金曜日、五十嵐トリオの宵
ファンの女性がお一方、渋い着物姿でみえました。
演奏前に一杯やりつつ五十嵐さん
「お、いいねぇ着物大好きなんだよそれにね、
オレ、帯結べるよ」え?ええ
思わずお酒を吹きそうになる件の女性
五十嵐さんキョトン「なんかオカシイこと言ったかい?」
「いや、あの、それは」焦りまくる周囲。
「ステキさすがですね だいたいそんな口説き文句
今どきの・・・ええと・・・60代以下の方には無理ですよね」
初めて二人で来られた40歳前後の男性、顔を見合わせて真剣に
「無理無理、絶対ムリです」
「いえ、別にまじめに告白していただかなくとも・・・
そうだ!その手の曲を思い出しましたエリントン楽団の
'I'm Beginning To See The Light'
これは、五十嵐さんより少し年上の北村英治さんによると
『こいつぁ脈がありそうだ』という訳ですが、歌詞の内容はもう少し
ナマな感じで・・・」
五十嵐「帯、結べそうかい?」
「んっと、まさにそんな場面にさしかかってますでは・・・」
俗にいう「men's talk」でもなく、言ってみれば落語の艶話のような。
何年か前、私が配合したカクテルを味見して
「こりゃあスッキリしてる。覚めっぷりも良さそうだね」
「ハイ、ある方なんか『新橋まで歩くと覚めちまう』とおっしゃってました」
「あはは『カクテル:ちょんの間』だね」