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『名も無く豊かに元気で面白く』

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天津大爆発事故 日系企業直撃 世界4位の貨物取扱量を誇る天津港マヒ

2015-08-16 08:24:15 | 日記

甘栗や肉まんで有名な中国天津市の工場爆発事故で死者が112人を超え有毒ガスが発生し進出日本企業にも大打撃です。火災は鎮火しましたが交通も生活も遮断されたままです。地政学的リスクと言えばそれまでですが、規制の緩い工場地帯の怖さをまざまざと見せつけました。これだけの大事故になれば破壊された日系工場は再開よりも他国に移転もしくは完全撤退に傾くでしょう。港湾都市天津は日本とも馴染みが深く多くの日系企業が進出していました。もともと人件費の高騰で苦戦して撤退のきっかけ待ちしていた日系企業には撤退を理由づけできるチャンスかもしれません。従業員解雇など撤退条件が4年ぐらい前から厳しくなり撤退できずに損失を垂れ流していた企業も多いはずです。政府や天津市の引き留め工作で残る企業もいるでしょうが、今後発生するであろう日系企業の相次ぐ撤退はそこで働く多くの天津市民にも影響を与えるかもしれません。

【北京以下コピー】中国天津市の経済技術開発区「浜海新区」で起きた爆発で、国営新華社通信は15日、死者が104人に増えたと報じた。爆発現場付近では有毒物質のシアン化ナトリウム700トンが検出され、その特殊処理作業などのため、現場から3キロ以内の住民らが退去を命じられたとも一時伝えられた。現在も付近では断続的に小規模の爆発が起きており、救助作業や原因調査は難航している模様だ。

一部中国メディアによると、現場付近では15日、警官が「(現場付近から)3キロ以内に立ち入ったり、車を停車させたりしてはならない」と呼びかけ、迅速な退去を求めた。現地本部も3キロ以上離れた場所に移ったという。地元のボランティアらもマスクを着けて移動した。 新華社によると、地元当局は15日の記者会見で、現場の倉庫付近のコンテナ集積地などにはシアン化ナトリウムなど15種類以上の化学物質があるが、未登記のコンテナもあるため、正確な量などの把握には時間がかかるとの見方を示した。

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