ただ、武田先生のブログを読んでいると、NHKを見たくなくなってしまうのも事実です。
もう一度言いますが、年末の「考薄」歌合戦をみていると、自然科学のリテラシーはもっと薄いのだろうなと想像せざるを得ませんが。
「家畜」になるとお金は使えない。お金を使うためには、発明し、新しいビジネスモデルを作り、事業を興さなければならないが,頭を巡らすことができなければ,グルメをしたり,贅沢をするだけになる.
日本人には二つの道が残されている。 一つが活発で明るい社会を造り,自由な雰囲気で人生を送ることだ。 競争社会にはなるけれど、格差は何らかのシステムで限界を決めることができる.
もうひとつは,日本人が全部,政府の家畜になり、何も考えずに黙々と働き、あまったお金はすべて政府が使う・・・今、その方向に向かっている。
---------------------------------------------------------------------------
考えること、哲学を持つ少なくなったといわれて久しいのですが、考えるヒントはここにもあります。ということで、ブックマークのキャッチフレーズは
サイエンス・スキャンダルから目を覚ませ!!これも正論のページ!!考えるヒントはここにもある。
ということにしました。
と、えらそうなことを言ってますが、私のブログ自体が、私の脳みその体力不足のため貧弱であります。太田さんもよく私のブログを読んでおられるようで、私がこのようなテーマを語るのは釈迦に説法、イチローにノック、、、まだ1年にも満たないこのブログ、いろんな考えるヒントを提供できるよう発展させたいと思っています。
それさえあれば、実は「環境」とか「レジ袋」などと言わなくても良い。私たちは世界でただ一つ、「何も呼びかけなくても環境に良い生活が出来る民族」なのである。
----------------------------------------------------------------------------
言ってみればいやなことを「水に流す」という自然環境を持つ国なのです。
今日は成人式が各地で行われているのですね。
平成生まれの人たちは、阪神・淡路大震災が小学校低学年です。高校のときにはもうウインドウズXPがありましたので、大概の計算はエクセルでできちゃったわけです。
そして、ネットが当然ありましたので、情報を得るのに地図を見ていません。
現場感覚、皮膚感覚がない世代なのかもしれません。
NHKは朝のニュースで,オバマ氏は「太陽光や風力を使った発電」を強調したとして,画像ではトップに風力発電を出した.減税,橋や道路などへの公共投資など,オバマ氏が強調したところは,全く触れなかった.
1月9日の朝、東京12チャンネルではオバマ氏の演説をほぼそのまま忠実に報道し、その解説を行って,太陽光や風力についてはまったく触れなかった.
NHK報道の目的は,現在、日本政府が太陽光発電や風力発電に税金を出そうとする政策を補強,あるいはNHK独自の主張を展開するために,報道を歪曲したものと考えられる。
一度、NHKのような公共放送が,ある意図を持って間違った報道をすると,その次から、報道自体を信じることができなくなるし,毎日,間違った報道に接していると,どうしても自分の判断を間違うし,平衡感覚を失う。
池田先生によると,「温暖化」ということを知っている人は,日本人が94%,アメリカ人46%,そしてアジアの諸国の人などはほとんど知らないと言われていた.日本人はNHKによって世界の孤児になる恐れが強い。
考薄歌合戦をみていると、これもうなずけます。何が本質か、哲学がないのです。
今日の朝日新聞に気になる記事がありました。
専門学校化する大学
大学が資格所得に力を入れている。東京経済大学は「難易度が高い資格が取れることは、他校との競争でもアピールになる。人材育成のひとつが資格なら、大学が積極的に関わることは自然なことだ
資格が人材育成になるはずがありません。
資格は仕事をするためのツールでしかありません。
大学にしかできないことがあります。それは独創的研究です。独創研究のためには基礎的な力が必要で、いままでの研究の分析・収集をするノウハウ、そして課題の見つけ方を学ぶところです。だからこそ、昨年あれだけノーベル賞が日本人に与えられたのです。
ジンザイでも「人財」を育てる気概がなく、安直な資格取得に走るようでは、もはや大学とはいえません。
もとより防災は学際的な視点が必要なのにこんなことでは、技術者や防災のための維持管理のため、なにが必要か、本質的な部分が見えてきません。
金融不安より、ここからくる技術力・発想力の貧困が深刻です。それは回復するものではないからです。