表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

"The River" No Nukes Concert ~12月初めの裏通り~

2021-11-27 17:15:02 | 焙煎珈琲裏通り
Bruce Springsteen "The River" No Nukes Concert Sept 21-22 1979


『ノー・ニュークス・コンサート』発売以降、店内のBGM(または映像)はコレ(オフィシャルをメインにアーカイヴ・シリーズの完全盤も)が98%を占めています(もちろん寝ても覚めても。クルマの中も)。まるで悪い魔法にかかったみたいに。

この寸分の隙もない、約90分に有り余るエネルギーを凝縮した完璧なロックンロール・ショウ。特に最初の泣きの場面が、両日とも4曲目に披露(特に21日は初披露)された「ザ・リバー」ではないでしょうか。まだ発表前で粗削りながらも情感のこもった演奏。今回は22日版が使われましたが、初日の妹に捧げたバージョンはズドン!と心に響きますよね。この日いきなり何の前触れもなくこんな素晴らしい曲を聴かされたお客さんは幸せ者です。
※「ザ・リバー」だけでなく、何度聴いてもショウのオープニングから泣いてますけど

店内では『ノー・ニュークス・コンサート』が連日大音量で流れていますので、是非聴きに(観に)来てくださいね。

【12月初めの裏通り】

12月 1日(水)・・・通常営業
    2日(木)・・・通常営業
    3日(金)・・・学校行事の為夕方まで不在(創立記念日ですって)
    4日(土)・・・10:00~日没
    5日(日)・・・定休日
    6日(月)・・・通常営業
    7日(火)・・・通常営業
    8日(水)・・・通常営業
    9日(木)・・・通常営業
   10日(金)・・・通常営業
   11日(土)・・・10:00~日没
   12日(日)・・・定休日

6日の週のどこかに通院が入るかもしれませんが、基本ほぼ通常営業です。変更がある場合はFacebookの【焙煎珈琲裏通り】でお知らせします。



☆11月29日(月)所用の為開店時間が多少遅れます。ご了承ください。

NO NUKES~11月後半の裏通り~

2021-11-13 10:35:54 | 焙煎珈琲裏通り
https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/event/102465?fbclid=IwAR3J3yQDKLBVgS3cf-u0q1Dv0MbrUF015ziT2A1-yuWgXC_d-CSBIo_7Rig

ソニーさん、このような機会を作って頂きありがとうございます。できれば全国で開催してもらいたいところですが、致し方ないですね。機会があれば是非参加したいイベントです。



【11月後半戦の裏通り】

11月15日(月)・・・通常営業
   16日(火)・・・通常営業
   17日(水)・・・通常営業
   18日(木)・・・通常営業
   19日(金)・・・NO NUKES ※毎月19日は定休にするかも
   20日(土)・・・未定
   21日(日)・・・定休日
   22日(月)・・・通常営業 ※PM店内工事(予)
   23日(火)・・・10:00~日没
   24日(水)・・・通常営業
   25日(木)・・・通常営業
   26日(金)・・・未定
   27日(土)・・・10:00~日没
   28日(日)・・・定休日
   29日(月)・・・通常営業
   30日(火)・・・通常営業

さあ、いよいよ発売まであと6日!!


最終的に手元には何枚のこのアルバムが届くんだろう?怖くて数えられません(笑)

Ballad of Easy Rider

2021-11-12 10:16:54 | ブルース・スプリングスティーン
めっちゃレアなブルースの音源がアップされました。

オリジナル・ザ・リバー・ツアー真っ只中の1981年8月20日、今は無きロサンゼルスのスポーツアリーナで行われたベトナム戦争帰還兵救済(慈善)コンサートで、この一回のみ演奏されたザ・バーズの「バラッド・オブ・イージー・ライダー」。

この20日から28までのロサンゼルス6公演はレア曲満載、とても興味深いステージなので、是非アーカイヴ・シリーズ(できればボックス・セット)で世に出してください!

Bruce Springsteen - Easy Rider (Super RARE!)



