花壇の花は春から夏へ衣替えに忙しいが、以前のように心弾む楽しさが薄れてきた。
種から手塩にかけて育てる手間を徐々に減らし、苗を取り寄せ咲かせる「手抜き」が増え
たからだ。
若い?頃は、種から育てなきゃ本当のガーデニングじゃないと粋がって、何でもまかなき
ゃ気が済まなかったのに。
ゴデジャ、プリムラ、インパチェンス、ニゲラなどあまり一般的でないものから、春の定
番パンジー、ビオラ、デージー、キンギョソウ、夏秋のペチュニア、サルビア、ジニア、
コスモス、イソトマ・・・
でもだんだん面倒くさくなりこの夏はサルビア、ジニア、ヒマワリぐらいしか種から育て
なかった。
ペチュニアは種をまいたが、若芽をナメクジに総なめされ、2度目にまいた種は無精して
水やりを怠ったら発芽しなかった。
夏の花壇をにぎわすポーチュラカは苗を買ってきて挿し芽で増やし、種から育てて咲かせ
ていたトレニアも、苗を買って挿し芽で増やす。
ポーチュラカは今はまだちょぼちょぼと挿し芽だけだけど、元気な花だけに根付けばカラ
フルに咲いてくれるだろう。
だけども、完全な手抜きだねえ。
何事も面倒くさくなるということは、それだけ加齢が進んでお尻が重くなっている証拠だ。
ともに趣味を楽しんでいるご近所のおばちゃんたちも「最近は種から育てる気力がなくなっ
て」とこぼしている。
自称「フラワーロード」も、以前のような華やかさがなくなってきた。
毎年、季節ごとのフラワーロードを楽しみにして、わざわざ回り道してまで見に来てくれる
人もいるというのに、申し訳なく思う。
それにしても雨が降らないねえ。水やりに追われ、ますます「手抜き」が高じていく。
🌸手抜き?の挿し芽したポーチュラカのプランター
苗を取り寄せ植えたトレニア
🌻昨年の「フラワーロード」は賑やかだった