表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

卯月の裏通り

2017-03-30 13:54:09 | 焙煎珈琲裏通り
明日は春のセンバツの決勝、夜は我らがタイガースのVロードの幕開け、そして明後日からは新年度。忙しい時期ですが、明日はプレミアムフライデーじゃないですか!!皆さん早く帰れて羨ましいですね(笑)

小中高の野球も公式戦が始まるし、中学校その他色んなところで役員を引き受けてしまったので個人的にもメチャクチャになりそうな新年度になりそうです。



学校の役員会等でハンパな時間に店を抜け出すことが多くなりますので、ご来店の際はご注意ください。

また、四月は"東京出張"が多くなりそうです。これは僕の宿命みたいなものなのでこちらもご注意ください。

尚、1日(土)は荒天の場合に限り通常営業になります。

一周忌に。

2017-03-29 18:45:37 | ブルース・スプリングスティーン
祭りの後に
数十年来の念願叶い、「マジソンスクエアガーデンでブルースに会う」と言う夢が現実になりました。本気で願えば夢は叶うんですね。思えば二か月前、まさかの直前中止という最悪の経験をし、......


丁度一年前、僕は永年の夢を叶えて「もう思い残すことはない」と心に誓ったはず。そういう意味で今日(日本時間だと29日になるけど)は一周忌。思い出に浸る日です。朝から(というか昨日から)あの日の音源ばかり聴いています。


でも人間ってホント贅沢ですよね。

「次はあそこで」とか「まだあの曲聴いてない」とか色々妄想が広がるばかり。

あと何回ブルースに会えるかな。

もうすぐマジック143点灯!!

2017-03-29 15:44:00 | 焙煎珈琲裏通り
今年はWBCがあったので既にシーズンに入ったような気もしますが、いよいよ明後日31日より我らがタイガースのVロードが始まります。明後日マジック143点灯です。



もちろん今年も恒例のアノ企画やりますよ。



正直、プロ野球よりも少年野球や中学・高校野球を観ていた方が断然面白いんですけど、春がくれば桜が咲くみたいにシーズンに入ればやらないワケにはいかないですよね。
去年のことは忘れて、みんなでタイガースを応援しましょう!!

※「卯月の裏通り」(4月の営業カレンダー)は後日アップします。

Record Store Day is April 22

2017-03-21 14:54:55 | ブルース・スプリングスティーン
ついに『ライヴ・アット・ハマースミス・オデオン’75』がアナログ盤化!!レコード4枚組の昨今ではあまり(というか全く)見かけない大ボリュームでの登場です。ウワサではどこかで記事を見かけたけど、ホントに出るんですね~。





12分を超える「Eストリート・シャッフル」、17分!!を超える「キティズ・バック」は共に一面を独占する曲割りになっています。

ジャケットの裏面とレコードのラベルはこんな感じですが、一体どんなジャケットになるんでしょう?昔のアナログのブート盤だと3枚とか4枚でもペラペラのボール紙のジャケットに無造作に突っ込まれていました。まさかオフィシャルで出す(しかもレコード・ストア・デイの商品)のにそんな安普請なワケありませんよね。
ボックスになると値段が上がるから、見開き4面くらいにして欲しいなぁ。

その前に日本でも入手出来るのかな?いつものファンサイト(Backstreets.com)経由かな?

それ以前に今更アナログで聴く意味ってあるのかな?

Hail Hail Rock 'N' Roll

2017-03-20 13:00:06 | Rock
Chuck Berry: Hail Hail Rock 'N' Roll Trailer 1987


チャック・ベリーが亡くなりました。享年九十歳。ロックンローラーとしては奇跡の長生き。大往生といって良いんでしょうね。
ブルースをはじめ、色々なミュージシャンが哀悼の意を表しています。それほど偉大だったんですね。ただ、追悼メッセージを発表している面々も"明日は我が身"な御年。それもチャックの域の長い音楽活動の賜物です。

小学生のときに『アメリカン・グラフィティ』を初めて観て、劇中で流れた「ジョニーB.グッド」のカッコ良さにシビれ(まだチャック・ベリーの名前は知らず)中学生の頃はその流れで古いロックンロール(俗に言うオールディーズ。当時たった25~30年前の音楽たち。今エイティーズを聴くのと変わらないんですね。)を良く聞いていました。やはりその中でもチャック・ベリーのロックは格別でした。
「スイート・リトル・シックスティーン」がなければ「サーフィンUSA」は生まれなかったし、チャックのギター奏法がなければローリング・ストーンズの曲だってキースの奏でるイントロやギターリフも違っていたはず。もしかしたらチャックがいなかったらビートルズの音楽だって変っていたかも知れません。チャックの名曲「バイ・バイ・ジョニー」がなければブルースだってエルビスの追悼に「ジョニー・バイ・バイ」なんて曲作らなかったでしょうし。

そしてチャックがいなければ映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の中でマーティは「ジョニーB.グッド」なんて演奏しなかったわけで...あの映画史に残る?名シーンすら生まれなかったんですよね。極論すれば映画そのものだってなかったかも。

さらに1987年にはテイラー・ハックフォード監督渾身の音楽ドキュメンタリー『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』が公開され、僕の"チャック熱"がマックスに(笑)

我儘で思いやりの欠片もないチャック。自身のヒーローのためにアニバーサリー・コンサートを何とか成功させようとするキースの緊迫したやり取りが興味深い作品です。
しかし同世代のリトル・リチャードやジェリー・リー・ルイスのチャック評、チャックをヒーローと崇める一世代二世代あとのミュージシャンたちの語るチャック愛。もちろんブルースが語るチャック愛もありますが、印象的だったのはキースのインタビュー。「昔後ろから声をかけたら振り向きざまにブン殴られた。でもオレが殴り返さなかったヤツはチャックが初めてだよ...」みたいなことを嬉しそうに話すキースの笑顔は最高でした。
とにかくみんな性格破綻者なチャックのことを楽しそうに話すんですよね~不思議。

劇中の演奏シーンは文句なしのカッコ良さ。いつかこのステージ部分だけのノーカット版が観てみたいです。

動くチャックを観てしまった僕の中では"ナマでチャックが観たい病"が発症していましたが、そんなにタイミングよく来日公演があるはずもなく、その病を治すのには約二年の歳月が必要でした。


1989年8月14日。会場は中野サンプラザ。開演は確か18時30分?
まるで高校生のギター部かなにかの演奏会のような味気ない(とってもシンプルな)ステージで、当時まだ六十二歳のヒーローが何と時間通りに登場。あの映画を観ていた僕は「チャック=性格破綻者、我儘、暴君etc...」という思い込みがあったので、時間通りに出てきた御大に面食らいました。
そして何のMCもなくいきなり演奏がスタート(代表曲は網羅していたとは思うけど全く覚えていません)。とにかくタイトでカッコ良くて緊張感溢れるステージだったのは記憶しています。
結局トータルで一時間弱、アンコールもなくパパッと演ってササッと帰って行ったチャック。イマドキのコンサートのように物販も全く無かったので、あの日の思い出は家のどこかにしまってあるチケットの半券と消えかかっている記憶のみ。
その後も一回くらいは日本に来たようですが、再び会う夢は叶わずじまい。

ご冥福をお祈りします。


☆3/29追記:ファンサイトにてブルースとチャックの深い関係が記事になっています。