昨日のブログで、「氷河性海面変動」という言葉を使ってしまいました。洞爺湖サミットも近づき、「地球温暖化」の議論がつきないなかですので、この言葉は一見意外な感じがしますね。
恐竜の絶滅の起こった寒冷期の襲来は有名ですね。地球史上最大にして最強の陸上動物が忽然と姿を消したのですから、インパクトも強烈なものがあります。
しかし、私たちの生活にもっとも大きな影響を与えた氷河期は、実は2万年ほど前のことなのです。以下、ウィキペディアを引用します。
最終氷期の最盛期には、数十万立方kmといわれる大量の氷がヨーロッパや北米に氷河・氷床として積み重なった。海水を構成していた水分が蒸発して降雪し陸上の氷となったため、地球上の海水量が減少、世界中で海面が約120mも低下した。その影響で海岸線は現在よりも沖に移動していた。
10世紀初頭には現在の海水面まで上昇した。11世紀前半には現在の海水面より約50センチメートル低くなった。12世紀初頭に現在の海水面より約50センチメートル高くなった。『更級日記』で真野の長者の家(現千葉県市川市)が水没した原因はこの海進であるとされる。またこの頃、ヨーロッパは中世の温暖期であった。