英国民統計局が19日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比10.1%上昇した。伸び率は前月(9.9%)から拡大。約40年ぶりの大きさとなった7月(10.1%)の水準に戻り、インフレ圧力の根強さが示された。
変動の激しい食品やエネルギーなどを除いたコア指数も6.5%上昇と、伸び率は前月(6.3%)を上回った。住宅・水道光熱費が最も大きく伸びたほか、食品・非アルコール飲料、輸送などが2桁の上昇率となった。
急激な物価高を抑えるため、イングランド銀行(中央銀行)は8、9月にそれぞれ0.5%の大幅利上げを実施。11月3日の次回金融政策会合でも引き上げを決めるとみられている。
急激な物価高を抑えるため、イングランド銀行(中央銀行)は8、9月にそれぞれ0.5%の大幅利上げを実施。11月3日の次回金融政策会合でも引き上げを決めるとみられている。
日本では、経済同友会の桜田謙悟代表幹事が19日の記者会見で、物価上昇が続く中での2023年春闘への対応について「一定程度これ(物価高)を補填(ほてん)する意味も含め、賃上げが必要だ」と述べた。
ただ、連合が賃上げ要求を5%程度とする方針を示していることについては、日本の国内総生産(GDP)成長率などを踏まえ「平均5%は相当厳しいと思う」と指摘。円安も絡み、 賃金の上昇が物価に追い付いていませんね。
ただ、連合が賃上げ要求を5%程度とする方針を示していることについては、日本の国内総生産(GDP)成長率などを踏まえ「平均5%は相当厳しいと思う」と指摘。円安も絡み、 賃金の上昇が物価に追い付いていませんね。