Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

金沢21世紀美術館長 秋元雄史氏 講演

2009-06-28 07:14:00 | 2ndS 街のこと、地域のこと

白山商工会議所青年部6月例会として、

金沢21世紀美術館館長の秋元雄史さんの講演が行われました。

 

秋元さんは、金沢への着任前、

瀬戸内の直島を美術館運営や島のひとびととの交流によって活性化させ、

現在では年間30万人の来島者があるまでに成長させた

プロジェクトの仕掛け人であった方です。

 

P6260008  

人口わずか3500人の島に人を呼ぶ。

はじめは島に、あきらめや自信喪失の空気が蔓延していたといいます。

ひとつひとつの案件、ひとりひとりの相手を説得し、

理解し協力してくれる人を集め、

輪が広がっていく。

 

工夫と仕掛けをちりばめた15年の積み重ねは大きな成果を発揮しています。

 

P6260013  

今回の講演の趣旨は、

私たちの白山市に建設される北陸新幹線総合車両基地を活用し、

見学施設を魅力的なものとするなどで

交流人口を作り出そうという試みのヒントを得よう、

というものです。

  

今回のお話しで得られたヒントのポイントを、私なりにまとめると…

 

1.どんなひとに来て欲しいか、ターゲットをしぼる。

 

2.そのひとたちにとって「聖地」といわれるくらいにつくり込みが必要。

 

対象を漠然と広げてなんだかわからないものしないこと、といえます。

 

3.一見、短所と思える他とちがった点を逆に長所として利用する発想。

 

4.想像とは、いい意味でひとを裏切るということ。驚きや非日常。

 

5.ベースで街の文化や歴史、生活と結びついていること。はずしすぎると定着しない。

 

6.自分たちが主人公であるように、ストーリーをつくっていく。

 

アイデアや発想を、なぜこの街でやるのか、

という基本的な結びつきのあるところまで磨き上げるということでしょうか。

 

7.高いクオリティの意識をもつ。

 

8.いっしようけんめいやっているとひとが集まる。

 

9.自分たちの場所を自分たちで考え抜く主体性。

 

10.最終的には、私たちの覚悟の問題。

いや、自分の覚悟、ということでしょう。

○○の熱意が足りない、と他人のようなことをいわないということでしょうか。

 

やはり、キーワードは情熱です。