レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」のようなねらいで、身近な自然を感じ取りにいきました。よく見ると様々な発見が…
「幼稚園教育要領」3 身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」
「周囲の様々な環境に好奇心や探究心をもってかかわり。それらを生活に取り入れていこうとする力を養う」
1 ねらい
(1)身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ。
「教育要領」に書いてある言葉を講義を通して、実感できる時間になっています。
今回のように実際に体験してみたり、幼児の気持ちを想定して活動してみたり、こうした体験的な活動が、教育現場に行ったとき生きてきます。
レイチェルカーソンの言葉を紹介します。
「わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。」
「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々な情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、驚嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。」
「もし、八月の朝、海辺に渡ってきたイソシギを見た子どもが、鳥の渡りについてすこしでも不思議に思ってわたしがなにか質問されてきたとしたら、その子が単に、イソシギとチドリの区別ができるということより、わたしにとってどれだけうれしいことかわかりません。」
「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。
残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない<センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性>を授けてほしいとたのむでしょう。」
「地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはないでしょう。」