ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

決め技

2024年03月14日 | 其の他

Dr.スランプ」【動画】や「ドラゴンボール」【動画】の漫画アニメ、そしてロールプレイング・ゲーム(RPG)ドラゴンクエスト・シリーズ」のキャラクター・デザイン手掛けた鳥山明氏が亡くなられた事は内外を問わず、大きな衝撃を与えた。

先日の記事「矢張り短命」でも触れたけれど、自分は「ドラゴンクエスト・シリーズ」には嵌まり捲ったものの、「Dr.スランプ」及び「ドラゴンボール」に関しては漫画&アニメ共に全く嵌まらず、実際に読んだり見たりした経験も、皆無に等しいと言って良い。

でも、そんな自分ですら両作品の存在は知っているし、登場する主要キャラクター達は知っている。実際に読んだり見たりしていなくても、自然と目にする機会が多かったからで、其れだけ非常に露出度が高かった作品だ。

鳥山氏の訃報を受け、「鳥山氏に国民栄誉賞授与して欲しい。」という声が上がっているとか。「日本の漫画&アニメ文化を、世界にも広めた大功労者。」で在り、彼に国民栄誉賞を授与するのは反対では無いけれど、正直モヤモヤした思いも在る。「日本の漫画&アニメ文化の“”を築き、鳥山氏等の“後進”に道を切り開いた大功労者。」の手塚治虫氏が、国民栄養賞を授与されていない事に、未だ以て納得行かないからだ。

自分が手塚氏の大ファンというのを扨措いても、彼が残した功績の大きさを考えれば、国民栄誉賞の授与は当然の事と思う。でも、授与の検討すらされなかった背景には、「手塚氏が、自民党にとって“不倶戴天の敵”で在る日本共産党シンパシーを感じていた。」という事が大きいと思っているし、先ず間違い無いだろう。(誰とは書かないが、「大した実績も無いのに、権威権力迎合し捲った結果、国民栄誉賞を授与された“としか思えない”御仁たりするが。)そんな手塚氏ですら授与されなかった賞を、鳥居氏に授与するというのでは「国民栄誉賞って何なの?」と思ってしまう。(くどい様だが、鳥居氏が大功労者なのは認めている。)

街頭で鳥山作品に付いてインタヴューすると、「子供の頃、決め技の“かめかめ波”を良く真似していた。」という声が多く聞かれた。「『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空が、独特な構えをする事で、体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技。」がかめかめ波で、上記した様に「ドラゴンボール」の事を殆ど知らない自分ですら、此の決め技の事は知っている。TV番組等で、真似しているのを見掛ける機会が少なく無かったから。、自分の世代でかめかめ波を真似していた人は、少なくとも周りでは居なかった。良く真似していたのは、自分よりも下の世代と思われる。

自分の世代で決め技、又は決めポーズとして良く真似していたのは、特撮番組で言えば「仮面ライダー・シリーズ」、特に仮面ライダー」【動画】と「仮面ライダーV3」【動画】の仮面ライダー1号&2号及び仮面ライダーV3変身ポーズ動画だろう。子供の頃、近所の空き地で“仮面ライダーごっこ”をすると、皆が競って変身ポーズをしたっけ。

又、アニメに関して言えば、スポーツ系の物が多かった。赤胴鈴之助」【動画】の真空斬り動画】、「巨人の星」【動画】の大リーグボール1号等動画】、「侍ジャイアンツ」【動画】のハイジャンプ魔球等動画】を良く真似した。「非現実的な決め技とは思っていたけれど、其れでも『若しかしたら・・・。』と思い、何度も挑戦した。」という馬鹿な子供だった。


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4 コメント

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手塚治虫さん (Kei)
2024-03-14 16:18:30
こんにちは。
giants-55さんのこちらの記事の中で、ちょっと気になる所がありましたので、
>(手塚治虫さんが国民栄誉賞の)授与の検討すらされなかった背景には、「手塚氏が、自民党にとって“不倶戴天の敵”で在る日本共産党にシンパシーを感じていた。」という事が大きいと思っている…
と書かれておられますが、私は、それが理由ではないと考えています。