(You Make Me Feel Like) A Natural Woman

2021-11-06 11:26:04 | Soul
昨日公開初日を迎えた『リスペクト』。素晴らしいの一言です。サントラも最高です。

映画は幼少期から伝説のニューテンプル伝道教会のチャーチ・コンサートまでの約20年を、濃厚に丁寧に描いています。

https://youtu.be/zMr3iaNURJU

しかし単にアレサの歴史をなぞるだけでは無く、裕福な家庭に育ち、厳格すぎる父親(フォレスト・ウィテカーが素晴らしい)からの束縛、よき理解者だったはずのテッド(ダンナ)からの度重なる暴力。それでも頂点に上り詰め、名声を欲しいままにしたのに何度も自分を見失い、それを”悪い虫”のせいにしながら酒に溺れていく(このシーンの迫力はトリハダもの)アリサ。華やかな世界に生きるナチュラル・ウーマンの話だけではなく、心に闇を持ったアリサの悲劇。信心深い家庭に生まれ育ったが故に信仰を捨てられず苦悩し、マーティン・ルーサー・キング牧師との交流を通じて、黒人解放を高らかに宣言する闘士でもあったアリサ。正直、とっても重たいテーマが盛りだくさんの深い映画です。波乱万丈ってこういう人生のことを指すんでしょうね。

先に公開された『アメージング・グレイス』で、あの時代に何故そこであのコンサートを(撮影隊も入れて)行うようになったのか?これも良く理解できました。この2本の映画は一心同体なんじゃないでしょうか?是非両方観ることをオススメします。

有名なアラバマ州フェイム・スタジオでの「貴方だけを愛して」のレコーディング風景や、あまりにも周りの男たちが自分を軽く扱うことにイラだち、オーティスの曲を姉妹と真夜中に作り上げた(コーラスの♪リーリーリーリーって、アレサのニックネームに引っ掛けたものだったんですね。曲作りも含め実際はどうだったんでしょう?)「リスペクト」誕生の瞬間~MSGでのステージなど、音楽的な高揚感に満ち溢れたシーンも満載ですが、アレサ役のジェニファー・ハドソンの「アレサにはとっても憧れているけど私はアレサにはなれっこない」的な”一歩引いた潔さ”が逆にとても良かったです。
作品を観る前は、個性の強いジェニファーが個性の塊のようなアレサを演じても『ドリーム・ガールズ』のようになっちゃうんじゃないか...と心配していましたが、杞憂です。
どうしても実在の人物、特に現代人を描くと「本人になりきらなきゃいけない」みたいな強迫観念が邪魔をしちゃうことが多い中、ジェニファーはとっても塩梅良くアレサを演じてくれていました。特にタイトル曲の歌唱シーンはカンペキでした。来年のアカデミー賞が楽しみです。

最後に。ネタバレを承知で動画をアップしましたが、コレってエンドロールで流れるんです。作者のキャロルはもちろん、大統領(オバマさん)まで泣かせる歌声って...
そして1カットだけジェイクとエルウッドと三人で撮った写真が流れます。号泣必至ですよ。あの映画のウラ話みたいなのも見てみたかったな。現在制作中とのウワサのBBのドキュメンタリーで紹介してもらえたら嬉しいですね。

そういえば3年前にアレサが亡くなったとき、彼女は「飛行機がキラいだから日本に来なかった」みたいな記事を見かけた記憶がありますが、劇中NY行きの航空チケットを貰って狂喜するシーンがありましたし、最初のヨーロッパ・ツアーの際はどうしたんでしょう?まさかヒッチコックのように船旅?

しばらくはアレサ・フランクリンの生涯を深掘りしていきそうな僕です。また観に行かなきゃ。

※シネコンで『リスペクト』上映のシアターの隣が4DXの場合はご注意ください。振動と重低音が漏れてきてウザいです。
あ、これって名〇ジャスコだけかな?

Aretha Franklin - (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (Live at Kennedy Center Honors)


とりとめもなくダラダラと失礼しました。