木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

アベリア クマバチの盗蜜

2019-07-21 07:40:48 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  25.2℃   昨日の最高気温  29.6℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  15.9℃   昨日の最高気温  21.3℃

台風の影響か
雨が降り続いていたが
昨日は朝から
時々青空ものぞく
天気になった。


二日ぶりで
歩き始めるが
何となく体が重い。


ものの5分
歩いただけで
汗が噴き出してくる。


昨日までの雨の影響で
湿度が高いせいだ。


何とかUターンする
公園までたどり着いた。


公園の入り口では
むせ返るような
香りを放ち
アベリアの花が満開だ。


近づいてみると
無数のクマバチが
羽音を立てて
飛び回っている。


雨続きで
よほど空腹なのだろうか
夢中で蜜を吸っている。


筒状のアベリアの花に
横からしがみつき
根元に口吻を刺し込み
盗蜜をしているのだ。


すぐそばで
カメラを構えても
まるで無頓着
お構いなしだ。


一塊になって
咲いている花を
順番に抱きかかえ
盗蜜を繰り返す。


ひと通り吸い終わったら
次の花の塊に移動
たくさんのクマバチが
同じ行動を
繰り返している。


花にとったら
花粉も運んでもらえず
蜜だけとられて
大損だろう!


よく見ると
ほとんどすべてが
雌ばかりだ。


藤が咲いている頃
あれだけ花のまわりで
ホバリングしながら
雌を待ち伏せていた雄は
どこに行ったのだろう?
それとも
今回は偶然雌ばかりなのか?

(クマバチの雄 雄は刺さない 顔の白い三角の模様が目印 2018.6.19撮影)撮影


(口吻からのびる舌 吸うと言うより舐めとると言った感じか? 2018.6.19撮影)

疑問は残ったが
たくさん写真を
撮らせてもらい
Uターンして
帰路についた。






ジニア 百日草

2019-07-20 08:02:13 | 木曽Now

大阪アメダス    今朝の最低気温  23.9℃   昨日の最高気温  27.1℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.9℃   昨日の最高気温  20.8℃


今年も公園で
ヒャクニチソウの花が
咲いている。




この花が咲きだすと
素通りできなくなる。




名前通り
花期が長く
目にしないのは
寒い時期だけのような
気さえする。


この花はキク科で
花の中心部の筒状花と
それを取り巻く
舌状花からなる。


もちろん
まわりの舌状花も
長く咲き続けるのだが
花の中の花
中心部の筒状花が
周りから中心に向かって
長期間咲き続ける。



(2017.7.30撮影)

筒状花の花冠は
黄色で5裂している
花が終わると
雌しべの柱頭が伸び
リボンのように
残っている。


普通
キク科の花は
コスモスの花に
代表されるように
舌状花が
美しいものだ。


ヒャクニチソウの花は
花の中に小さな花が
ぐるりと咲いているため
より豪華に見える
メキシコ原産
だけのことはある。


今年もまた
写真を撮ってしまった。




ジュズダマ こちらは雌性先熟

2019-07-19 07:29:42 | 木曽Now

大阪アメダス    今朝の最低気温  22.8℃   昨日の最高気温  30.8℃   天気  雨
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.8℃   昨日の最高気温  21.1℃

同じ川沿いで
雌性先熟の花が
咲いています。


昔は小川の岸辺や
空き地のどこにでも
見られた植物
ジュズダマです。


子供の頃
祖母がお手玉に
入れていた記憶が
あります。


最近は見なくなりましたが
散歩道では
ジュズダマが
近所の小学校の
環境学習で
植えられています。


名前はそのまま
数珠玉!
実際に
数珠の玉として
使われたかどうか
定かではありません。

(2017.9.30撮影)

