日本の気象庁がせっつかれたあげく、ようやく拡散予測を公表したと各紙が報じたので、
朝日新聞:放射性物質の拡散予測を公表 気象庁HP 2011年4月5日20時51分
読売新聞:指示されて…気象庁、ようやく拡散予測を公開 2011年4月6日09時12分
日経新聞:放射性物質の拡散予測、気象庁がネットで公表 IAEAの仮定数値使う 2011/4/5 19:29
気象庁のホームページへ見に行った。行けばすぐわかるとばかり思っていた。ノルウェー気象庁やドイツ気象庁が出しているような予測図(動画)を思い描いていたのです。
でもトップページにそれらしい図はない。「防災気象情報」とか、あちこち探したが見つからない。
しかたなくもう一度記事を見直したら、朝日新聞の記事に「・・・予測図。同庁のHP(http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html)で閲覧できる。」と載っていたので、そのアドレスに行ってみた。
トップページからどこをどうたどって行くページか、というと
ホーム > 気象等の知識 > 気象業務の国際協力と世界への貢献 > 気象災害の防止に向けた協力 > 環境緊急対応地区特別気象センターについて
だそうです。こんなに深く埋まっているのでは行けるはずもなかった。「国際協力と世界への貢献」の下に入っているとは思いもよらないではありませんか。日本の市民向けに出したものではなかったんですね。「環境緊急対応地区特別気象センター」って何?
おまけにこのページも能書きばかりでやはり図がない。一番下に
IAEAからの要請と当庁が作成した資料の例(2011年4月2日16時45分(協定世界時)の要請、日本語に仮訳)
とあり、何だろうと思ってリンク先へ行ってみると、なんとこれが探していた拡散予測図でした。資料の「例」とは思いもよらなかった。
しかもこの図が、「言われたからやりましたっ」と言い切っている。宿題だって職場の報告だってこんなの出したら付き返されやしませんか。4月2日から5日の予測で、もう今日6日では役に立ちません。
各紙とも、気象庁がこんな紙切れ数枚を一回ぽっきり出しただけのことを、「気象庁、拡散予測を公表」と報じていたんですね。
ノルウェー気象庁やドイツ気象庁が毎日出している数時間刻みの予測は、「不確定要因が多いので使い方に気をつけてくれ」と但し書きはついていますが、大変役に立ちます。
日本政府には私たちの役に立つ情報を出そうという姿勢が微塵もないことがよくわかりました。
朝日新聞:放射性物質の拡散予測を公表 気象庁HP 2011年4月5日20時51分
読売新聞:指示されて…気象庁、ようやく拡散予測を公開 2011年4月6日09時12分
日経新聞:放射性物質の拡散予測、気象庁がネットで公表 IAEAの仮定数値使う 2011/4/5 19:29
気象庁のホームページへ見に行った。行けばすぐわかるとばかり思っていた。ノルウェー気象庁やドイツ気象庁が出しているような予測図(動画)を思い描いていたのです。
でもトップページにそれらしい図はない。「防災気象情報」とか、あちこち探したが見つからない。
しかたなくもう一度記事を見直したら、朝日新聞の記事に「・・・予測図。同庁のHP(http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html)で閲覧できる。」と載っていたので、そのアドレスに行ってみた。
トップページからどこをどうたどって行くページか、というと
ホーム > 気象等の知識 > 気象業務の国際協力と世界への貢献 > 気象災害の防止に向けた協力 > 環境緊急対応地区特別気象センターについて
だそうです。こんなに深く埋まっているのでは行けるはずもなかった。「国際協力と世界への貢献」の下に入っているとは思いもよらないではありませんか。日本の市民向けに出したものではなかったんですね。「環境緊急対応地区特別気象センター」って何?
おまけにこのページも能書きばかりでやはり図がない。一番下に
IAEAからの要請と当庁が作成した資料の例(2011年4月2日16時45分(協定世界時)の要請、日本語に仮訳)
とあり、何だろうと思ってリンク先へ行ってみると、なんとこれが探していた拡散予測図でした。資料の「例」とは思いもよらなかった。
しかもこの図が、「言われたからやりましたっ」と言い切っている。宿題だって職場の報告だってこんなの出したら付き返されやしませんか。4月2日から5日の予測で、もう今日6日では役に立ちません。
各紙とも、気象庁がこんな紙切れ数枚を一回ぽっきり出しただけのことを、「気象庁、拡散予測を公表」と報じていたんですね。
ノルウェー気象庁やドイツ気象庁が毎日出している数時間刻みの予測は、「不確定要因が多いので使い方に気をつけてくれ」と但し書きはついていますが、大変役に立ちます。
日本政府には私たちの役に立つ情報を出そうという姿勢が微塵もないことがよくわかりました。