北翔大学 教育文化学部 教育学科

本学科は保育士資格、小学校、特別支援学校教諭、幼稚園教諭、養護教諭、中学・高校(音楽)の一種教員免許などが取得できます。

講義「図画工作指導法2」

2016年04月11日 | 教育学科 初等教育コース
 「図画工作指導法2」は、小学校図画工作の授業をするうえでの実践的な内容となります。初回は「対話にによる美術鑑賞」について具体的事例として、小学生の授業のビデオを鑑賞しました。ビデオを視聴された学生のみなさんの発言は鋭く、手応えを感じました。「対話による鑑賞」をきちんとやれば、学級経営や道徳にもつながっていきます。何より、今日はビデオを見て小学生のもっている力に驚いたようでした。若いうちに理想的なものに触れておくことの意味はおおきいです。

 (講義の感想から) DVDブック「モナリザは怒っている?!」淡交社

「子供たちの表情見るとみんな生き生きしていて知的好奇心に溢れていました。こんな授業をしたいと思いました。」
「5年生の子供たちはそこまで細かく見るの!?と驚くほど細かく見ていて、とても感性豊かだなと思いました。発言をする時も先生と発言をしている子供と一対一にはならず、1人の子供の発見から話が広がっていって一人一人がしっかりと授業に取り組んでいるのだと感じました。授業の解説を聞いても納得することが多く、自分もそんな分析ができる力が欲しいと思いました。」
「どもたちがどんどん深く話し合っていくためには先生の一言は大切だったり、日頃の学級経営が大切だなと思いました。〇〇ちゃんと同じで、〇〇ちゃんと反対で、と自分の思ったことを素直に言えることで先生のおっしゃっていた道徳教育にもつながると思うので、そのような視点でも図工を勉強していきたいと思いました。」
「児童の意見に対して「どうからそう思ったの?」と聞くことで授業が深まることを感じました。授業の中で聞くこ(聞き方)と話し方をしっかり学んでいくことができると思いました。そうすることで相手の考えを尊重したり、受容できる力が付くと思いました。」


(山崎正明)




「図画工作指導法2」で取り組んだ「美術鑑賞」は例えば上記の書籍の内容が反映されています。本でくわしく学びたい人は北翔大学図書館へどうぞ。

講義「保育内容(表現)」

2016年04月08日 | 教育学科 初等教育コース

「握手でこんにちは」「先生とお友達」などのリズム遊びを通しての子供の学びについて考える講義である。












「音楽あそび」の活動を通しての感じたこと、考えたことを発表したが、鋭い洞察であった。さっきまで笑顔だった学生の眼差しは真剣である。


 

 「保育内容(表現)」は「幼稚園教諭」の免許を取得するための講義である。写真に写っているのは「初等教育コース」所属の学生。(同様の講義が「幼児教育コース」でもある。)今回の講義での学生の姿を見ていると、こんな若者に先生になってほしいと強く思った。笑顔で積極的に活動する姿がとてもいい。
 幼小接続を考えると、小学校の先生がこのように幼児教育を積極的に学んでおくことが、どれだけ大切か。今日はリズム遊びを通して「人間関係」についても学んでいるわけである。

 2年生の講義ではあるが3年生が一人だけ受講していた。これまで幼稚園の免許は取得する予定はなかったが、小学校や特別支援のことを学んでいるうちに、やはり幼児教育からのつながりを学びたくなったとのことであった。たとえ、「免許が取れなくても、幼児教育を学びたいです。」と真剣に話していた。こうした「学ぶ」姿勢が何より、尊いと思った。

(山崎正明)

講義紹介 1年生「国語科概論」

2016年03月03日 | 教育学科 初等教育コース
 教育学科1年生(初等教育コースと幼児教育コース)は各教科の概論を学びますが、今回は国語科概論(書写を含む)の一コマをご紹介します。
講義は90分、15回実施します。普段は大教室での座学が中心です。今年度は14回目の講義に書写を勉強しました。講義の締め括りには毛筆で好きな文字を書きました。学生たちにとって、中学校以来であったり、高校で書道部であったりと、技量は様々です。



普段は静かな学生達ですが、嬉々として取り組んでいました。彼らは創造の境地に浸るのでしょうか…。本当に楽しそうでした。
硬筆を含めて書写の基本を学ぶことは、教員を目指す学生にとって肝要な事項となっています。書写の楽しさを是非伝えていってほしいものです。


(小杉直美)


以下は「小学校学習指導要領の解説」から

書写の特別講義

2016年02月21日 | 教育学科 初等教育コース
 2月4日、栗村志郎先生(札幌市書写書道教育研究会)を講師にお迎えして、4年生(小学校コース、特別支援コース)は、書写の特別講義を受けました。





卒業を前に、改めて書写指導について学び、4月から児童を指導する上で役立つヒントを沢山いただきました。「トン・スー・トン」と筆の運びをリズムに乗せて…。4時間半の学びの最後に、各自、今年の一字に思いをしたためました。受講後の笑顔…をご覧ください。









(小杉 直美)

実体験を通して得た喜び~教師になるうえで大切にしたい

2016年02月18日 | 教育学科 初等教育コース
12月19日に、小学校コースの29名が陶芸体験をしました。写真はその焼き上がり。陶芸の楽しさを実感していることは、先生をするうえでのアドバンテージ。