これほど
植物と名前が
ぴったり合うのも
珍しいのではと
思います。


イネ科の花としては
その構造がとても
ユニークなのですが
今回はその説明は
置いておきます。


つぼのようなもの(苞葉鞘)から
雌花の糸状の柱頭が
外に出ています
もちろん受粉可能です。


しかしその時
雄花は閉じたままです。


雄花の葯が黄色く
なっている花の
柱頭はと言うと
もう枯れています。




このイネ科の
ジュズダマも
雄花より雌花を先に
熟させて
自家受粉を
避けています。


虫媒花の植物は
雄性先熟が多く
イネ科など
風媒花の植物には
雌性先熟の花が
多いと言われています。









ヨウシュヤマゴボウ 雄性先熟の花

2019-07-18 07:48:42 | 木曽Now

大阪アメダス    今朝の最低気温  25.7℃   昨日の最高気温  31.7℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.3℃   昨日の最高気温  25.0℃

川沿いの散歩道で
ヨウシュヤマゴボウの
花が咲いている。


秋になると
葉が紅葉し
果実が毒々しい色で
よく目立つが
花はあまり目立たない。


花をよく見ると
不釣り合いなほど
大きな子房が
存在感を示している
まるでカボチャだ!


穂のようになった花は
根元の方から順番に
咲いていくので
色々なステージの花が
見られる。


雄しべの葯が
ついている花には
雌しべの柱頭が
まだ伸びていない。


また
雄しべの葯が
落ちてしまっている
花の柱頭は
受粉出来ますよと
開いている。


ヨウシュヤマゴボウの花も
自家受粉を避けるため
雄しべと雌しべが
熟す時期をずらしている。


アリなどの小さな昆虫が
よく訪れているので
蜜もたっぷりあるようだ。







アフリカフウチョウソウ 今年も出会えました

2019-07-17 07:54:27 | 木曽Now

大阪アメダス    今朝の最低気温  23.7℃   昨日の最高気温  32.8℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  14.0℃   昨日の最高気温  22.5℃


先日
しいちゃんさんのブログで
アフリカフウチョウソウの花が
アップされていた。


今年も咲いているか
気になったので
散歩道から少しそれた
学校のフェンス沿いを
ゆっくりと歩いた。


咲いていました!
探していないと
見つからないほど小さい
薄いブルーの可愛い花が
いくつも咲いています。


早いものは
細長い果実に
なっているものさえ
あります。


去年
この同じ場所で
見慣れぬ花を見つけて
名前を調べました。


花は小さいが
セイヨウフウチョウソウ
クレオメに
よく似ている。

(セイヨウフウチョウソウ)

セイヨウフウチョウソウは
蕊が飛び出し
写真の画面に収まらないが
アフリカフウチョウソウは
こじんまりしているので
アップに耐える。


雰囲気は
ツユクサの花にも
似ている気がする。


ピンと立っている
花弁は3枚のものと
4枚のものが
あるようだ。


昨年より
幾分勢力範囲を
広げているような
気がする。


帰化植物とは言え
今年も出会えたら
嬉しいものだ。




クマゼミ 早くも蝉時雨

2019-07-16 07:41:11 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  22.5℃   昨日の最高気温  29.7℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  17.2℃   昨日の最高気温  25.1℃

散歩道の公園で
もうクマゼミの
蝉時雨が
始まっている。


大阪の梅雨明けは
来週以降に
なりそうなのに
この公園では
もう夏の雰囲気だ。


散歩の途中から
雨が降り出し
今日はクマゼミ
鳴いていないだろうと
公園に近づくと
シャアシャアとも
ワシワシワシとも
表現しずらい
大合唱が
聞こえてくる。


公園には
トウカエデ
アキにレ
ソメイヨシノ
センダンの木が
多く植えられているが
特にソメイヨシノと
センダンに
多く集まっている。


木にとまっている
セミを下から
目視したところ
雄ばかりである。


また抜け殻を
調べてみても
雄ばかりで
雌の発生は
まだのようである。

(雄の抜け殻)

(雌の抜け殻 産卵管が見える)

今鳴いている雄は
これから羽化する
雌のための
予行練習なのか?


雌が現れると
この鳴き声に
磨きがかかり
更にやかましく
なりそうだ。


蝉時雨とは
俳句では夏の季語
風流な感じもするが
クマゼミの大合唱は
風流さは微塵もない。


梅雨が明ければ
大阪では
本格的なクマゼミの
季節だ!