確かに手塚さんは、日本共産党の選挙応援にたびたび出かけたり、機関紙「赤旗」にも寄稿したり、共産党シンパ、と思われるような言動が見受けられますが、一方で、自民党の機関紙である「月刊自由民主」にも1984年に寄稿しています(Wikipediaより)。
また、反共産党的な姿勢を鮮明にしている産経新聞にも、「ハトよ天まで」、「海のトリトン」等を連載していましたし、1966年、プロ野球の国鉄スワローズの経営権が産経新聞とフジテレビに譲渡された時、当時フジテレビで「鉄腕アトム」が放映されていた関係で、手塚さんは少年野球ファン開拓の為として、球団名を「サンケイ・アトムズ」とする事や、鉄腕アトムをペットマークとする事を承諾しました(その後ヤクルトに譲渡)。
これらからも分かるように、手塚さんは決して共産党だけに肩入れしているのではない事は明らかです。
こんな事も新聞に書かれていました。
「はっきりいって、右も左も、とにかくイデオロギーに徹しているやつはバカだと思ってますからこれからも、そんなのは相手にしないで、描きたいものを描くだけのことですよ」 ↓
https://twitter.com/nsksera/status/1633253234713432067

つまり、特定の政党に肩入れする事はない、不偏不党、子供を喜ばす為なら右も左も関係ない、という姿勢を貫いていると感じられます。ただ一貫しているのは、反戦、反核の意志でしょう。

手塚さんが亡くなられた時は、日本政府から勲三等瑞宝章が叙勲されています。かなり高位な勲章(漫画家としては多分最高位)を与えているくらいですから、決して自民党政府から嫌われていたわけではないと思います。
「サザエさん」の長谷川町子さんが国民栄誉賞を授与され、手塚さんが授与されなかったのは確かにおかしいですが、私の考えとしては、“子供から大人まで誰からも愛されている国民マンガ”「サザエさん」と違って、手塚さんの漫画には、「やけっぱちのマリア」「アポロの歌」など、性愛を露骨に描いて“有害図書”に指定されたり、「MW」では同性愛や殺人など、アンチモラル的内容が描かれていて、決して“国民誰からも愛されていた漫画家”ではなかった事が原因ではないかと思います。まあイチローや大谷翔平も辞退していますし、自民党の人気取りの為に作られたこんな賞など、どうでもいいと私は思いますけどね。
>Kei様 (giants-55)
2024-03-15 00:07:25
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

手塚治虫氏と自民党(乃至は共産党)との関係、実際にはそういう事だったんですね。完全に誤解していました。情報、有難う御座います。

確かに長谷川町子さんの作品は「意地悪ばあさん」の様に“毒”を有した作品も在りますが、相対的には
”万人受け”する物がメインで、政府としても授与し易いという面は在りましょうね。

国民栄誉賞に対する考えは、自分もKei様と同じ。なので、同賞が授与され様がされまいが、手塚氏に対する思いは全く揺らがないのですが、其れでも「授与されなかった。」という事実は、どうしても”心の澱”となっております。
Unknown (悠々遊)
2024-03-15 17:14:36
こんにちは~
「ブッダ」は創価学会系の潮出版社の雑誌で連載されていましたね。
>悠々遊様 (giants-55)
2024-03-16 01:23:34
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

そうなんですよね。自分は根っからの“宗教嫌いな人間”なので、「何で創価学会系の出版社の雑誌に連載しているんだろう?」と違和感が在りましたけれど、当時の公明党は野党でしたので、「与党では無いという事で、割り切って連載しているのかなあ?」といった感じで捉えていました。

手塚氏の代表作の1つ「ブッダ」は、潮出版社の漫画雑誌「希望の友(後に「少年ワールド」、「コミックトム」と雑誌名を変更。)」に連載されましたが、宗教嫌いの自分では在りますが、此の雑誌の功績は認めています。「ブッダ」の他にも「ルードウィヒ・B」、「水滸伝」、「三国志」、「風雲児たち」等、多くの名作を連載しておりましたので。

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