ワールドカップサッカーのロシア大会で、日本が一次リーグを突破した。
一次リーグ最終戦の対ポーランド戦後半40分以後の時間稼ぎを云々する声もあるが、FIFAランキング61位の日本が同7位のポーランドからの失点を防ぐためには已むを得ない試合運びであったとご容赦頂きたいものである。TVでワシントンポストの批判記事が紹介されていたが、アメフトでもQBがニーダウンして攻撃を放棄するとともに、時計を進めることが頻繁に行われており、何か云われる筋合いのものではない。ワールドカップ期間中のみの俄か応援団として僭越であるが、日本選手の弱点について考えてみた。体格の差や得点力不足についてはよく言われ、それをカバーするためにワンタッチパスを多用する戦法で戦っていると解説されており、事実、今回のWCでも日本が挙げた3得点の全てがパス回しの延長上の流れの中で勝ち取ったもので、セットプレーからの得点は無い。そのパス回しについての弱点ではと思うのが、ボールの勢いを殺すトラップ(と表現しても良いのか?)技術に改善・向上の余地があるのではと考える。メッシを始めとする一流選手は、胸や足でトラップしたボールは足元数十センチ以内に転がり、間髪を入れずにシュートやドリブルに移行するのに対し、日本の選手では1メートル以上も転がるため、次の動作に移る前にプレスを受けたり、カットされたり、ディフェンスの時間を与えている場面が散見された。個人技の向上と言ってしまえばそれまでであるが、体幹や身体能力において欧米人やアフリカ勢に太刀打ちできない日本人としては、ヘディングやドリブルでは彼らを凌駕することは困難であろうと思うが、トラップの精度を上げることで日本流のパスサッカーを向上させ得るのではないかと思う次第である。
サッカー未経験、かつWC期間限定の俄か応援団の考えるところであり、的外れかもしれないことを承知で書いてしまったが、皆様の批判をお待ちします。
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