表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

誰も悪くない

2023-07-27 18:21:43 | 独り言

夏の甲子園の出場をかけた神奈川県大会決勝。後味悪いですよね。

「疑惑の判定」?

名門(どちらもですが)が劇的な結末で敗退したことでこんな風に言われています。

どうして土壇場で逆転打を打った選手を褒めてあげられないんだろう?もちろんスポーツには「流れ」があるのは良く分かります。でもあそこでホームランを打った選手こそ賞賛するべきだと思います。

それなのにまるで二塁審さんが悪いような言われ方。批判している方々のご贔屓の学校は審判のせいで負けたの?

仮にあのプレーがアウトだったとしても勝ったとは限らないでしょう?

僕もアマチュア野球に審判員として深く携わっているので、どうしても”そっち”の目線・立場で考えてしまいます。

高校野球の審判員がボランティア(日当はでるけど)でアマチュアなのは、やっている方もアマチュアなんだから仕方ないですよね。まさか毎試合NPBの審判員を連れてくるわけにはいきませんし。

でも甲子園出場をかけた決勝戦のグランドに立てる程の方なら、幾度となく修羅場をくぐってきたはず。豊富な経験がなければ決勝戦の審判なんてやらせてもらえません。

野球のジャッジ(ルールも)はただでさえグレーな部分(個人の感想です。主観的なところがいっぱい)が多いし、瞬時の判断が求められます。もちろん公平にしっかりプレーを見て、自信を持って判定します。

あの試合以降、ネット上で「ビデオ判定をアマチュア野球(その他のスポーツ)にも導入するべき」等という無責任な要望が噴出しています。

百歩譲って甲子園大会規模であれば可能かもしれませんが、地方大会は設備費用と人員確保の面で難しいでしょうね。

ビデオ判定をやるならば予選の一回戦から全ての試合でやらなきゃ不公平。決勝戦だけ?んじゃ準決勝は良いの?

良くそのワンプレーで人生が変わるなんて大げさなことが言われます。今回は野手にエラーが記録されました(選手が責任を背負いこむなら可哀そう。周りのフォローが大事)けど、それで人生が変わるっていうなら、誰もが無責任に好き勝手言えるネット社会の現在、塁審を務めていた方だって人生が変わりかねません。

第一、メディアの報道の仕方も「疑惑の判定」高校野球「疑惑の判定」元NPB審判が見解 「どちらとも取れるプレー」「必要以上に批判されている」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュースなんて騒ぐから、それがどんどん一人歩きしちゃって混乱を招いているわけです。

実際自分もグランドに立ったとき、判定がとても微妙な場合は観客席がザワついたりします。一昔前ならヒドいヤジが飛び交っていました。だったら全ての世代全ての試合において、公平なビデオ判定を導入してもらった方がスッキリするとも思います。何なら全部機械で判定しちゃえば誰も文句言わなくなるのでは?

ま、そうしたとき何が面白いのかは分かりませんけどね。

ダラダラと脈絡もなく書き連ねてしまいましたが、個人的な意見として今回の試合は誰も悪くありません。選手も指導者の方々も保護者の皆さまも、そして審判員の方も一生懸命闘った結果こうなっただけです。

メディアの皆さん、もうやめにしませんか?変な方向に世論を操作しないでください。

 

 

独り言でした。

 


中国女

2023-01-15 20:01:28 | 独り言
https://youtu.be/sJuXXGXS3no

ご冥福をお祈りします。

息子と同じ時期に同じ病気が見つかり、SNS等でツラい闘病生活を送っていらっしゃるのを拝見していました。

その闘病のツラさが痛いほど分かるから

息子の分まで頑張って欲しかったです。

息子も貴方のことが大好きでした。

本当にありがとうございました。安らかに。

20回目の9.11

2021-09-11 21:46:00 | 独り言
もう20年?まだ20年?

2011年の大震災を体験するまで「こんな衝撃的な出来事は二度とないだろう(それまでは阪神淡路大震災)」と思っていました。

決して忘れません。

そしてコロナが収束したら、必ずまた祈りを捧げに行きます。

rest in peace.












大島さん安らかに…師匠と呼ばせて頂きます

2021-07-05 23:04:22 | 独り言
https://ameblo.jp/ohshima-yasunori/

大島康徳さんがご逝去されました。

昭和のセントラル・リーグ(僕はタイガース一筋ですが)に一喜一憂していた者にとって、ドラゴンズの大島選手は敵味方を超えて野球小僧のヒーローでした。派手さはなかったけど、めっちゃカッコ良かった。
正直、ファイターズ時代は(パだし)あまり見ていません。やはり僕にとって大島康徳はドラゴンズの人なんです。

現場から足を洗って(戻りたかっただろうな)からは、愛情たっぷりユーモアを交えた軽妙洒脱な解説者として、全ての野球ファンを楽しませてくださいました。あの華麗な話芸がもう聞けないと思うと…寂しい限りです。

ずっとブログは読ませて頂いていましたが、大島さんが春先に奥様にお話しされたという、最後の更新となった「この命を生ききる」と題された大島さんのメッセージ。これはもう涙なくしては読めませんでした。つい自分を重ね合わせて何度も何度も読み返して、大島康徳という一人の野球人の達観した(とは言えいっぱい未練はあったでしょう)一言一言の重みはハンパないものでした。
あまりにも崇高なので一行たりとも引用するのが憚れました。まだお読みになっていなければ是非一読ください。


僕のように弱い人間ではここまで言い切れません。本当に素晴らしい方だったんでしょうね。また一人、人生の師匠に出会ったような気がします。もっとお話が聞きたかったです。

大島さんのようには逆立してもなれませんが、少しでも近づけるよう、精一杯生きていきたいと思います。

大島師匠。安らかに…