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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

米国・強い雇用統計を受けて金利が上昇、株は3日連続下落

2022-10-09 07:05:13 | 日記
 7日のNY株式相場は大幅に3日続落。注目された米9月雇用統計で失業率が予想以上に低下したことで、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げ継続見通しが強まった。米10年債利回りは前日の3.82%台から3.88%台に上昇し、金融政策に敏感な米2年債利回りは4.25%台から4.31%台に上昇した。  ダウ平均は下落してスタートすると、終盤に784ドル安まで下落幅を拡大し、630.15ドル安(-2.11%)の29296.79ドルで終了した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.80%安、3.80%安となり、主要3指数がそろって大幅に3日続落した。  半導体株の下落も相場の重しとなった。第3四半期の売上高が会社見通しに届かないと警告したアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が13.87%安と急落し、エヌビディア、アプライド・マテリアルズも6-8%下落。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は6.06%安と大幅続落となった。  週間では、ダウ平均が1.99%高、S&P500が1.51%高となり、ナスダック総合も0.73%高とプラス圏で終了。そろって4週ぶりの反発となった。
 寄り前に発表された米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が26.3万人増と前月分の31.5万人増から減少し、市場予想の25.0万-27.5万人増の範囲内となった。平均賃金は前月比+0.3%と予想と一致し、前年比では+5.0%と予想の+5.1%を下回ったものの、失業率は3.5%に低下し、前月分と予想の3.7%を下回る強い結果となった。FRBが積極的な利上げを続ける中でも雇用の強さが確認されたことで、利上げペースの減速期待が後退。CMEのフェド・ウォッチが示す11月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ確率は前日の75%から80%に上昇した。4回連続の0.75%利上げは異例で、置いてきぼりの、日本の株式市場は休み明け、波乱含みの展開になりそうです。
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