アオサギとカルガモ

2019-07-15 07:52:11 | 散歩道の鳥たち

大阪アメダス    今朝の最低気温  21.9℃   昨日の最高気温  26.2℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.5℃   昨日の最高気温  19.7℃

散歩道で
見かける鳥は
相変わらずの
珍しくもない
鳥たちである。


アオサギと
カルガモが
仲よく?
川の中の石の上に
乗っていた。


見えていないが
カルガモの向こうには
ミシシッピアカミミガメがいる。


何を見ているのだろう
同じ方向を
むいている。


やおら
アオサギが動き出した
あろうことか
カルガモに
近づき始めたのだ。


さすが大きい
アオサギは
余裕をかましている。


途中
魚が近づいたのか
鋭い眼差しを
水の中に向ける。


一瞬であきらめ
更にカルガモの方に
近づく。


さすがに
カルガモも
安全な距離感が
保てず水の中に
退避する。


その瞬間
アオサギは
カルガモのいた場所から
飛び立った。


カメが
踏みつけられたのではと
思える場所からの
飛行だった。




ハキダメギク 綺麗な花です

2019-07-14 07:36:34 | 木曽Now

大阪アメダス    今朝の最低気温  21.1℃   昨日の最高気温  27.3℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  14.6℃   昨日の最高気温  22.3℃

大阪の散歩で
久しぶりに
ハキダメギクを
見つけた。


いわゆる
道端や空き地に
生える雑草であるが
よく見ると
なかなか
美しい花である。


黄色い筒状花の
まわりに
先端が3裂した
白い舌状花があり
可愛い花である。


牧野富太郎博士が
命名したと言うが
実際に発見したのは
弟子の学生さんだったと
植物園の学芸員さんに
聞いた記憶がある。


「掃きだめに鶴」と言う
言葉があるが
掃きだめと言う言葉は
今の若い人たちには
死語になりつつ
あるのではと思う。


昔は町内に
ごみを掃き集めて
捨てる場所があった。


今のゴミ集積場とは
ちょっと違うと思う。


名前は別にして
好きな花の
ひとつではある。



マメコガネ  Japanese Beetle

2019-07-13 07:44:04 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  23.4℃   昨日の最高気温  30.2℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  13.8℃   昨日の最高気温  22.7℃

今日も
木曽発のブログです。



開田高原の散歩中
出会わなかった日はない
と言うくらい
毎日出会っていたのが
Japanese Beetle
マメコガネだ。


それも交尾中の
マメコガネをよく見た。


日本の在来種で
1916年
北アメリカに侵入し
農作物に
深刻な被害を及ぼし
ジャパニーズビートルと
恐れられた。


よく見ると
薄茶色の翅を持ち
胸の金属光沢が
美しく
腹部の白い線も
なかなか粋でもある。


カメラを構えると
後ろ脚をビューンと
伸ばす。


初めは
偶然だろうと
思っていたのだが
どの個体も
カメラを向けると
まるでポーズをとるように
脚を伸ばす。


体を少しでも大きく
見せるための
威嚇なのか?


それとも
飛ぶ準備?


まさか
エアロビクスでは
ないだろう。


害虫に違いないが
なかなかユニークで
可愛い甲虫である。



オカトラノオ 虎のしっぽ

2019-07-12 07:57:15 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  20.8℃   昨日の最高気温  25.3℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.0℃   昨日の最高気温  18.3℃

今日は三か月検診のため
昨夜遅く大阪に
戻りました。


大阪にいますが
内容は木曽発です。



開田高原の
草原や道沿いで
オカトラノオの白い
花穂が目立ってきた。


蕾のものがまだ多いが
花をつけている株が
増えてきている。


花が並んで咲き
尾のような花穂に
なっている植物を
トラノオと
呼ぶようである、


伊吹山の名前を持つ
イブキトラノオや
ルリトラノオなど
植物の科も多岐にわたる。


イブキトラノオは
真っすぐ立ちあがり
虎の尾には見えない
ルリトラノオは
虎と呼ぶには
美しすぎる。


と考えれば
このオカトラノオあたりは
蕾の時から
横になびいていて
虎の尾に一番近いかも?!


一つひとつの花を
じっくり見ると
よく整っていて
とても可憐だ。


花が穂先まで
咲き進むと
根元の花が
傷んでくるので
咲き始めの
この時期が
一番美しいようだ。