たまには店の話題でも載っけてみましょうか。
ご存じの方も多いとは思いますが、僕の生家は(一応由緒ある)お寺です。しかも長男です。なのに継いでいません。僕よりもはるかに立派な弟が寺を守ってくれています。
さて皆さん、お寺と言えば!?何を連想します?
そう、お供えものですよね。
実家でも多くのお檀家さんのお位牌やお骨をお預かり(墓地は市内の霊園内なので境内墓地はありません)していて、お供え物があがるわけです。
もちろん、お参りしてそのままお持ち帰りになる方が多いのですが、時折そのままお供物として残していかれる方もいらっしゃいます。
不謹慎ですが、子どもの頃はそれはもう貴重なおやつとしてこっそり(ちゃんと手を合わせてから)頂いていました。
現在は食品ロスの観点からも、賞味期限を切らしたり(保存の利く缶詰等はフードバンクに持ってったりしています)腐ったりする前に有効利用するべきだと思うので、定期的に実家からもらってきては皆さんにおすそ分けしています。
それでもとにかく数が多いので、そんな時はジャムに変身です。

やはり秋から春にかけては林檎。裏通り名物お供え林檎ジャムの出来上がりです。
僕は小豆も果物も煮るときにはザラメ糖を使うし、林檎の場合皮も一緒にじっくり時間をかけて煮詰めていくので色も味も濃い目です。
タイミングが合えば店頭にも並びますし、リトカフェでもヨーグルトやバタートーストのお供にお出しすることもあったりなかったり。


色んな種類の林檎が混じるので、毎回味も風味も食感も違いますが、そこがお供え林檎ジャムたる所以です。
皆さまのお口に合えば嬉しいですね。
http://mujintou.net/houwa3.htm
※お供え物についてとても深い考察の記事を見つけましたので、是非読んでみてください。
但し‼仏教的な観点でのお話なので、仏教を信仰していない方はスルーでお願いします。