木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ツリフネソウ カメレオン似

2019-09-09 07:48:57 | 木曽Now

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木曽町新開      午前7時の気温  20.0℃     今朝の天気  晴れ

開田高原を
歩いていると
少し湿り気のある所や
流れの近くなどで
ツリフネソウが
群生している。


見るからに
面白い形をした
花である。


細い花柄から
つり下がっている
花の姿を
船に見立てて
名前が付けられている。


花の後ろの方は
渦巻のように
巻いている。


距(きょ)と呼ばれ
蜜がたっぷりと
入っているらしい。


船と言うより
カメレオンを
思い浮かべてしまうので
カメレオンソウと
呼びたいぐらいだ。

(ネットからお借りしました)

花のつくりが
面白そうなので
ハサミで
切り開いてみた。


よく見ると
花柄が蕊と
繋がっている。


それも
やじろべえのように
絶妙の場所で。


自然の妙としか
言いようがない。


雄しべは
白い葯が下向きに
開いているようだ。


雌しべは
まわりを雄しべが
取り囲んでいるため
緑色をした
一部しか見えない。


雄しべの葯が
落ちてから
受粉すると
書かれているが
見た花すべてで
雌しべが
見えていない
朝のせいもあるのか?


どうやら
雄性期が終わったあと
雌性期になる
雄性先熟の花のようだ。


それにしても
この細い渦巻の中の
蜜を吸い取る
マルハナバチの
口吻はどれほど
長いのだろう?