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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

中国人民元の切り下げでアジア通貨危機再燃?経済構造の改革路線や人民元の国際化は大幅に後退した

2015-08-12 09:44:46 | 日記
政策的に高値を維持してきた中国人民元がドルに対して突然の切り下げです。しかも2日連続です。中国観光客の爆買いなどの影響でドル調達が難しくなってきたのか憶測を呼びます。元安となり予約期間が終了すれば爆買いツアーは下火になるかもしれません。元につられタイや台湾、韓国の通貨も連れ安です。当てにならないものを当てにして先行投資した企業は堪りませんね。今後世界をリードする産業は昨日ブログで紹介したバフェットによれば金融や保険ではなく宇宙ビジネスです。そう考えればお金儲けは国情を全く知らず地政学的リスクをしょい込むより国内宇宙関連への長期投資です。
 
以下コピー 中国の中央銀行、中国人民銀行は、11日、通貨・人民元の取り引きの目安として定めている「基準値」を、前日よりドルに対して2%近く切り下げたと発表しました。
中国の通貨・人民元の為替レートは、中国人民銀行が取り引きの目安として日ごとに「基準値」を定め、その値から上下2%以内に変動を抑えることにしています。中国人民銀行は、11日の基準値を1ドル6.2298人民元と定め、10日の1ドル6.1162人民元から1.8%余り切り下げたと発表しました。人民元の為替レートのドルに対する基準値が、前の営業日に比べて2%近くの大幅な切り下げとなるのは異例のことです。
また、中国人民銀行は基準値の計算の方法についても、11日からドルに対するレートの前日の終値を参考にすると発表し、より実勢のレートを考慮する姿勢を強調しました。一連の対応について中国人民銀行は、「為替レートによる調節機能をこれまで以上に発揮できるようにした」と説明しています。中国経済を巡っては、最新の統計で輸出と輸入が、ともに去年の同じ時期を下回るなど先行きの不透明感が増していて、中国政府としては円やユーロなどに対して値上がり傾向にあった人民元を切り下げることで、国内の製造業を支援し景気の下支えを図るねらいもあるとみられます。

国の通貨、人民元の基準値が切り下げられたことを受けて、中国への輸出額が大きい韓国や台湾を中心にアジアの通貨が軒並み売られる展開となっています。このうち日本時間の午後3時の段階で、韓国のウォンがドルに対し、10日からおよそ1.8%下落したほか、台湾では台湾ドルがおよそ1%、タイのタイバーツも0.8%、それぞれ値下がりしています。

もはや方向性を見失ったようです。8/13も人民元を切り下げしかし、中国経済の専門家柯隆氏によれば一方的なキャピタルフライトを恐れ上げ下げを繰り返し下げに向かわせるようです。➡中国人民銀行(中央銀行)は12日、上海外国為替市場でドル売り介入を実施したもようだ。
 市場関係者が明らかにした。人民銀はこの日、為替取引の目安となる対ドル基準値を前日に続いて大幅に引き下げたが、外資流出などマイナス面が大きいことから、急激で行き過ぎた元安は望んでいないことを示した形だ。

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