明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

教育は奇を衒うな

2007-12-09 | 教育
>塾講師:公立中に招き夜間授業 東京・杉並

>リクルート出身の藤原和博氏が校長を務める東京都杉並区立
>和田中学校で、来年1月から、大手進学塾「サピックス」
>(中央区)の講師を招き、2年生を対象に夜間、学力向上に
>向けた授業をすることが分かった。
>保護者から授業料を集め希望する生徒を対象にするという。

>公立中の中で進学塾が定期的な授業をするのは極めて異例で、
>公立学校と塾のあり方をめぐり、波紋を広げそうだ。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071209k0000m040109000c.html

「アンチゆとり」を強く主張し続けてきた私だが
これには、どうしても違和感をぬぐえない。

この違和感はどこから来るのだろうか?

おそらく、学校には学校の良さがあるし、
塾には塾の良さがあるが、それは水と油であって、
中途半端に融合させても、さらに良いものが作れるとは
思えないということだろうか。

学校というのは良くも悪くも世の中の建前を
代表する場所であり、塾は本音を代表する場所だと思う。

ここでは、別に建前が偉いとか、本音が偉いとか
言いたい訳ではない。

ただ、どちらも人間が生きていく中で必要なもの
なのである。

だから、どちらも誇りを持って自らの価値観や
存在意義を主張して欲しいのである。

それを、どちらも及び腰で、自らの足らない所を
相手に補ってもらいます、みたいな卑屈な態度を
取るのをみせて、子供達が彼らについて行きたいと
思うだろうか?

そんなコウモリみたいな大人の姿は
子供たちには見せたくない。

何か最近、マスコミ受けを狙ったような
奇を衒った教育方針があちこちで見受けられるが、
教育ってもっと地道にやるべきものではないのか?

こんな方法でしか存在意義をアピールできないような
民間人校長であるならば、とっとと首を切った方が
よいのではないだろうか。

それにしても、こんな中学校の学区に住んでいなくて
良かったと心の底から思う。

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