我が家の庭に最近、羽根の真っ黒いトンボが飛来するようになった。
以前には見られなかったトンボで、調べたらハグロトンボらしい。
ネットによると夏至が過ぎた頃からお盆ごろにかけて見られるようになり、ふだんは渓谷
の清流で生息していて、地域によっては絶滅危惧種に指定されているとか。
そんな貴重なハグロトンボが、こんなガサツな街中の小さな庭で見られるなんて、ちょっ
と良い気持ちだ。
秋になったらフジバカマに寄ってくる2000キロ旅するアサギマダラとともに、大歓迎
だね。
ところでハグロトンボは「神様トンボ」と言われていることを初めて知った。
その由来は、いくつかあり「お盆の時期によく見かけるため、ご先祖様の魂がトンボとして
帰ってきた」というのがもっとも有名で、ほかに「葉っぱなどにとまるとき、黒い羽を閉じ
たり開いたりするその姿が人が手を合わせて神様に祈る姿に似ている」という説など、いく
つかあるようです。
亡妻の魂も、トンボになって帰ってくるのかしらん。
亡くなった人の魂がトンボとして帰ってくる、となれば徒(あだ)や疎(おろそか)にはで
きないでしょう。
鬱陶しい梅雨空の下のシランの葉に羽を休めているハグロトンボは、他のトンボのようにひら
ひら舞ったりホバリングすることもなく、羽根を閉じたり開いたり・・・手を合わせ神様に祈
る姿」に見えるから不思議。
シランの葉で羽を休めるハグロトンボ(コンデジ写真)