防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

科学を本来あるべき場所に引き戻す

2009年01月21日 | Design with Nature
月並みですが、今日のブログとして、オバマ氏の就任演説に触れないわけには行かないでしょう。今後の展開は別として、まさに国家100年の大計を思わせる演説は、いまの日本の政治家には真似のできないものです。

ひとつ着目したのは、以下のフレーズです。

科学を本来あるべき場所に引き戻し、技術を活用し医療の質を引き上げると共にコストを下げる。

科学の本来あるべき場所とはどこなんでしょうか。
地質学で言えば、太田さんもよく用いられるテルツァーギの言葉

「土質力学の誤用は、地球上いたるところで行われている。それは土木工学の他の分野での応用数学の成功によって、ほとんど回復し得ないまでに損なわれているからである。土工技術の問題で厳密な取り扱いを困難にするものの多くは、現地の下にある土の堆積の地質学的歴史から生じている。それ故、私がハーバードで講義した地質工学を『理論土質力学に対する解毒剤』と呼ぶことにした。」

それとも

Design with Nature

人は自然との関係を思い、考え、行動するとき、ある意図を持つ。この意図をデザインという。意図は結果を生み、複雑な因果関係を演出する。人はデザインの大切さを知る

でしょうか?