岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

秋晴れがもどって

2009-11-05 18:06:21 | 日々の暮らし
一昨日の初雪は何処へやら、今日は気温もグングン上がり秋晴れの様な日になった。

バアチャンに頼まれていた渋柿を朝一に取る。 実は先週に一度取ったのだが、まだまだ足りないと言う。 誰がそんなに食べるんだと思ったが、それが自分の仕事と思っているバアチャンをみて、まあいいか(笑。

       

       
自分でラジカセを持ち込んで日長のんびりと掛かり、剥き終えたら吊ってと言ってくる。

僕の方はこれも先週に取り掛かっていた来年の西瓜畑の溝上げを終わらせる。

       
非常に石が多いため今回は機械を入れた。 手でやると一週間ほど掛かるものが、機械だと早いし体が楽だ。

ただこれで終わった訳ではなく、来春に本畝を作るとまた同じように浚わないといけない厄介だが大事な作業なのだ。

このあと天気を見ながら桃とブルーベリーの定植に向けて畑の準備に掛かろうと思う。

明日も晴れたらいいなぁ~


岩手の旅「前沢牛を食す」

2009-11-04 21:15:45 | 旅行
山形の山旅を終えた次の週、今度は僕が密かに933の1会と呼んでる村の友人達との恒例の旅行に出掛けた。

行き先は岩手県。 金土日の3日間の旅行だった。

       
最初に訪れた網張温泉は露天仙女の湯で。 自然の山中に湧き出た乳白の湯は男女混浴。

その後小岩井農場を訪ねチーズを買い、花巻へ下り宮沢賢治に触れ、遠野にカッパ淵を訪れ二日目は夏油温泉に宿泊した。

       
80年前に建てられたという老舗旅館の昭和館は山に自生する姫小松を使って建てられており、今では貴重な建物だと思う

       
幾つかの露天風呂がある河原は紅葉が盛りで北アルプスの紅葉に見慣れた僕らにも東北の紅葉も素晴らしいと感服した。

夏油を後に次の日も全裸で一躍有名になった蘇民祭の妙見山黒石寺を訪ね、近くの曹洞宗の古刹「正法寺」も見学した。

だが、これらは時間つぶしの一つに過ぎなかった。 僕らを逸らせて止まなかったのは最後の日のランチタイムにあった。

今回の企画を立てた僕は帰る日の昼食を前沢牛の「オガタ」でと提案したまでは良かったのだが・・

値段を調べビックリしたのは言うまでもないこと。 普段焼き肉店で食べる安いカルビーやバラ肉しか知らない僕らが選んだのは下の「霜降りサーロインステーキ」だった。

       
値段は一人前200g 12600円。 それをなんと今回の奢り役「U」さん持ちだというではないか。

       
高価な肉を前に満面笑みのなか一人作り笑いの「U」さん(笑。 高い肉はタレや味付けしなくとも旨いということが今回初めて分かった皆は

「旨いけど自分でお金出してまで食べれないよな、これが最初で最後だよなキット」と「U」さんに感謝しつついつも以上に時間を掛けて東北岩手の味を舌と心に刻んだ。

初雪、初お目見え

2009-11-03 22:45:25 | 日々の暮らし
今朝の底冷えになかなか布団から這い出せなかったのを早朝からの電話で已む無くギブアップ(笑。

       
寒い筈だ。山沿いだけと思っていたら我が家の庭にも雪が下りてきた。

早速家族にふれてまわりストーブを出した。 そう、驚くなかれ今日が初めて我が家に暖房が入った日でもあるのだ(笑。

こんな寒い日は鍋に限ると畑へ。  そこでようやく大きく育ったサラダ大根が目に付きとってきた。
      
      それがこれ
       
色も鮮やかで蕪のような形をした大根だ。 少し辛味があり下ろしにすってみた。 う~ん中々いけるぞ。

色んなものを少しづつ楽しみながら戴きたいと思い蒔いてきた。 これから蕪やゴボウに秋ジャガ、キャベツに白菜やブロッコリーも育って一生懸命戴いて寒さを乗り切りたいものです(笑。

夕方になり視界が明けた北アルプス白馬岳は白銀の世界だった。
       

山旅より 「初めての宿坊体験」

2009-11-02 07:15:49 | 山登り

       
先日話した山旅で僕らは月山を登る際に事前に出羽三山神社を訪ねた。 昨年は大雨の中を車で神社前の駐車場へ直行だったが、今回はこの長い参道を歩いて羽黒山へ登った。 

途中寄り道したりで一時間は悠に掛かり、五重の塔を過ぎてからはひたすら登り一方のキツイ参道だが、以外にもここを通る人は多かった。

そして最後の晩をテントではなく初めての宿坊を利用させてもらった。 それが下の写真の神林坊で三山神社の社務所の直ぐ傍に建ち茅葺屋根が懐かしく心を和ませてくれた。

       

       
此処山形の出羽三山は山岳信仰神仏混合である。この神林坊にも7月8月には多くの信徒が訪れるという。

僕らから見てユニークというか変わって見えるのは多くの方々は家に帰れば其々に各宗派のお寺さんをお持ちであるということ。 つまり、其れはそれ此れはこれでと言うところが懐が深いというか羨ましいというか・・

因みに宿坊の宅内にある社は京都の八坂神社の流れを汲むという。

信者が訪れる以外のシーズンを民宿として活用しているとのことだが、出された食事は精進料理。 だが、其れは僕らの口を充分に満足させてくれるものだった。

       

       
浴室も完備し美味しい食事にふかふかのお布団、神経質な人には向かない大部屋なれど(決して相部屋との意味ではありません)僕らは大満足し、宿坊ってこれから活用すべきだよねって(笑、見直した。



ここ神林坊は一泊二食で7500円、食事に飲み物も頼めば付きます。
いきなり部屋の戸を開けるような無粋な真似をされるどころか、戸越に話されるのには今時感心いたしました。

風呂も食事の時間もこちらに配慮して準備されたのには嬉しかったです。