまったら?
当時の空気を肌で感じた方ならきっと共鳴できると思います。そんな方は是非一度読んでみてください。そして語り合いましょう。