(参考)学習指導要「領図画工作」

第4章 指導計画の作成と内容の取扱い
2 内容の取扱いと指導上の配慮事項
(2) 版に表す経験や土を焼成して表す経験ができるようにすることに関する事項


ゼミの学外学習で 裁判所見学 模擬裁判体験

2016年02月17日 | 教育学科 初等教育コース
佐々木邦子ゼミの活動の紹介です。
 毎年恒例の裁判所見学に今年も3・4年ゼミ生全員で行ってきました。今回は初めての試みで、裁判所が実施している模擬裁判をさせていただきました。これは、裁判長、裁判官、検察官、弁護士、被告人、証人の役を学生が演じるものです。模擬とはいえ、学生には緊張感とともに裁判の重要性を再認識する貴重な体験となりました。
画像はありませんので、大通りの雪まつり会場を通り、交流の場に向かう途中の写真を掲載いたします。

(佐々木 邦子)

ゼミ活動で研究発表

2016年02月15日 | 教育学科 初等教育コース
ゼミ活動の一部を紹介します。3年生が学会発表を経験しました。

 CIEC(コンピュータ利用教育学会)北海道支部主催、『PCカンファレンス北海道2015』が、去る2015年11月14,15日に北見工大を会場に開催されました。

 
(北見駅に降り立つと、北翔大学の広告が目に飛び込んできました。)


ゼミ所属の3年生が『北海道の小学校教育におけるICT利活用方法の検討―教職課程履修学生の視点から―』というタイトルで、研究発表をしました。
 夏休みの教育実習終了後、発表までの約2ヶ月、怒涛の日々を経て、無事当日を迎えました。幸いにもフロアからは複数質問をいただき、温かくかつ厳しい激励を受けたことは彼らにとって得がたい経験であったと考えます。また、2泊3日の北見への研修活動で、結束力を確かにしたようです。
 写真は、発表風景と、発表を終えて、充実感と疲労感いっぱいの記念の一コマです。








彼らは、この4月から4年生となりますが、この春休み期間を利用して、将来に向けた勉強に一生懸命に、励んでいます。


(小杉直美)

「子どもいきいきプロジェクト~じぶんだけのどうぶつえんをつくろう~」開催

2016年02月11日 | 教育学科 初等教育コース
 ゼミ活動についての学生の白田萌さんのレポートです。

 12月20日、所属する石塚ゼミで「子どもいきいきプロジェクト~じぶんだけのどうぶつえんをつくろう~」を開催しました。このプロジェクトは特別な教育的ニーズのある子どもたちを対象としたもので、9月からゼミのメンバー全員で準備を進め、なんとか当日を迎えることができました。学生の私たちにとって、子どもと関わることができる素晴らしい機会でした。まだまだ未熟ですが今回のイベントをきっかけに、少しずつ成長していければいいなと思います。次回のプロジェクトの計画も進めていくので、今回の経験を糧にして、更に実りのあるものにしていきたいです。

  

*子どもいきいきプロジェクトは江別市大学連携学生地域活動支援事業の助成を受けて実施しています

特別支援学校の指導・支援方法のための特別講義!

2016年02月05日 | 教育学科 初等教育コース

北翔大学北方圏学術情報センターPORTOにて、筑波大学附属聴覚特別支援学校(筑波大学附属聾学校)雁丸新一先生の特別講義を実施しました。

これから特別支援教育に関わることを希望する1年生から、来年度、特別支援学校で働くことが決まっている4年生まで、沢山の学生が参加し、聴覚特別支援学校における発音指導など、指導に関わる具体的な話を沢山お聞きすることができました。
将来、自分たちが教育に携わる姿が少しイメージできたのではないでしょうか。

今後も、特別支援学校の指導・支援方法に関しては、継続的に特別講義を実施していきたいと思います。

                            

文責:石塚

 


ジオ・フェスティバルのスタッフとして…

2016年02月04日 | 教育学科 初等教育コース

ジオ・フェスティバルとは、地球に関する様々な実験や観察に触れることのできる子供・一般向け科学イベントです。北海道内3カ所で毎年実施されているこのイベントに、北翔大学の学生達がスタッフとして参加しています。
イベントには、自らブースを出展するゼミ生がいたり、


人手の足りないブースの手伝いをする学生がいたり、


時には、卒業研究のテーマとして、体験プログラムの開発を行う学生もいます。




教員を目指す学生達は、直接子ども達の思考に触れたり、いきいきとした表情に出会ったりできる良い機会となります。
このような活動に参加している学生達は、学校外の子ども達の様子を想像できるすばらしい先生になるかもしれませんね。


おもしろ算数教室

2016年01月13日 | 教育学科 初等教育コース

北翔大学初等教育コースで続いている「おもしろ算数教室」では、学生が学んできたことを 実際の小学生を相手に 力を発揮するところ。

小学生にとっては 算数のおもしろさを 学校とはまた少し違う視点から 味わうところ。優しいお兄さん、お姉さんと笑顔で学ぶ時間でもある。

 

小学校でやっているようにチームティーチングの方法を取り入れている。

どうしたら、楽しく学んでもらうことができるか、そのための教材研究が 試される場でもある。

このバスを見かけたら、「あ、大学生が 外に出て学びに行っているのだな」と思ってください。


特別支援実習講義 模擬授業に向けて

2016年01月13日 | 教育学科 初等教育コース

放課後、「特別支援実習講義」で行う模擬授業のために、具体的に教材を作っています。ブラックボックスを作っていますが、話し合いながらよりよいものにしようとしています。

下の写真は模擬授業のための指導案(ただし、まだ書きかけ)です。北翔大学の教員は、学校現場経験者が多く、実際に現場で実践できる内容が求められます。

また、そのことで、学生も努力すべきことが明確になり、力もどんどん高めていきます。