表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

『ハナレイ・ベイ』

2018-08-08 13:12:29 | 映画
村上春樹さんの大好きな短編『ハナレイ・ベイ』(「東京奇譚集」収録)が映画化されてこの秋公開されるそうです。

主演は吉田羊さん。息子を亡くしたサチを演じます。

原作が出た当時、このサチさんのイメージは"あまり背が高くなくてちょっとふくよかで、とても気の強い"女性(歳の頃50手前)って感じでしたが、羊さんの予告編を観て納得。まさにハマり役ではないでしょうか。

公開が待ち遠しいです。


『ハナレイ・ベイ』本予告映像
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「ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター版」リバイバル上映中!!

2018-07-25 18:24:47 | 映画
これほど青臭い高校生の胸を熱くする映画があるでしょうか?

「ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター版」予告編


初公開当時高校二年生だった僕は、この作品が発するあまりの熱量に三日三晩やられっぱなしでした。

つい二日前にも観たばかりですが、何度観てもユニバーサル映画のタイトル~A Rock’n Roll Fable~「ノーホエア・ファースト」のくだり(もっと言えば”帰ってきて”タイプライターの手紙~お姉ちゃんリヴァのお店での大立ち回り辺りまで)は映画の導入部のお手本だと思います。


この作品で注目されたウィレム・デフォーは『プラトーン』でまるっきり逆の善人に成りすまして大成功したし、男より男らしいマッコイを演じたエイミー・マディガンは『フィールド・オブ・ドリームス』で典型的な可愛らしい(けど芯の強い)アメリカ中西部の奥さんになっちゃうし、あまりにも演技力に難のあったマイケル・パレ(この映画ではカッコ良かったのに後が続かなかった。『フィラデルフィア・エクスペリメント』なんて災いのような作品だった)と歌えずに歌唱シーンを吹き替えられてしまったダイアン・レインを完全に食ってしまいました。

でもそんな力不足(でもカッコ良かった)の主役二人を割り引いても有り余る物凄いパワーがある作品だからこそ、今でも人気があるんでしょうね。

さあ、今夜は大きなスクリーンで高校時代にタイムスリップしてきます。


当時の前売り券。確か同時上映は『俺たちのナントカ』っていうBムービーでした。


前売りを買うともらえた缶バッヂ。昔はピンズなんてなかった。
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『レディ・プレイヤー1』の魅力

2018-04-24 11:22:20 | 映画
基本僕は俗にいう「特撮映画」は『SW』シリーズ以外滅多に観ません。理由はカンタン、疲れるからです(笑)

前回のブログでも語らせて頂きましたが、今回禁を破ってwwwこの作品を観に行ったのは偏に"ブルースの名曲(僕が大好きな)「スタンド・オン・イット」がどのような場面でどのように使われているか"を確認するだけの理由です。それなのに、この映画に完全にヤラれちゃいました。

そうなんです。この作品、ただの特撮映画じゃないんです。70~80年代の映画マニア、ロックキッズ、アニメファン、そしてゲーム好きの人たち向けの、色んなものを詰め込めるだけ詰め込んだ玉手箱、いや特大のビックリ箱のような映画なんです。
残念ながら僕は日本のアニメーションンに関してはごく一部しか興味ないし(でもご存じの通りガンダムに〇〇〇や〇〇〇が!!)、ゲームに至っては、初代インベーダーゲームの次に唯一やったのが「ダビスタ」だけ。全くのシロウトなので、物語の核となる肝心のゲーム関連の話はさっぱり理解できませんでしたけど。

劇中で使用されているBGMのラインナップについては前回のブログをご覧ください。ちょっとハズし気味の選曲が泣かせてくれますが、あの黄金の80年代のロックがここまで近未来世界の風景に溶け込むなんて、思いもよらない新しい発見です。とにかくBGM(と、随所に出てくる80’Sなセリフが泣けます)は僕ら80年代に青春時代を送ったヤツにはたまりません。
多分作品の舞台となった近未来は、それこそ僕らが80代くらいの爺さんになっている頃。もし生きていれば「爺ちゃんの若いころはな、この曲が云々...」なんて孫に薀蓄たれているのかも知れません。そう思えば作品の舞台から60年も前の曲を使うって意外にハマっているように思えてきます。

