5年振りの優勝が間近という事も在り、最近は専らジャイアンツ関連の記事が多くなっていた。今日はやや時宜を逸した感は在るものの、福田康夫首相が先日行った所信表明に付いてチラッと触れてみたい。
最初に断っておくが、自分は自民党に対して良い印象を持っていないし、福田首相に付いても別段好感を持っている訳では無い。唯、そういった好き嫌いは別にして、彼の所信演説はなかなか良かったと捉えている。何が良かったかと言えば、判り易い言葉で話していたという事に尽きる。どうしても安倍晋三前首相との比較になってしまう訳だが、安倍前首相が「戦後レジームからの脱却」や「カントリー・アイデンティティ」、「アジアゲートウェイ構想」等、やたらと横文字言葉を多用していたのに対し、福田首相は「自立と共生」や「希望と安心」、「生産第一の考えを改め、消費者の立場に立った行政を心掛ける。」等の判り易い言葉を用いていた。
主張内容の実現性等を、此処で問題にするつもりは無い。「どちらが聞く側の事を考えて話しているか?」という点に限って言えば、それこそ子供から御年寄り迄幅広い層に向けて語り掛けなければならない首相という立場を考えると、誰でも理解出来る様な言葉で話すのが在る可きスタイルではないか?失礼な言い方を敢えてすれば、安倍前首相の場合には”わざわざ”小難しい言葉を多用する事により、「こんな難しいスピーチが出来るボクちゃんって、何て格好良いんだろう。」といった独り善がりでマスターベーション的な”匂い”が常に在った。これが専門家ばかり集まった会合でのスピーチなら未だ判るが、国民に向けて語る場合にはスッと理解出来る言葉で話すのがベターではないか?賢い人間程、優しい言葉で説明出来るもの。斯く言う自分も優しい言葉で説明するのが苦手な凡人故、安倍前首相とは異なり、判り易い言葉で話していた福田首相の所信表明は評価したい。くどい様だが、その内容の実現性云々は別問題だけれども。
最初に断っておくが、自分は自民党に対して良い印象を持っていないし、福田首相に付いても別段好感を持っている訳では無い。唯、そういった好き嫌いは別にして、彼の所信演説はなかなか良かったと捉えている。何が良かったかと言えば、判り易い言葉で話していたという事に尽きる。どうしても安倍晋三前首相との比較になってしまう訳だが、安倍前首相が「戦後レジームからの脱却」や「カントリー・アイデンティティ」、「アジアゲートウェイ構想」等、やたらと横文字言葉を多用していたのに対し、福田首相は「自立と共生」や「希望と安心」、「生産第一の考えを改め、消費者の立場に立った行政を心掛ける。」等の判り易い言葉を用いていた。
主張内容の実現性等を、此処で問題にするつもりは無い。「どちらが聞く側の事を考えて話しているか?」という点に限って言えば、それこそ子供から御年寄り迄幅広い層に向けて語り掛けなければならない首相という立場を考えると、誰でも理解出来る様な言葉で話すのが在る可きスタイルではないか?失礼な言い方を敢えてすれば、安倍前首相の場合には”わざわざ”小難しい言葉を多用する事により、「こんな難しいスピーチが出来るボクちゃんって、何て格好良いんだろう。」といった独り善がりでマスターベーション的な”匂い”が常に在った。これが専門家ばかり集まった会合でのスピーチなら未だ判るが、国民に向けて語る場合にはスッと理解出来る言葉で話すのがベターではないか?賢い人間程、優しい言葉で説明出来るもの。斯く言う自分も優しい言葉で説明するのが苦手な凡人故、安倍前首相とは異なり、判り易い言葉で話していた福田首相の所信表明は評価したい。くどい様だが、その内容の実現性云々は別問題だけれども。
「それがどうした!何が悪い?」という、数の論理で何でも押し通して来た小泉&安倍政権。取り敢えずは一つ一つの事案に付いて、与野党双方できちんと検証して行くという姿勢が見られる様になった事は、参院選の結果が功を奏していると言えるのではないでしょうか。
福田首相も小沢投手がしばしば主張していた「自立と共生」という言葉を敢えて多用する事で、「うちの党が同じ主張をしているのだから、よもやおたくの党は反対しないよな?」という考え(戦略)が在るのでしょうが、双方が無意味な意地の張り合いをするのでは無く、切磋琢磨して結果的には国民の益になる様な結論を出して行く形になると、この国が少しはまともな方向に軌道修正される事になるのでしょうが。