過ぎ行く夏の日、美的情緒の映画

１９日、伊勢市男女共同参画事業で映画「二人日和」、ハートプラザみそので
観賞しました。藤村志保と栗塚旭出演、京都を舞台に夫が病気の妻を看護
している老夫婦の生活描写。なにか文学作品を読んでいるようでした。
神職の装束を作る老舗を守る職人、その中での夫婦愛。
そして背景となる京都の四季風情、神社仏閣、葵まつり。
こういう日本の美的情緒が、今必要なのではないかと思いました。
りくつでなく、心がなごみます。
現実の話にもどります。
先日の、東京大停電はショックでした。
私は、通信の仕事をしていますから、電話がインターネットが
使えなくなったら大変なことになるのがわかります。
昔からの電話は、線がつながればなんとかなったのですが。
今の通信は停電になったらほとんど使えません。
ＩＴと言われる機器がパソコンに接続されていますので、
ダメージを受ければ、かなり回復に時間を要するでしょう。
しろうとの人が対策するのは、不可能に近い。
ＩＴに過信するのは要注意です。
人間の生活にとって何が大事なのか、そのために
何をすべきか、考えるいい機会となりました。
しょせん、人類の知恵などは大自然・宇宙からみれば
ほんのちいさなものにすぎない。

　　　　　　George