小学生の頃から映画ばかり観ていた映画オタクな僕には、色んな映画のパロディやオマージュ(堂々とパクったりもしていますが)、映画のセリフのマネっこにマニアックな会話(あまりのマニアックさに泣けます)、一瞬だけ出てくる色んな映画のキャラクターetc...枚挙にいとまがありません。
そして何と言っても、あの80年代を代表する、あの巨匠の某作品との奇跡のコラボレーション。ネタバレになるのでこれ以上は言えませんが、観ていて思わず何度も絶叫して「スゲぇ!スゲぇ!」とブツブツ言っていたみたいです(同伴者談)

スピルバーグ監督はこの映画と並行して『ペンタゴン・ペーパーズ』(これまた面白かった)のような硬派な社会派ドラマを撮っていたんでしょうか?
片や往年の『1941』のようなハチャメチャ映画を、何とも若々しい演出で作り上げ、片や『シンドラーのリスト』の(シリアスさは1/25くらいだけど)ような映画を、オーソドックスな安定感のある演出で作り上げたスピルバーグ監督の多才ぶりに、改めてビックリです。

そのスピルバーグ監督とブルースの関係って何だろう?何か読んだ記憶があるぞ!と思い、ファンサイトのニュース・アーカイブを探していたら出てきました。
今から4年前、スピルバーグ監督が作った人道支援財団からオバマ前大統領(ブルースのマブダチですね)が賞を受けた際、授賞式でブルースがステージで演奏したらしいのです。何を演奏したのかは探せなかったけど、もしかしたらこのときスピルバーグ監督から「なあブルース、いつか私の作品にも曲を提供してくれないか」みたいな茶飲み話があって、ブルースも「ああ、いつでも使ってくださいよ」みたいな返しがあったのかも。
もちろん二人とも世界的な有名人だし、何度も会っているでしょうけどね。


でもやはり不思議なのは、決してメジャーではない「スタンド・オン・イット」が使われたのか?しかもベッド・ミドラー主演の『殺したい女』に続いて二回目のメジャー映画での採用。
もしかしてスピルバーグ監督、『殺したい女』を観て使ったのかな?


映画『レディ・プレイヤー1』日本限定クリップ映像(ガンダム編)【HD】2018年4月20日(金)公開
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ラ・ラ・ランドがいっぱい

2017-10-21 12:02:04 | 映画
今更ですが、先月末に横浜で観た(聴いた?)「ラ・ラ・ランドinコンサート」。初体験のフィルム・コンサートだったので、正直一回目はピンとこなかった部分もありました(例えばセリフや効果音が良く聞こえなかった...とか)。
しかし続けざまに観た二回目は、関東地区公演の最終ということもあってか、とても素晴らしい演奏を聴かせてもらえたし、まさに夢の世界を体験できました。
また観たいか?と聞かれれば答えに困りそうですが(笑)


とにかく今年は二月のロードショウ以降、『ラ・ラ・ランド』に明け暮れた一年でした(その締めくくりが↑のフィルム・コンサート)。
時間が合えば『ラ・ラ・ランド』。おかげで公開当時やっていた他の作品がさっぱり観れませんでした。

なぜこんなにこの映画にハマったのか?整理するためにランダムに書き出してみましょう。

①音楽が素晴らしかった
②出演者がとても魅力的だった
③ミュージカル映画の王道のような作り、過去に対するオマージュを隠さずさらけ出していた
④カメラワークの素晴らしさはまさに奇跡
⑤とにかくハッピーになれる  etc...

この作品に関しては一晩語れるくらい思い入れがあるので、どなたか是非一度語り明かしましょう。

特に今回は①について。一つの作品からこんなにサウンドトラックが出るのも珍しいですよね。
まず公開前にオリジナル・サウンドトラック(CD)を買い、観た後すぐにアナログ盤もゲット。続いてスコア盤CDを買いつつ、市内の上映終了とともに(観れなくなるのが寂しかったから)国内盤を待ちきれずに海外盤のブルーレイ・ディスクを購入。その後一番聴きたかった限定二枚組のコンプリート盤、そして国内盤は観れる環境じゃない(いつか観れる日のために)のに4KウルトラHD版のブルーレイ三枚組を買ってしまいました。
それからは連日店や自宅で本編を観ていたんですが、ガマンしきれずに横浜へ。

