松本厳誠会

NPO法人日本空手松涛連盟松本厳誠会のブログです。入会は随時受け付けています。お問合せは48-4344【松澤】まで

第37回全日本空手道選手権大会

2009-12-15 | 大会の結果
◆内閣府認証NPO法人 日本空手松涛連盟松本厳誠会

●松澤昌希選手の応援に行ってきました。

12月13日(日)は日本武道館で第37回全日本空手道選手権大会が行われました。
各県の予選を勝ち抜いた精鋭が、トーナメントで空手の日本一を目指して戦います。




年1回の全日本とあって、ご覧のように武道館の観客席は満席となります。



◆開会式では、「長野県代表 松澤選手 帝京大学」というように、選手はひとりひとり紹介され、モニターに大きく映し出されます。
皆さん、各県を代表する強豪ですので、とにかく凛々しい。選手の入場行進を見ているだけで体が熱くなります。

   
        


         【入場行進は特設ステージの競技場を一周します】



                    【選手入場完了】





                     【会長挨拶】

●昌希選手は38度を越える高熱(マイコプラズマ肺炎)を押して全日本を戦い抜きました。
実は昌希選手、2週間前から高熱が続いていたとのことですが、体力があるだけに、38度くらいの熱でも体が動く。
加えて、皆さんも御存知のように、馬鹿がつくほど激しい練習をする昌希選手です。勝手な思いこみで、軽い風邪だと勝手に決めつけたようです。

◆毎日、バッファリンを服用しては激しい練習をしていたようですが、体力が消耗するばかりで、食欲もなくなるし、どうしても熱が下がらない。
これはおかしい・・・ 。 大会三日前になってようやく病院へ。
「マイコプラズマ肺炎です。熱が下がるまで絶対安静です」。
「空手?何を言ってるんですか!1週間は絶対安静です!」診断が下されました。


                   【出番を待つ】



            【選手呼出 対戦相手と共に試合コートへ上がります】


◆4年間の集大成の大会そう簡単に休めるか!
結果的には医者の忠告を完全に無視した形になりましたが、それにしてもよくやりました。
普通38度を越えたら動けないでしょう。

大会前夜から熱にうなされほとんど眠れなかったようですが、そんなことは一切表には出さず、12日(土)の都道府県対抗の団体戦(東京武道館)からよく頑張りました。

この試合も常に優位に立った試合運びをしていましたが、前日の団体戦では、この日優勝した大阪チームと、目一杯の戦いをしており(2-3と僅差で敗れる)、体力の消耗が激しかったようです。
この試合は延長戦までもつれ込みましたが、結局敗れました。
◆付け加えておきます。
対戦者同士は試合直後お互いに健闘をたたえ合いますが、相手の選手は、「今の逆だよ!」空手ではよくあることですが、お互いに後味の悪い試合だったようです。

              

●それにしてもよく頑張りました。
4年間の集大成としては気の毒で残念でしたが、考えてみればこの舞台に立つだけでも幸せなこと、昌希選手はまだこれから所を変えて学生生活を続けるとのこと。さらに上を目指してもらいたいと思います。
長野県本部長の杉山裕明先生も言っていました。「昌希はまだまだこれからだな」。

※松本厳誠会の百瀬千史さんがわざわざ応援に日本武道館に来てくれました。
「すごい、スゴーイ、みんなかっこいいー、感動ですう!私まで練習したくなってきましたあ」。
矢張りこういった一流のものは見なくてはいけませんね。見るだけで勇気がわいてきます。
みなさんも時間があったら、是非観戦してもらいたいです。ほんとうに素晴らしいです。
かく言う私も、会場でたくさんの勇気をもらいました。意欲がわいてきました。
百瀬さん水曜日は道場でお待ちしています。
コメント (1)
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