そして今回、嫁さんから貰った誕プレが「La La Land - The Complete Musical Experience 」シリアルンンバー入りボックスセット。幸せ。


その中身は
【Box Set】
★限定盤だったサントラLPのブルー・ヴァイナル
★スコア盤の2枚組LP
★折込映画ポスター入りThe Complete Musical Experience(完全ミュージカル体験盤)のデラックス2CD
★36ページ・ハードカヴァー・フォト&リリック・ブック
★アカデミー受賞曲「City Of Stars」楽譜
★フィルム・アート・プリント

音源に関しては全て持っているものではありますが、こうして僕の収集癖は(嫁さんの理解?もあって)助長されていくんですねぇ~。次は何が出る?
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ロジャー・ムーアさんを偲んで

2017-05-24 18:07:57 | 映画
ロジャー・ムーアさんが亡くなってしまいました。

歴代ボンド役者で誰が一番か?という話題は映画マニアの間では永遠のテーマですが、僕は断然ロジャー・ムーア派です。
ショーン・コネリーが一番男くさくてカッコよいかも知れないし、映画の完成度(リアリティさ)ではダニエル・クレイグが最高だと思います。

それでも何故ロジャーか?理由はカンタンです。初めて劇場で観た007のボンド役がロジャーだったから。それだけです。

小学校4年生か5年生のときに観た『私を愛したスパイ』(これは未だにボンド映画のベストワン)。

オープニングのスキー・チェイスからのユニオン・ジャック柄のパラシュート。そしてカーリー・サイモンの歌う主題歌。この曲の良さは子どもには分からなかったけど、「キレイな歌」として後々までしっかりとインプットされました。
共演者では、最強なのにどこか憎めないシリーズ最強の敵役ジョーズ(リチャード・キールさんも亡くなりましたね。『ロンゲスト・ヤード』でも良い味出してました)との戦い。子ども的にはああいう分かりやすい悪者が良いんです。ジョーズのおかげで他の共演者は霞んでしまいましたけどね。
さらにスーパーカー・ブームの真っただ中に登場したボンド・カー、ロータス・エスプリ。これは決定的でしたね。何てったってスーパーカーが水の中も走れる(泳げる?)んですもん。ま、大人になった今見ればアストンの方が全然カッコ良いし、どっちが欲しい?って聞かれれば迷わずアストンなんですけど(笑)だから『スカイフォール』で再登場したシーンには涙したし、銃撃戦でボロボロになったときは号泣しましたね。

さてそんなロジャー・ムーアさん。ボンド映画以外にも色々出てましたが(ショーン・コネリーさんもそうだけど)ボンド役のイメージが強すぎて他の役柄は正直殆ど覚えていません。戦争映画とか良く出てましたね。中でも『ワイルド・ギース』なんて面白かったなぁ。残念ながらロジャーさんの印象は薄いですけど。

でも1980年のオールスター・キャストの大傑作『キャノンボール』で、ロジャー・ムーアに憧れる大金持ちをユーモアたっぷりに演じたのは最高でした。大スターが醸し出すあの余裕の芝居。そしてのちにテレビで放映されたとき、共演者のサモ・ハン・キンポーと同じく広川太一郎さんが二人分吹き替えをしていて、それもとても印象的でした。

歴代ボンドの中で一番コミカルで女ったらしなボンドを飄々と演じたロジャー・ムーアさん。そのキャラクターに広川さんの軽妙な吹き替えはまさにハマり役。アラン・ドロン(先日役者引退を表明しちゃいました)役の野沢那智さんと双璧です。ついでに言うとクリント・イーストウッド役の山田康雄さんは僕的にルパンのイメージが強すぎるんです。カッコ良いけど。
今はこういう「誰それの吹き替えは誰」って少なくなりましたね。

テレビ放映される吹き替え版の映画で育った世代には、声優さんの功績は大きいと思います。多分後追いで観た『死ぬのは奴らだ』と『黄金銃を持つ男』も広川さんの声が刷り込まれています。

ボンド映画のサントラを聴きながらこれを書いていたら何だか久し振りに『私を愛したスパイ』が観たくなりました。ロジャー・ムーアさん、安らかに...

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